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金曜日。幡ヶ谷の「喫茶 壁と卵」で、日記を書く/ままならない日々を、お気に入りの服と。

一週間コーデ。振り返りながら進んでいく。「こつこつのびやかに」

これは、ある架空の女性の物語。東京・渋谷で一人暮らししている25歳の彼女は、ずっと働いていた会社を辞めて、あこがれていた編集・ライターの仕事をはじめたばかり。不安も多いけれど、愛すべきものや人との時間、お気に入りの服を選ぶことを大事にしながら生活しています。「ままならない日々を、お気に入りの服と。一週間コーディネート」では、彼女の一週間を、スタイリスト・和田ミリさんによるコーディネートと共にお届けしていきます。

※この物語はフィクションです。

金曜日。一週間の終わり、午後にゆっくりした時間をつくろうと思い立ち、いつもより早起きして仕事をスタート。計画通り進んだので、昼ごはんを食べたあとに幡ヶ谷にある「喫茶 壁と卵」に立ち寄ることにした。

この街に引っ越してから、ごはんを食べにきたり、お茶をしにきたり、少し寂しい気分のときにふらりと寄ったり、なにかと「かべたま」にお世話になっている。

店内のあちこちには本が並んでいる。よくこのお店に訪れるお客さんが関わっている本なども並んでいるみたい。ときどき映画の上映イベントを行ったりもしていて、他のお客さんとも心地よい距離感で心を通わせることができるこのお店は、この街で暮らす人たちにとって一つの居場所になっている。

週に一回は、ここにお気に入りの日記帳とペンを持ってきて、振り返りをしたり計画をたてたりするのが習慣になっている。今年使っている手帳はMARK’Sの「EDiT」。プランニングページもあって毎月のテーマを書けるので、来月のテーマとして「こつこつのびやかに」と書いてみた。

ずっと万年筆を使ってみたくて、文房具屋さんで見つけたパイロットの万年筆「カクノ」は、きれいな字が書けるから楽しくて、いつのまにかスマホより手書き派に。薬草茶を飲みながら、ゆっくりとした時間を過ごす。

ぐるぐると頭を悩ませていたら糖分がほしくなってきたので、休憩にプリンを注文。

今週は仕事でたくさん悩んだ一週間だったけど、振り返ってみると悩んだからこそ見えたものも多かったのかもしれない。書き出さなかったら、そのことも忘れたまま生活していたのかも。明日からも、振り返りながら進んでいこう。

Tシャツ¥14,850/BEBI
スカート¥25,000/zumi
パンツ¥33,000/tetta
バッグ¥10,780/DREAM LANDERS (DESPERATE LIVING)
ブーツ¥17,380/DESPERATE LIVING
ネックレス¥82,500、リング¥17,600/ともにEVLiN

ままならない日々を、お気に入りの服と。一週間コーディネート

私たちは月曜日から日曜日まで、毎日服を選んで生活しています。SNSには書けないような憂鬱な日でさえ、クローゼットの前に立つことから一日が始まります。仕事がうまくいかなかったり、社会で起きていることに心が動かされたり、ときには誰にも会いたくない気分になったり……。誰かの暮らしがきらきらとして見えても、誰もが大小さまざまな波に揺られているはず。そんな毎日のなかで、その時々の気分に合った服を纏うことは、たよりない日々を少しずつでも前へ進めていこうと思わせてくれる。ファッションには、そんな言葉にできないパワーが込められているように感じます。

これは、ある架空の女性の物語。東京・渋谷で一人暮らししている25歳の彼女は、ずっと働いていた会社を辞めて、あこがれていた編集・ライターの仕事をはじめたばかり。不安も多いけれど、愛すべきものや人との時間、お気に入りの服を選ぶことを大事にしながら生活しています。彼女の一週間を、スタイリスト・和田ミリさんによるコーディネートと共にお届けしていきます。

📅月曜日。仕事後、書店で自分を見つめる本と出会う
📅火曜日。パレスチナを思いながら、友達と映画鑑賞会をする
📅水曜日。大人になっても道端で泣くことだってある
📅木曜日。「何もしない」をあえてスケジュール帳にいれる
📅金曜日。幡ヶ谷の「喫茶 壁と卵」で、日記を書く/ままならない日々を、お気に入りの服と。
土曜日:coming soon!
日曜日:coming soon!

喫茶 壁と卵

カレーと珈琲、焼き菓子やデザート。できるだけ丁寧に作っています。街の喫茶店で“小確幸”を感じてもらえたら私たちも幸いです。

住所:東京都渋谷区幡ヶ谷 2-11-7 プエブロM 1F
営業時間・定休日:Instagramの投稿を確認

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EDiT 手帳 2026 スケジュール帳 2026年1月始まり 1日1ページ B6変型 スープル

EDiTの定番人気のB6サイズの1日1ページ手帳。2011年版のEDiT誕生以来、リピーターも多く、定番として人気のある「スープル」。

フランス語で「しなやかな」という意味を持ち、毎日使う手帳だからこそ、思わず触れてしまいたくなるような、なめらかな手ざわりの素材が使われています。

2026年版は、人気のライトラテやラベンダーをはじめ、新色としてシックでおしゃれなスモークグリーンが新登場。アプリコットオレンジとロイヤルブルーは直営店限定カラーです。
発色がきれいで豊富なカラーバリエーションは、スタイルを選びません。表紙のゴムバンドは開きがちな手帳を押さえ、スタイリッシュな印象に。シンプルなデザインでどんなシーンにも合わせやすい1冊です。

予定・タスク管理だけでなく、日記帳やライフログ、アイデア用ノート、……使い方はあなた次第。1ページを広々と使いたい人におすすめのサイズの手帳です。

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パイロット カクノ万年筆 <まどろみカラーシリーズ> M (中字)

まどろみ時間。きっと書くのが楽しくなる。二度寝から目覚めた朝、お昼寝する前、夜更かしを楽しむ時間。少しまどろみながら、万年筆で書いてみよう。 まどろむ空をイメージした、オトナのカクノ。

万年筆とのはじめての出会いが、大切なものとなるように。カクノはそんな思いから生まれました。
シンプルだけれど、どこかかわいらしい。その形には、「書くこと」へ自然と導くさまざまな工夫がつまっています。こどもから大人まで、きっと書くのがたのしくなる。万年筆、カクノ。

カクノははじめてお使いいただいてもスムーズに書けるように、いくつかの工夫が盛り込まれています。ペン先にはえがおのマークが書いてあるので、えがおマークを上にして書けばスムーズに書けます。またグリップは万年筆を持つ3本の指にフィットするようになだらかな三角形になっているので自然と正しい持ち方ができます。軸とキャップは持ちやすく、転がりにくい六角形。こどもから大人まで幅広くお使いいただけます。

まどろむ空をイメージした半透明のニュアンスカラーが印象的なシリーズです。

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BEBI

1995年神奈川県横浜市生まれ。文化服装学院卒業。
主にリメイクを中心に一点物を作りながら、着ることで紡がれる物語と縫うことの行為性を探究している。「遊びもルールも自分でつくる」という幼少期の原体験のもと、イラストレーションを縫い込む手法など、即興的な制作プロセスが特徴である。

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zumi

「スーパーマーケットズミ」という架空のお店をコンセプトに、ガーリーでくすっと笑える作品を発表しています。

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tetta

東京を拠点に、『レースじゃないレース』をテーマに刺繍のレースを転写し、生地の加工から手作業で制作した特別感のある1点物のデニムを販売しています。

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DREAM LANDERS

古着店「DESPERATE LIVING」のリメイクライン。店名はジョン・ウォーターズ監督の映画作品に由来する。また、彼がキャストやスタッフを「DREAM LANDERS」と呼んでいたことから、このブランド名をつけた。

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DESPARATE LIVING

渋谷の高層ビルの谷間にある古いビルの1室で営業する今年で22年になるヴィンテージクローズショップ 
ガーリー、グラニー、グルーミー、シャビー、サバーバンをテーマにしたビクトリアンから00年代までのヴィンテージを扱っています。

住所:東京都渋谷区渋谷3-25-21 第一平野ビル401
営業時間:14:00〜19:00
定休日:火曜日・水曜日

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EVLiN

わたしの中にある理想の女性像の装身具を思い浮かべて制作。その姿は半透明で、ヴェールがかかったような。艶やかな唇、どこか懐かしく思う風景、裸で犬と戯れる女性。柔らかい香りを漂わせながら、強く揺るぎない。

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和田ミリ

1997年生まれ、愛媛県出身。文化服装学院ファッション流通科スタイリストコースを卒業後、スタイリストの小山田孝司さんに師事し、2020年に独立。雑誌、ウェブメディア、ブランドルック、広告や俳優のスタイリングまで幅広く活動中。

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新家菜々子

1998年石川県生まれ。高校時代に学生生活を記録するため写真活動を始める。2022年に個展「live in the light」を開催。現在は東京を拠点とし、web、ライブ写真などフィルム写真を中心にさまざまな媒体で活動中。

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鈴木美乃里

1997年生まれ。お菓子を作ったり、日記や新聞を書いたり、お絵描きしたりしながら、生活をおもしろがるためのアイディアを模索するプロジェクト”游泳”を2019年にスタート。2022年から不定期で行なっている1日限定の喫茶をメインに活動中。

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10/18(土) MOCHIYORI LIFE MARKETに出店いたします!新作zineや工作したものを出す予定です。
詳細は公式website

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