連載
日々、当たり前に店を開けること
2023/10/31
一冊の本に出会うことは、新しい扉をひらくこと。たとえば頭や心にもやもやと霧がかかっているようなとき、世界の未知の側面に手を伸ばしたいとき、旅に出たとき、いつもは歩かない街に行ってみたいなとふと思ったとき……。そんなとき、本屋を訪れてみるのはいかがでしょう?
この記事では、me and youがおすすめしたい本屋さんをご紹介します。me and youが出版している小さな本を取り扱ってくださっている独立系の書店を中心に、自分の意思でお店を立ち上げたり、心地よい方法を日々工夫しながら、その土地に根づいた場所づくりを行っているお店たち。つくり手の表情が見える本屋は、そこに集まった人たちが想いや考えを交換したり、学びあうような場になったりしていることも。訪れればきっと、さまざまな形の居心地のよさに出会えるような本屋たちです。
今回ご紹介するのは、兵庫県神戸市にある「1003」。店主の奥村千織さんに言葉を寄せていただきました。記事の最後には、『あの本屋に行こう』のGoogle Mapも埋め込んでいるので、お散歩や旅のおともにぜひご活用くださいね。
1.どんなことを大切にしている本屋ですか?
日々、当たり前に店を開けること。
2.選書のこだわりは?
その本の向こう側にお客様の顔が見える本を選ぶことが多いです。
3.お店の空間のこだわりは?
黒い壁。窓が大きくかなり明るかったのと、世の中に対する反抗で黒にしました。今では黒でなければいけなかったと思っています(内装担当より)。
4.「わたしとあなた」というテーマで、おすすめしたい本を1冊教えてください。
100年前、男性作家の陰に隠されながらも書き続けた彼女たちの声が、今を生きるわたしの行く先を照らす。意識を変えるきっかけをくれた本。これまでもこれからもずっと大切にしたいです。
📍書店情報
1003
住所:〒650-0023 兵庫県神戸市中央区栄町通1-1-9 東方ビル504号室
営業時間:12:00-19:00
定休日:火曜・水曜
URL:
書店 | 1003 | 兵庫県
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🚶♀️本屋を訪れてみよう
me and youがご紹介したい本屋を地図にまとめました。
1003さんのほか、全国の本屋を都度更新していきますので、おでかけのお供にチェックしてみてくださいね。
奥村千織
神戸・栄町の本屋1003店主。本を読むのがおそいです。
プロフィール
2023年11月11日(土)にウィメンズネット・こうべ代表の正井禮子さんを囲む会”「女たちの家」から「六甲ウィメンズハウス」へ”を開催いたします。要予約。詳細はリンク先にてご確認ください。
「女たちの家」から「六甲ウィメンズハウス」へ │ 1003
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