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リンク集

性暴力・性犯罪に関するリンク集

悩んでいるときの相談窓口、知ることができるウェブサイト

性暴力を受けてしまった。大切な友人・知人が性暴力で苦しんでいる。そんなとき、どこに相談したらいいのだろう? このリンク集では、性暴力・性犯罪にまつわる相談窓口をまとめました。また、性暴力についてわたしたち一人ひとりができることについて知れるウェブサイト、性暴力被害者のための支援機関構築を目指すための活動をしている団体、性暴力がない社会をめざして声をあげる活動、大学での活動なども紹介しています。

このリンク集は、性暴力・性犯罪に関する取材を重ねられているライターの小川たまかさんと、性暴力のステッカーなどもつくられている美容ライターの長田杏奈さんにご協力いただきながらつくりました。小川たまかさんのコメントもご紹介します。

小川たまかさん
性被害にあった人への支援や理解は、まだ充分とは言えない状況があります。けれど、その状況を改善するために、努力している人が多くいます。もしあなたやあなたの大切な人が被害にあったとき、あるいは何か不安を感じているとき、このサイトが少しでも役に立ちますように。

性暴力・性犯罪にまつわる相談窓口

性犯罪・性暴力被害者のためのワンストップ支援センター「#8891(はやくワンストップ)」

性被害を受けてしまったときのSOSに。#8891にかければ、最寄りのワンストップ支援センターに繋がります。72時間以内であれば、緊急避妊薬によって望まない妊娠のリスクを下げることができます。産婦人科医療やカウンセリング、法律相談などの専門機関とも連携し、被害によるさまざまな不安や心配ごとにいち早く相談に乗ってくれるダイヤルです。

Cure Time 性暴力の悩み、相談してみませんか?

内閣府による、性暴力のSNS相談窓口。年齢・性別・セクシュアリティは問わず、匿名のチャットで被害や困っていることを伝えると、相談員が解決策を一緒に考え、専門機関の紹介などもしてくれます。外国語でも相談できます。しかし、月・水・土曜日の週3回のみの対応なので、被害後まもない場合は#8891に。

性犯罪被害相談電話(全国統一)「#8103(ハートさん)」

警視庁による性犯罪被害の相談ダイヤル。#8103と押せば、発信された地域の警察の性犯罪相談窓口につながります。

DV相談ナビ 「#8008(はれれば)」

内閣府による、DV相談の電話窓口。#8008と押せば、最寄りの相談機関に電話がつながります。DVなのか確信が持てていなくても相談員が一緒に考えます。必要に応じて、安全な場所の確保や法的手続きなどを進めることができます。

DV相談プラス|内閣府 DVのお悩み、ひとりで抱えていませんか?

新型コロナウイルスの感染拡大に伴うDV被害の増加により、体制拡充のために新たに作られた窓口。24時間受付の電話・メール相談のほか、チャット相談も行っています。10か国語に対応し、宿泊場所なども提供してくれます。ただし、緊急の場合は最寄りの相談窓口につながる#8008に。

警察相談専用窓口 「♯9110」

#8103と同じく警視庁による相談窓口で、最寄りの警察の本部総合窓口につながります。AV出演強要、JKビジネス、レイプドラッグなどの警察への相談もこちら。

女性の人権ホットライン(法務局)「0570−070−810」

法務省による、夫・パートナーからの暴力・セクハラ・ストーカーなどの女性をめぐるさまざまな人権問題についての相談窓口。人権問題に詳しい法務局職員、または弁護士会及び人権擁護委員連合会に意見を求めた上で選ばれた人権擁護委員が相談に乗ります。

ぱっぷす

リベンジポルノ・性的な盗撮・グラビアやヌード撮影によるデジタル性暴力・アダルトビデオ業界や性産業に関わって困っている方の相談窓口。婦人保護施設職員、大学教員、弁護士などが参加して活動しています。電話やメールで連絡を取ったのち、都内の女性相談センターにて相談員二人と面談ができます。

児童相談所虐待対応ダイヤル「189(いちはやく)」

189にかけると、発信元の管轄の児童相談所につながります。周りの子どもも自分の子どもも、性的な被害も含め虐待の恐れがあると思ったときはこの番号に。通告や相談は匿名で行うことができます。

性被害 | 法テラス

法務省による、日本司法支援センター、通称法テラス。法的トラブルを抱えたときに、刑事、民事を問わず、解決に必要な情報やサービスを案内してくれます。性被害を含む犯罪被害にあった場合、預貯金が300万円以下であれば弁護士費用等を援助する「犯罪被害者法律援助制度」も知っておきたい制度です。

性暴力救援センター・SARC東京

性暴力被害直後からの相談ができるワンストップ支援センター。被害を受けてしまった直後の緊急対応のほか、PTSDなどで苦しむ可能性が少しでも減るよう、中長期での総合的支援を行っています。面接での相談やセンターからの警察への通報、産婦人科的医療も受けられます。

BONDプロジェクト

橘ジュンさんが代表を務める、10代・20代の生きづらさを抱える女の子に対する支援を行っているNPO法人。LINEでの相談のほか、横浜にあるカフェで面談をすることもできます。また、女の子たちの声を届けるため、年3回フリーマガジン「VOICES」を発行しています。

全国のにんしんSOS相談窓口 | 一般社団法人全国妊娠SOSネットワーク

妊娠不安を抱える人や、予期しない妊娠をして悩む人たちの相談窓口を紹介しているサイト。このページには全国各地の妊娠SOS相談窓口や養子縁組あっせん機関の一覧があります。

よりそいホットライン

誰でも利用できる悩み相談窓口。DV・性暴力のほかにも、セクシュアリティや人間関係、障がいや行政手続きのことなど、どんな悩みも一緒に考え、解決する方法を探してくれます。外国語による相談も可能。

リベンジポルノの被害にあわれたら | 一般社団法人セーファーインターネット協会

本人の意志に反してネット上に私的な性的映像や動画を掲載される「リベンジポルノ」の被害にあったときに、本人の代わりに無料で画像や動画の削除依頼を行なってくれます。リベンジポルノの悩み相談窓口も紹介。

配偶者暴力(DV)・交際相手暴力(デートDV)被害者ネット支援室

都民と行政が協力して取り組む東京ウィメンズプラザによる、配偶者暴力(DV)・交際相手暴力(デートDV)で悩んでいる方の相談を受け付ける電話窓口。男性のための悩み相談、聴覚などに障がいをお持ちの方の窓口もあります。

性暴力について、私たちができることについて知る

性犯罪・性暴力とは – 内閣府男女共同参画局

男女共同参画局による性犯罪・性暴力について知るページ。被害にあった本人のほか、周りの人や職務関係者が気をつけるべきことや支えられることも知ることができます。警察や病院に行く際に持って行ったほうがいいものなども記載されています。

性暴力 | 性についてお悩みの方・学びたい方 | PILCON

正しい性の知識と判断力を育むことを目的としているNPO団体「PILCON」による、性暴力について学べるページ。「もし被害にあったら」「性犯罪の相談窓口」「セクハラとは」「リベンジポルノとは」のほか、身近な人が被害にあったときの寄り添い方も。

10か国調査研究 性犯罪に対する処罰 世界ではどうなっているの?〜誰もが踏みにじられない社会のために〜

Human Rights Nowによる、性犯罪に対する処罰に関する10カ国の比較調査(2018年)。性的同意年齢、レイプ罪、セクシュアル・ハラスメント罪などについて、各国の刑法の条文を比較して読むことができます。また、調査に基づいた勧告も。

NHK “性暴力”を考える

NHKによる毎週金曜日に更新される、性暴力を考えるための取材コンテンツ。ご意見募集ページから悩みや意見を投稿すると、新たな取材に繋がる場合もあるそう。

YesはYes NoはNo

2020年に作られた性的同意のアニメーション。2017年、110年ぶりに性犯罪に関する刑法が改正されました。2020年は、その刑法改正の見直しの目処である3年後。伊藤詩織さんによるナレーション、小林エリカさんによるイラスト、寺尾紗穂さんによる音楽で、性的同意の重要性を伝えています。

Consent – it’s simple as tea(日本語版)

イギリスの警察が公開した、セックスを紅茶に例えた動画。相手が紅茶をいらないと答えたら無理矢理飲ませないなど、シンプルにわかりやすくメッセージを伝えています。デザイナーのMina(@mlookslike_)さんが字幕をつけ、2017年にTwitterで紹介。吹替版は、函館性暴力防止対策協議会が作成。

#ActiveBystander=行動する傍観者

性教育YouTuberのシオリーヌさんによる、「Active-Bystander(アクティブバイスタンダー)=行動する傍観者」についての動画。加害者ではなくても、加害を傍観することで被害にあってしまう人がいます。行動する傍観者として何ができるか考えることができる動画です。

性暴力被害者のための支援機関構築を目指すための活動をしている団体

Colabo

家庭や学校で困難を抱えた10代の女性は搾取や暴力に晒されやすい。夜の街を彷徨った経験のある代表の仁藤夢乃さんが、そんな少女たちの居場所を作るためにはじめた団体です。まずは一緒にごはんを食べることから。宿泊場所の提供、夜の街での声かけ、無料の夜間カフェなども行っています。

ヒューマンライツナウ

国境を越えて、世界、特にアジア地域の人権問題の解決のために活動するNGO。女性弁護士が多い国際人権NGO。女性に対する暴力の問題について積極的に取り組み、国内の問題については性犯罪の刑法改正やAV出演強要やデジタル性暴力などの問題について取り組んでいます。

Broken Rainbow Japan

多くのLGBTIQが相談機関や警察、司法機関、病院等で被害を被害として認められない、身近な人から理解が得られない、適切なサポートを受けられないなどの問題を抱えているということから、LGBTIQへの性暴力被害に関しての支援体制の構築、啓発資材作成、政策提言などをしている団体。

VOICE UP JAPAN

山本和奈さんによって設立された、ジェンダー・セクシュアリティ・人種・国籍・宗教に関係なく誰もが権利を持てる社会を目指す団体。性暴力やジェンダーに基づく暴力がなくなるよう、法改正や教育活動、啓蒙活動を行っています。

mimosas

疋田万理さん、みたらし加奈さんによる、性暴力に関しての正しい知識を発信し、居場所となるようなメディア。弁護士や臨床心理士等の専門家たちとともに作った記事の公開、小中高生向けの冊子作りなどを行なっています。mimosasグッズを身につけることで、ささやかな表明をすることもできます。

性暴力がない社会をめざし、声をあげる

一般社団法人Spring

性被害当事者が生きやすい社会の実現を目指す当事者団体。刑法改正に向けたロビイングや市民の声を集めるソーシャルアクション、被害当事者へのエンパワメント、被害実態を知るための調査研究などを行っています。

刑法改正市民プロジェクト

性暴力被害の実態に即した刑法性犯罪改正を目指す13の市民団体の集まり。2017年に110年ぶりに刑法性犯罪が改正されましたが、同意のない性行為は未だ犯罪ではありません。改正が実現できるよう、要望書の提出や国会議員へのロビイングを行っています。

しあわせなみだ

性暴力撲滅に向けた啓発活動をてがけるNPO法人。「すぐそばにある性暴力に目を向けよう」「性暴力を振るわない選択をしよう」「性暴力を振るうなんてカッコ悪いと言おう」の3つの行動指針を掲げ、現在は障がいのある方への性暴力の対策に力を入れています。

フラワーデモ

度重なる性暴力事件の無罪判決を受け、北原みのりさんらが呼びかけ人となり、2019年4月11日には東京駅に500人以上が集まったデモ。今では全国で開催されています。ウェブサイトでは、これまでの判決について知ることができるほか、性暴力の司法判決や性暴力に関する声を寄せることもできます。

法務大臣へ、性犯罪における刑法改正を求めます。(Change.org)

一般社団法人Spring、特定非営利活動法人ヒューマンライツ・ナウ、Voice Up Japanが立ち上げた、性犯罪における刑法改正を求める署名。相手からの「不同意」のみを要件として性犯罪が成立するよう刑法を改正することや、性交同意年齢の引き上げなどを盛り込んだ新たな改正案を求めています。

#SEOセックス 安心して性知識が得られるサイトを検索上位に出してください!(Change.org)

性や人権の問題に取り組む大学生のグループが立ち上げた「SEOセックスプロジェクト」。性被害にあったとき、性知識を得たいときに、インターネットで適切なサイトにアクセスできない問題から、すべての人が必要なときに必要な性知識にアクセスできる環境を求めています。

本気の痴漢対策を求めます!来学期からは#NoMoreChikan

若い世代の声を政治に届けるよう活動している団体が、来学期に学校に通うときには痴漢なんてない世の中にしたいという思いから立ち上げた署名。痴漢事件の実態庁舎や、痴漢報告後のプロセスの見直し、ワンストップ支援センターの増設と周知、学校での痴漢ルールの制定などを求めています。

日本の裁判にジェンダー平等の視点を!女性差別撤廃条約「選択議定書」の批准を求めます(Change.org)

「女性差別撤廃条約」の実効性を高める「選択議定書」。選択議定書に批准している114か国では、条約で保障された女性の人権が侵害された場合に国際機関に通報できるようになっていますが、日本では訴えが認められないという問題が。日本の裁判にジェンダー平等の視点をもたらすために「選択議定書」の批准を求める署名運動です。

性暴力をなくすための大学の動き

性的同意ハンドブック 慶應(慶應義塾大学)

慶應の大学生による、すべての学生が過ごしやすいキャンパスづくりのために作ったハンドブック。性的同意とは?から、性暴力に関するデータ、アクティブバイスタンダーとして行動する方法について知ることができます。(制作:Voice Up Japan 慶應支部・慶應義塾大学未公認学生団体Safe Campus)

Speak up Sophia(上智大学)

上智大学で性的同意の大切さを広める活動を行っている団体。性的同意を文化にする、みんなの主張を応援する、キャンパスを安全な場所にするという目的で活動し、Instagramでは性暴力の被害者の話や、性的同意についての説明、豆知識を発信しています。

BeLive Soka(創価大学)

創価大学で「性的同意」「性的自己決定権」を啓発し、キャンパスレイプの防止に加え、一人一人の意志が尊重される大学建設のために活動している団体。性的同意ワークショップやビリーブカフェという座談会、展示や実態調査などを行っています。

Tottoko Gender Movement(東京大学)

大学から性差別や性暴力をなくし、ジェンダー平等なキャンパスの実現を目指してさまざまな活動を行なっていこうとする、東京大学の学部生・大学院生・卒業生による学内サークル。「第三者の私たちだからこそできること」といった冊子をジェンダー・セクシュアル・マイノリティ支援サークルTOPIAと共に作り、東京大学新入生向けのオリエンテーション資料として配布しています。

シャベル:早稲田で性暴力の根を切る(早稲田大学)

早稲田大学において「性的同意」の概念を広めることで、性暴力の根絶を目指している団体。性について真面目に話せる環境づくりにも取り組んでいます。

このリンク集は、みなさまの声を伺いながら更新していければと思っています。リンク先の追加は自薦・他薦問いません。編集部で掲載の検討をさせていただきます。下記のフォームからご連絡お待ちしております💐

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