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リンク集

働き方・仕事に関するリンク集

正社員もアルバイトもフリーランスも。権利と義務、相談窓口を知る

正社員、派遣、パート、アルバイト、フリーランス。多様な働き方が存在していますが、働くときの権利と義務や相談できる窓口を知ることで、悩みの解決に向かう糸口が見つかるかもしれません。このページは、労働条件について知ることができるサイトや、国や労働組合などが提供している労働に関する相談窓口、ハラスメントで悩んでいるときに参考になるサイト、仕事ができなくなって生活に困っているときに参考になるサイト、多様な働き方について知ることができるサイトなどを紹介しています。

このリンク集は、労働組合で働いている文筆家の西口想さんにご協力いただきながらつくりました。いただいたコメントもご紹介します。

西口想さん
以下に紹介されている行政や労働組合、弁護士などの相談窓口にためらいなく連絡できる人は少ないと思います。働きながら何かひどい目にあったり、トラブルに巻き込まれたりすることはよくありますが、どうしたらそれを解決や改善に向かわせられるのか、基本的な知識やノウハウが共有されていないためです。相談をためらう気持ちは自然なものです。まずは信頼できる身近な人に話を聞いてもらい、それから専門家に相談するのが良いと思います。
安全な環境で働くことは、すこやかに生きる上で最も大切な条件の一つです。働く場が安全でないときにすばやく適切な第三者に相談できるスキルは、働き続けるためにも不可欠だと私は思います。相談はすればするほど上達します。
ときに行政などの相談窓口では不本意で冷たい回答しか得られないかもしれません。相談を受ける側の個性もあり、コミュニケーションのギャップに傷ついたりする可能性もあります。ただ、それぞれの相談窓口では専門家だからこそ言えることやできることの限界があり、それを理解することで相談する力がついていく面もあります。医師やセラピストとの相性があるように、労働・生活相談にも相性があるので、複数の相談先を持っておくと心強いです。
相談をする人は「私の話なんかで……」と、つい相談する相手に申し訳なく思うこともあるかもしれません。ですが、相手の重大な問題について相談をされると、相談される側もエンパワーされることがよくあります。安全ではなくなってきたなと思ったら、なるべく早めに複数の相手に相談して下さいね。

仕事の労働条件について知る

確かめよう労働条件:労働条件に関する総合情報サイト|厚生労働省

厚生労働省による労働条件に関する総合情報サイト。雇用契約、労働時間、賃金など労働条件に関する疑問にお答えするQ&A、法令・制度や相談機関、労働条件に関する裁判例などをチェックすることができます。

しっかり学ぼう!働くときの基礎知識

「確かめよう労働条件」内にある、働くときの権利と義務について学べるページ。仕事を探すとき、採用されるとき、退職するときに気をつけることや、アルバイト先でのトラブル、ハラスメント、賃金や労働時間などについて、シチュエーションごとにどのように対応すべきか説明。

確かめようアルバイトの労働条件

「確かめよう労働条件」内にある、アルバイトをめぐるトラブルや疑問について、解決するためのポイントを確かめられるページ。給料、勤務時間・残業、病気や怪我、ハラスメント、解雇や退職についてなど、さまざまなケースにおける比較的短く読みやすい説明がされています。

働き方・休み方改善ポータルサイト

厚生労働省による企業・社員それぞれが「働き方・休み方改善指標」を活用して自己診断をしたり、企業の取組事例や働き方・休み方に関する資料などを確認することができるサイト。「社員向け自己診断」では自分の職場での働き方・休み方の状況を確認することができます。

労働にまつわることで相談する

総合労働相談コーナー

職場のトラブルに関する相談や解決のための情報提供をワンストップで行う、厚生労働省の全国の窓口の案内。解雇、雇止め、配置転換、賃金の引下げ、募集・採用、いじめ・嫌がらせ、パワハラ、性的指向・性自認に関する問題などのあらゆる分野の労働問題を対象としていて、学生・就活生や、多様な言語に対する相談も受けています。

労働条件相談「ほっとライン」

労働条件をめぐる悩みや不安・疑問を相談できるフリーダイヤルのホットライン(厚生労働省の委託事業)。違法な時間外労働・過重労働による健康障害・賃金不払残業などの労働基準関係法令に関する問題について、専門知識を持つ相談員が、法令・裁判例をふまえた相談対応や各関係機関の紹介などを行います。無料で通話できるフリーダイヤルで、13言語に対応。

日本労働組合総連合会(連合)

働く人や生活者に寄りそい、職場レベルの課題から社会的な問題まで解決を目指すのが労働組合。「連合」は700万人の仲間が加盟する労働組合のナショナルセンター(全国中央組織)で、“働く”に関する不安や悩みを抱えた人に向けてフリーダイヤルの窓口も用意されています。

全国労働組合総連合(全労連)

「全労連」も労働者・国民の利益を何よりも大切にするナショナルセンター(全国中央組織)。労働法制や賃金闘争にまつわる情報発信のほか、非正規雇用労働者の待遇に対し行動する「非正規センター」の活動や、非正規差別やコロナ禍での解雇、ハラスメントなど多様な労働にまつわる相談を受け付けるフリーダイヤルの電話相談・メール相談も行っています。

日本労働弁護団

憲法で保障された労働者と労働組合の権利を擁護することを目的として、全国の弁護士によって組織された団体。弁護士が対応する「日本労働弁護団ホットライン」を相談料無料で提供しており、必ず女性の弁護士が対応する「女性のためのホットライン」も提供。各地のホットライン、法律相談窓口の案内も掲載されています。

法テラス

国が設立した法的トラブル解決の総合案内所。相談すると、悩みを整理し、適切な相談窓口を無料で案内してくれます。弁護士・司法書士費用の分割払いを実施しているほか、収入・資産等が一定以下の方を対象には無料の法律相談も行っています。外国語話者の方へ他言語情報提供サービスもあり。

フリーランス・トラブル110番

職種問わず、フリーランス・個人事業主で契約・仕事上のトラブルに悩む方が利用できる窓口(厚生労働省の委託事業)。あいまいな契約、ハラスメント、報酬の未払いなどについて相談でき、弁護士が相談から解決までワンストップで無料でサポートしています。電話、メール、対面、Web(ビデオ通話)での相談が可能。

労働局の派遣労働者の相談窓口

新型コロナウイルス感染拡大に伴い、派遣労働者の相談窓口が全国の都道府県労働局に設置されています。派遣先から予期せぬ労働者派遣契約の契約解除などが行われ、労働契約も解除されてしまった場合などに相談ができる、各都道府県の電話番号が記載されています。

派遣ユニオン

正社員・派遣・パート・アルバイト等あらゆる雇用形態の労働問題を取り扱う労働組合で、働き方に関係なく、一人でも誰でも加入することができます。派遣請負などで働く人の権利向上、フリーシフトで働く人の不利益問題、均等待遇などの問題に力をいれており、毎週月曜は労働相談も実施しているそう。

働く人の「こころの耳相談」

一般社団法人日本産業カウンセラー協会が開設している、職場のメンタルヘルス対策のポータルサイト(厚生労働省の委託事業)。メンタルヘルス不調や、過重労働による健康障害などについて、電話、LINE、メールで相談を受け付けています。

ハラスメントで悩んでいるときに

※「労働にまつわることで相談する」も参考にしてください。

あかるい職場応援団

職場のパワーハラスメント問題の予防・解決に向け、問題に関する様々な情報発信を行なっているサイト(厚生労働省の委託事業)。ハラスメントの定義、類型と種類、裁判例などの紹介や、悩んでいる方の不安や苦労を和らげるための情報を提供しています。会社の外部で利用できる相談窓口の紹介も。

ハラスメント悩み相談室(0120-714-864(ナイヨハラス))

職場における、セクシュアルハラスメント、妊娠・出産・育児休暇等に関するハラスメント、パワーハラスメントのことで悩んでいる方・困っている方のための相談窓口(厚生労働省の委託事業)。電話またはメールで無料で相談でき、匿名も可能、プライバシー厳守を約束しています。

都道府県の労働雇用環境・均等部(室)

厚生労働省・都道府県労働局が提供している、職場でのセクシュアルハラスメントについての情報。被害にあったときに、無料で相談できる全国都道府県労働局 雇用環境・均等部(室)の電話番号が記されています。

仕事ができなくなったときに

ハローワーク

民間の職業紹介事業等では就職へ結びつけることが難しい就職困難者を支援するほか、一般的な職業紹介、離職・失業した際の失業給付、キャリア形成のための教育訓練給付金など、働く上での節目を支えるのが厚生労働省の公共職業安定所(ハローワーク)。このサイトで都道府県・地域から近くのハローワークを検索できるほか、専門的な相談ができるハローワークについても紹介されています。

生活保護制度 | 厚生労働省

困窮の程度に応じて必要な保護を行い、健康で文化的な最低限度の生活を保障する国の制度。相談・申請窓口を探したり、生活保護を受けるための要件や内容について確認したりすることができます。「生活保護を申請したい人へ」のページでは、生活保護の申請についてのよくある誤解が記載されています。

生活保護申請書のオンライン作成・FAXサービス(フミダン)

一般社団法人つくろい東京ファンドが開発した、webサイト上で生活保護の申請書を作成できる無料サービス。生活保護申請には決まった様式はなく、必要事項さえ記入されていれば申請ができます。お名前や住所(いま寝泊まりをしている地域)、収入についてなど、サイト上で項目に回答していくと、自分で申請書を作ることができます。また、東京23区の福祉事務所で申請する場合には、申請書をサイト上からFAX送信することもできます。

つくろい東京ファンド

「市民の力でセーフティネットのほころびを修繕しよう!」を合言葉に、東京都内で生活困窮者の支援活動を行ってきた複数の団体メンバーが集まり設立した民間団体。国の生活保護とハローワークの仕組みからこぼれ落ちてしまう人に対して支援を行っています。「コロナ災害を乗り越えるーいのちとくらしを守るなんでも相談会」を行うほか、フリーWi-Fiを使って、無料で全国から電話相談ができる「つながる電話WEB」も提供。

生活保護問題対策全国会議

すべての人の健康で文化的な生活を保障するため、福祉事務所の窓口規制を始めとする生活保護制度の違法な運用の是正など、社会保障制度の整備・充実を図ることを目的として設立された団体。法律家・実務家・支援者・当事者などで構成されています。
全国の地域ごとに相談を受け付けている支援ネットワークや、生活保護制度に関するQ&Aなども提供しています。

新型コロナ災害緊急アクション

新型コロナの影響でお困りの方からのご相談をメールフォームから受付。スタッフが直接お会いしてより詳しいお話を伺い、対応を一緒に考えていく形が基本。「反貧困ネットワーク/新型コロナ災害緊急アクション」が運営し、つくろい東京ファンドが運営協力として携わっています。

よりそいホットライン

24時間どこからかけても無料の電話相談(厚生労働省の補助金事業)。自殺予防、DV、性暴力、セクシュアル・マイノリティ、被災後の困りごとなどの専門回線が用意されています。外国語でも相談できます。

多様な働き方について知る

自分に合った働き方と仕事場を見つけるための「働き方用語集」

She is の2018年10月の特集「なにして生きる?」のなかで、企業の採用担当者や新しい仕事を探す人たちに数多く出会ってきた、求人サイト・CINRA .JOBの山本梨央さんとつくった「働き方用語集」。雇用形態、給与、福利厚生など、知っているようで実は知らない働き方にまつわる数々の用語を解説しています。

日本仕事百貨

日本全国のさまざまな生き方、働き方をしている人たちを紹介する求人サイト。求人情報に加え、コラムやイベント情報も掲載しています。各分野で活躍している方をゲストとして招きお酒を飲みながらゲストと一緒に会話するイベント「しごとバー」のアーカイブ映像なども見ることができます。

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