「自分で0から絵を描くときは、エッセイのような描き方を」
2025/1/22
1997年、大阪生まれ。主にアナログや3DCG、ARの制作を行う、sawanoenamiさん。そんな彼女は、ハンドメイドビーズバッグのブランド・mizuebagのビジュアルを手掛けたり、「投票ポスター」プロジェクトに作品を寄せたり、といった活動もされています。
me and you little magazineのトップページでは現在、14:00〜20:00の時間帯に、sawanoenamiさんのイラストが飾られています。夕焼け空のようなグラデーションをバックに、手を取り合う人々やきらめくハートのモチーフなど、いくつかの場面やイメージが一枚に集められた作品です。今回、sawanoenamiさんに、普段の制作の背景やこの作品について、言葉を寄せていただきました。この記事を制作するにあたって、「作品について振り返りつつ、色々な記憶が蘇ってきてどきどきしました」と話してくださった、彼女の言葉をお届けします。
どんな作品をつくっているか、活動内容を教えてください。
主に、コピックや色鉛筆で描くアナログの作品のほかに、3DCGの作品やARの作品なども制作しています。
展示会に向けて作品をつくることもあれば、何かメッセージを発信するためのツールにする場合や、アートワークを提供するために制作する場合もあります。
自分で0から絵を描くときは、エッセイのような描き方をしたり、自分の感情の代弁として手を動かすことが今は多いです。
作品をつくるときに大切にしていることは?
描きたいモチーフと、言いたいことがしっちゃかめっちゃかにならないように気をつけつつ、なるべく全部詰め込むこと、あとは、自分の好きな作品に仕上げることです。
me and youに寄せてくださった作品について、その背景を教えてください。
過去作のモチーフや夢で見たイメージ、昔の記憶などを断片的にかいつまんで、スクラップ帳のように集めた作品です。
以前制作した別の作品では隣に並んで座り込んでいた4人の登場人物が手を取って歩き出した姿や、夢で見た中でも特に深層心理に触れたと感じたシーン、昔、手に入れられなかった懐中時計など、大切に留めておきたい場面たちが一枚となっています。
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