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戸口誉の写真を飾る生活。蚤の市で見つけた古い写真を、部屋との境界を曖昧にして飾る

「古写真は何十年も昔の景色なので、空間も、時間も、するりと飛び越えてしまう」

おいしいごはんを食べたとき、旅に出たとき、大好きな人たちに会ったとき、忘れられない風景と出会ったとき。スマートフォンのおかげで、写真を撮るという行為はいつからか身近なものになりました。一方で、いまは画面の中で楽しむことがほとんどで、「印刷して、部屋に飾る」ことはフィルムカメラしかなかった時代よりも少なくなっているかもしれません。

「写真を飾る生活」では、部屋に写真を飾ることを楽しんでいる5人に「自分なりの飾り方」を提案していただき、「写真が生活にあることで、何をもたらしてくれますか?」という質問に答えていただきました。

「写真を飾る生活」では、部屋に写真を飾ることを楽しんでいる5人に「自分なりの飾り方」を提案していただき、「写真が生活にあることで、何をもたらしてくれますか?」という質問に答えていただきました。

空間スタイリスト・ラッピングアーティストの戸口誉さんは、蚤の市や古物店で見つけた古い写真を飾るのが好きだそう。写真を景色のように覗くことができる「窓」を作るアイディアと、「写真と部屋の境界を曖昧にして飾ることが好き」だという戸口さんの写真がある自宅の風景を見せてもらいました。

写真を景色のように覗くことができる窓を作る

今回は窓枠を作って飾る楽しみ方をご紹介します。

準備するもの
・飾りたい写真または写真のコピー
・模型用のバルサ材角棒
・カッター
・カッターマット
・定規
・ボンド
・テープのりまたは貼って剥がせる両面テープ

1. 飾りたい写真に合わせて、バルサ材をカットしていきます。

2. 中の格子分も含め短辺と長辺を3本ずつカットします。

3. 外枠になるバルサ材の角を45°にカットし、ボンドで貼り合わせます。ボンドはほんの少しで大丈夫です。爪楊枝などを使うとやりやすいです。

4. 枠ができたら、格子もはめ込み、窓枠の完成です。

5. 写真が傷付かないよう、弱粘着のテープのりや貼って剥がせる両面テープで写真と貼り合わせます。

6. 完成
窓が欲しいところに貼ってみてね。
ぜひ好みの形で窓枠を作ってみてください!

写真は空間を広げてくれる装置

私のお気に入りの飾り方は、写真と部屋の境界を曖昧にして飾ることです。
蚤の市や古物店で見つけた古い写真を
透明なケースに入れてデスクや棚に置いてみたり、

壁に立て掛けたアクリル板に写真を貼ったり、

ベッドルームにベッドルームの写真を飾ったりして楽しんでいます。

そのままだと平面の写真ですが、ケースや額に入れることで家具や壁と同じような役割を持ちます。

写真はまるで窓のようだと思います。

写真は部屋の中に別の景色を取り込んでくれます。
壁に飾れば、ドラえもんの「通りぬけフープ」のように、壁の向こう側の景色を見ることができます。
いわば空間を広げてくれる装置です。

いま住んでいる家は窓が少ないので、小さな写真をちょこちょこ飾ったり。
寝室に奥行きがないので、ベッドルームの写真を飾ったり。すると圧迫感がなくなるんです。
物は増えているはずなのに、不思議ですよね。

古写真は何十年も昔の景色なので、空間も、時間も、するりと飛び越えてしまいます。
家にいながらなんだか博物館にいるような気持ちにさせられます。
写真と向かい合うと心が静かになるのを感じます。

部屋に飾る写真は、鏡や照明と同じくらい大きな作用があり、手軽に空間に手を入れられる窓のようなもの。同時に、シャッターが切られた瞬間を知るのぞき穴だなと思っています。

戸口誉

生活の演出や展示会の会場構成を行う空間スタイリスト、ときどき、ドローイングのような”フリースタイルラッピング”を提供するラッパー。
古いものとかわいいものが好き。
年に数回「とぐすけ」として「見てマ(見てマーケット(フリマ))」を開催。
どなたでも遊びにきてね。

Instagram

『わたしのまなざし、あなたのまなざし SHIBUYA ART WEEKEND』

写真を見ること、撮ること、飾ることを楽しむきっかけを。
展覧会『まなざしの奇跡 日本女性写真家の冒険』を起点に、この夏渋谷でさまざまな展示や上映企画を開催中です。7/4(土)、11(土)、12(日)は、渋谷ヒカリエ 8/COURTにてBunkamuraとme and youが企画制作するイベント「わたしのまなざしあなたのまなざし」を開催。クロストーク、音楽ライブ、フォトブックフェア、ワークショップ、渋谷の街の記憶を集める展示など、盛りだくさんの3日間。ぜひお越しください。

会期:7月4日(土)、7月11日(土)、7月12日(日)
時間:11:30オープン
場所:渋谷ヒカリエ 8/COURT
主催:東急株式会社
企画・制作:Bunkamura/me and you

『まなざしの奇跡 日本女性写真家の冒険』連動イベント『わたしのまなざし、あなたのまなざし SHIBUYA ART WEEK END』が開催

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