me and you’s eyeでは、me and youスタッフのそれぞれの生活を支える視点をだいたい毎週お届け。
個人的なことから社会や世界のことまで、自分の速度で感じ、考え、生きていくために。好きなものを好きでいる自分を忘れることなく、深刻さも喜びもどちらも受けとめながらやっていけるように。
架空の列車「南方急行」に乗って(日比楽那)
2026/9/11
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個人的なことから社会や世界のことまで、自分の速度で感じ、考え、生きていくために。好きなものを好きでいる自分を忘れることなく、深刻さも喜びもどちらも受けとめながらやっていけるように。
旅しなくても旅するみたいな気分で
最近知り合った人と新宿御苑前の南方急行でごはんを食べる。上海から雲南までゆく架空の列車「南方急行」に乗って中国南部家庭料理の旅をするという、最高なコンセプトのお店。お酒はいろいろな種類のビールや白酒、紹興酒があり、メニューを見るだけで楽しい。
「老树普洱」というプーアル茶のクラフトビールを注文すると、1Lのボトル缶からお椀のような器に分けて飲むスタイル。琥珀色が綺麗な紹興酒の飲み比べもいただいた。乾杯してからはおしゃべりに夢中だったけれど、ごはんもどれもおいしかった。辛いのが好きだから、「南方急行」の停車駅のなかでは湖南省や貴州省の料理が好みみたい。
閉店間際まで話し込んで、お店を後にする。9月になったばかりにしては涼しい日で、新宿駅まで歩く、いい夜。
わたしは出不精なところがあるけれど、周りの人たちが連れ出してくれたり、映画や演劇、ライブやイベントに出かける度に友達に会えたり、出会った人たちがまた友達を紹介してくれたりすることが多くて、とてもありがたく救われている。生き延びてよかったって本気で思う。
それから、旅にはあこがれるばかりで一人きりだと同じものばかり食べたり飲んだりして同じ思考に陥りがちだけど、旅しなくても旅するみたいな気分を大事にしたい。旅もしたいけど。そんなことを考えていたら、いつか、中高の仲良しに「楽那は仕事が旅みたいなものだからね」と言ってもらったことを思い出して、また嬉しくなった。
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