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湯豆腐と師走の買い物/30分の会話、音楽を語ること

me and youのニュースレター「message in a bottle」vol.83

「me and youからのmessage in a bottle」は、個人と個人の対話を出発点に遠くの誰かにまで想像や語りを広げる活動を行なっていくme and youの竹中万季と野村由芽が、日々の対話や記録と記憶、課題に思っていることなどをみなさまと共有していくお便りです。

2025年12月2日に発行したvol.83では、野村は「つくること」と「買うこと」、そして年末の買い物。竹中や意外性のあるお題を自分に放り込むことや音楽を語ることについて綴りました。me and you’s eyeでは『舟と人類―アジア・オセアニアの海の暮らし』「No Music for Genocide」などについてお届けしています。

💌日記文通 – diary and letter –

me and you のふたりの日記と、お互いの日記から考えたことや感じたことにお手紙をそっとそえた「日記文通」のこころみです。わかりやすい言葉を少し脇に置いておいて、誰に見せるでもない自分のためだけの言葉をまず書いてみること。その言葉を親密な場所ですこしだけオープンにすること。朧げな自分の思考の輪郭を朧げなまま認識し、それを共有することで、個人が個人のままでいながら誰かと生きる未知の豊かさに迷いながら辿り着けるのではないか? という実験の記録です🚶

📗2025.11.29 – 野村由芽:「覚えていたい」欲望と、年末の買い物

なんともいい日だったから忘れたくなくて、湯豆腐とメモを往復していたら同居人にたしなめられる。わたしには、「覚えていたい」という祈りといえば聞こえのいい、気負いと強迫観念があるのだ。けれど「寂しい」ことが「ずっと一緒にいる」ことであるならば、具体的なことは覚えていなくても、忘れてしまっても、残っているのがただこの身ひとつの感覚だけであっても、たとえその感覚を自らが知覚していなくても、いちど時間をともにしたものとはずっと一緒にいられるのかもしれない。こんなこまごましたことの積み重ねでできた、吹けば飛ぶような日のことも。

📕2025.11.28- 竹中万季:30分の会話、音楽を語ること

夏に友人と話した、「こういう音楽が好きだというと、彼氏の影響でしょ、と言われてきたよね」という話。本当、そう。こまごまとジェンダーバイアスが存在していたこと、若い頃はすっかり流してしまっていたけれど、わたしが、彼女が、たった一人の時間に自分のために音楽を探して出会ってきた大切な時間を、こんなにも簡単にジャッジされてきたことが改めて悔しい。そうした経験のせいか、気づいたら「私が音楽を語るなんて」とどこか無意識に思ってしまっていたところが私にもあった。音楽を聴くことのおもしろさ、そこからこんなにも世界が広がっていくこと。自分の語りで届けていかなきゃ。自分の好きなものを手放さなくてよかったね、こんなにもあなたのことを救ってくれている、と思う日々だ。

🐬me and you’s eye

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