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2023/5/12
me and youが隔週金曜日にお届けしているニュースレター「message in a bottle」で連載中の「日記文通」。me and you竹中万季・野村由芽がそれぞれ日記を書き、お互いの日記にお便りを書いてきた2021年4月から2023年2月までの記録をまとめて、『me and you の日記文通 message in a bottle』という小さな本をつくりました。
2023年5月21日(日)に開催した文学フリマ(東京)で先行販売を行ったのち、一部書店さんでの販売が開始となりました。
本のアートディレクションは、me and youのロゴや、ニュースレターの冒頭のビジュアルを手がけてくださった小池アイ子さん。表紙の写真は、ニュースレターを書き始めた頃にme and youのプロフィール写真を撮った海辺に三人で訪れて撮影しました。めくると交換日記帳のようなデザインで、初めて読んでくださる方はもちろん、ニュースレターで日記文通を読んでくださっていた方も、新しい気持ちで今の自分に合ったいつかのわたしたちの日記を発見してもらえたらなと思っています。
スピード感が求められがちな日々において、わかりやすい言葉や、歯切れのよい考えではなくとも、考え中だったり、模索中だったりするその過程をそのまま記録し、共有することからなにが見えてくるか味わってみる。それを繰り返すことで、あのとき言葉にならなかった感情も、確かに存在していたのだと気づき、その経験は自分だけではなく、誰かのなかにもきっとあるものだと思いを馳せることが、社会の凝り固まった枠組みをいつかときほぐすことにつながるかもしれない。そんなささやかな抵抗と希望の手段として、「日記文通」は始まりました。
“揺らいだまま、曖昧で複雑なまま、
生活していける場所をつくるためのささやかな抵抗と希望の手段として”
ニュースレターでお届けしているものと内容はほとんど同じですが、本の形に姿を変えて、一人ひとりが暮らす場所に運ばれることにきっと意味があると思い、つくることを決めました。ニュースレターを読んでくださっている方も、この機会にはじめて知ってくださる方も、海をわたってやってきたボトルメールに入った誰かの手紙のように、この本に出会っていただけたらうれしいです。生活と生活が重なりあうその瞬間に、微かな光の予感のようなものが生まれますように。
『me and you の日記文通 message in a bottle』
編集:me and you(竹中万季・野村由芽)
発行:me and you
発行日:2023年5月14日 発行
価格:1900円(税込)
ブックデザイン:小池アイ子
me and you のふたりの日記と、お互いの日記から考えたことや感じたことにお手紙をそっとそえた「日記文通」のこころみです。わかりやすい言葉を少し脇に置いておいて、誰に見せるでもない自分のためだけの言葉をまず書いてみること。その言葉を親密な場所ですこしだけオープンにすること。朧げな自分の思考の輪郭を朧げなまま認識し、それを共有することで、個人が個人のままでいながら誰かと生きる未知の豊かさに迷いながら辿り着けるのではないか? という実験の記録です🚶
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※お取り扱い書店の情報は、随時更新します。
※一部書店ではオンラインストアでの販売もございます。
※在庫状況については、各店舗にてご確認ください。
<書店のみなさまへ>
『me and youの日記文通 message in a bottle』をお取り扱いいただける書店さまがいらっしゃいましたら、hello@meandyou.co.jpまでご連絡ください。
まずは、2023年5月21日(日)に東京流通センターで開催される『文学フリマ東京36』でお披露目します。me and youのブースは、第一展示場のW-29。当日は、me and youの竹中万季・野村由芽が店頭に立ちますので、ぜひ足をお運びいただけたらうれしいです。
『文学フリマ東京36』
日時:5月21日(日)12:00〜17:00(最終入場16:55)
場所:東京流通センター 第一展示場・第二展示場Fホール ※me and youのブースはW-29 (第一展示場)
入場料:無料
会場アクセス
公式サイト
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me and youの竹中万季と野村由芽が、日々の対話や記録と記憶、課題に思っていること、新しい場所の構想などをみなさまと共有していくお便り「me and youからのmessage in a bottle」を隔週金曜日に配信しています。
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me and youが発行している小さな本や、トートバッグやステッカーなどの小物を販売しています。
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