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連載

READAN DEAT(広島):連載「あの本屋に行こう」

本、器、ギャラリーが一つになった空間

一冊の本に出会うことは、新しい扉をひらくこと。たとえば頭や心にもやもやと霧がかかっているようなとき、世界の未知の側面に手を伸ばしたいとき、旅に出たとき、いつもは歩かない街に行ってみたいなとふと思ったとき……。そんなとき、本屋を訪れてみるのはいかがでしょう?

この記事では、me and youがおすすめしたい本屋さんをご紹介します。me and youが出版している小さな本を取り扱ってくださっている独立系の書店を中心に、自分の意思でお店を立ち上げたり、心地よい方法を日々工夫しながら、その土地に根づいた場所づくりを行っているお店たち。つくり手の表情が見える本屋は、そこに集まった人たちが想いや考えを交換したり、学びあうような場になったりしていることも。訪れればきっと、さまざまな形の居心地のよさに出会えるような本屋たちです。

今回ご紹介するのは、広島県広島市にある「READAN DEAT」。店主の清政光博さんに言葉を寄せていただきました。記事の最後には、『あの本屋に行こう』のGoogle Mapも埋め込んでいるので、お散歩や旅のおともにぜひご活用くださいね。

できるだけフラットな視点で自分が読みたいと思ったもの、良いと思ったものを紹介していきたい

READAN DEAT・店主の清政光博さん

1.どんなことを大切にしている本屋ですか?
何かおもしろい出会いがあるんじゃないかと思ってもらえることを大切にしています。

2.選書のこだわりは?
大手出版社の新刊もリトルプレスや写真集などのアートブックも、できるだけフラットな視点で自分が読みたいと思ったもの、良いと思ったものを紹介していきたいと思ってセレクトしています。

3.お店の空間のこだわりは?
店内では現代作家の器も取り扱っていて、本、器、そしてギャラリースペースの3つの要素があります。ギャラリースペースでは絵画展や写真展、陶芸家の個展など幅広く企画しています。
本と器はジャンルとしては異なりますが、どちらも生活の豊かさにつながるものだと思います。
それらを一つの空間で手に取ってもらうことで、来てくれた方に楽しんでもらえたらと思っています。

4.「わたしとあなた」というテーマで、おすすめしたい本を1冊教えてください。

READAN DEAT(広島):連載「あの本屋に行こう」

『悲しみの秘儀』(著:若松英輔、発行:ナナロク社/2015年)

“愛する気持ちを胸に宿したとき、私たちが手にしているのは悲しみの種子である。
その種には日々、情愛という水が注がれ、ついに美しい花が咲く。”

きっと誰もが経験したことがある親しい人との別離。愛しい人がいない悲しみ。でもそれは決して忌むべきものではない。その人をより強く、より愛おしくわたしのなかで感じることができる。そして、詩性をともなって発露したことばが、たましいに響く。
あなたとわたしの出会いそのものを慈しむ。そう気づかせてくれる一冊です。

📍書店情報
READAN DEAT
住所:〒730-0802 広島県広島市中区本川町2-6-10 和田ビル203
電話番号:082-961-4545
営業時間:11:00-18:00
定休日:火曜
URL
書店 | READAN DEAT | 広島県
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🚶‍♀️本屋を訪れてみよう
me and youがご紹介したい本屋を地図にまとめました。
READAN DEATさんのほか、全国の本屋を都度更新していきますので、おでかけのお供にチェックしてみてくださいね。

me and youの「あの本屋に行こう」マップ

清政光博

会社員時代に東京で東日本大震災を経験。同時期にリブロ広島閉店のニュースを聞き、自分の好きな場所がなくなることへの憤りから本屋開業を決意。東京での2年間の本屋修行を経て、2014年に本とうつわを扱う店『READAN DEAT』をオープン。店内では企画展やトークイベント、ワークショップなども積極的に行っている。

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