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進路にまつわるお悩み相談。内沼晋太郎、小谷実由、haru.、ひうち棚、横澤琴葉がお答え

「せるふらぶな進路相談」。自分の仕事を見つける方法、諦めきれないことへの向き合い方

進路に悩んだとき、自分の想像もしていなかった生き方があると知ったり、小さなことかもと思ったとしても、仕事や働き方、生き方に関する悩みを誰かに聞いてもらったりすることで、道の先がほの明るく照らされることがあるかもしれません。

me and you little magazineでは、名古屋PARCOが2024年2月9日から開催する『せるふらぶ倶楽部』の関連企画として、「せるふらぶな進路相談」記事を公開。みなさまから事前に募集したお悩みを、内沼晋太郎さん、小谷実由さん、haru.さん、ひうち棚さん、横澤琴葉さんといった、異なる分野で自分の道をつくっている5名にお届けし、それぞれ回答をいただきました。

何を大切にして進路を選ぶかは人それぞれですが、自分の心とからだをないがしろにせずに道を探っていくことは、自分自身はもちろん、お互いが周りの人を大切にしあう環境にもつながっていくのではないかと思います。いまの自分をほのかに照らすような言葉が見つかればうれしいです。

❤️もくじ
1.内沼晋太郎さん(ブック・コーディネーターほか)のお答え
Q. やってみたい、なってみたい職業が多すぎます(→)
Q. 編集者になる仕事を諦めたくはありません(→)
Q. 「自分を大切にする」ことと、「しんどいけれど魅力の感じることをやる」ことのギャップの差にどう折り合いをつけていくか(→)

2.小谷実由さん(モデル)のお答え
Q. 自分の夢と、(特に出産など)物理的体力的なタイムリミット、世間・周りからの目、どのように折り合いをつけるべきでしょうか(→)
Q. 過去の嫌な記憶との向き合い方、乗り越え方について相談したい(→)
Q. 好きだと感じていたことももしかしたらそれは表層を捉えただけの安易なものだったのではないかと落ち込んでしまいました(→)

3.haru.さん(クリエイティブディレクター)のお答え
Q. やりたいことと襲ってくる現実の狭間にいて、何も考えられなくなっています(→)
Q. 私は私の仕事を見つけたいです。自分の仕事を見つけるためにしたこと、していることはなんですか?(→)
Q. 私は私の心が大切です。だけど、大切にしていると「甘え」や「弱い」と思われてしまいます(→)

4.ひうち棚さん(漫画家)のお答え
Q. 一緒に住んでいるパートナーの夢の実現のため、今住んでいる場所から遠くに引っ越す予定です(→)
Q. いわゆるフリーターである私に対するマイナスなことばや、将来が見えない不安な気持ちに打ち勝つ力、やり抜く力の付け方、社会との関わり方へのアドバイスを(→)
Q. 自分の中で諦めても大丈夫なことと、手放してはいけないことの区別がつかず、就職先を決めることが怖いです(→)

5.横澤琴葉さん(kotohayokozawaデザイナー)のお答え
Q. 子育て、家事、仕事(扶養内)のやりくりが下手で、やりたいことに挑戦してみたい気持ちもあるけれど、家の中が回らなくなるのはいや(→)
Q. ファッションデザイナーを夢見ていた自分を諦めきれず、ファッションでなくても自身の感性やセンスを表現し、それを仕事にしたいという気持ちが年々強まってきています(→)
Q. 好きな仕事なはずなのに、なぜこんなに常に恥じ、劣等感や絶望に苛まれながら働いてるのだろう(→)

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1.内沼晋太郎さん(ブック・コーディネーターほか)のお答え

Q. “自分を大切にすること”ができる考え方や選択の仕方は?

A. 自分自身を大切にしてこれたと感じる一番の方法は、書くこと

Q. 進路に迷ったときに、“自分を大切にすること”ができる考え方や選択の仕方があれば教えてください。また、その関係性(自分を大切にすることと進路)について思うことがあれば教えてください。

A. 自分が、自分自身を大切にしてこれたと感じる一番の方法は、書くことです。人は、自在にことばを扱っているようでいて、むしろ自分が発したことばによってできているようなところがあります。なので、何かに迷っているとしたら、何を迷っているのか、なぜ迷っているのかを、書いてみるのがよいと思います。

書かれたことばを読んで、それに対してさらに、自分はなぜそう考えているのか、を考えてことばにする、というのを繰り返して、書き続けられるところまで、少しずつ解きほぐすように、文章にしていってみてください。自分の考えを言い当てていない雑なことばはなるべく避けて、できるだけ丁寧に、ぴったりと合う色にたどり着くまで塗り重ねるように、綴っていくのが良いと思います。

文章は、あれもこれも同時に書くことはできず、順番に、一直線にしか進みませんよね。だからこそ、ことばを選びながら、少しずつ自分の考えていることを文章にしていくと、だんだんと、自分が何を大切にしているのかという輪郭が見えてくると思います。

心というのは、中身のわからない箱のようなもので、そのまま手をつっこもうとすると、不安になるんですよね。けれど書くことで、漠然としていた考えの中身がわかって形を持つと、そこに手をつっこむのは怖くなくなり、不安も落ち着いてきます。そうやって見えてきた大切なものを、なるべく大切にすればよいと思います。自分はそうしてここまで生きてきました。

進路ということばには、何か、ゲームを最短でクリアできる正解の方向があって、どうしたら間違わずにそちらに進めるか、みたいなイメージを持っている人もいると思うんですが、実際そのゲームにはクリアすべき課題や、たどり着くべき目的地があるのではなく、単なるオープンワールドなんですよね。だから、どちらに進むのも、あなたの正解です。どっちに進んでも、ただそこにあなたの人生があるだけです。

就職とか転職とか進学とか結婚といった選択は、たしかにあなたの未来に大きな影響をもたらすでしょう。そのとき、あなたにもたらされる「お金」や「経験」や「環境」などは、ある程度誰かが保証してくれるかもしれません。けれど、あなたの「幸せ」を保証できる人は誰もいないんですよね。幸せは内側にしかなくて、自分でつくるしかない。そして、自分を大切にするというのは、自分の幸せをつくることを優先するということだと思います。

進路の選択においてできることは、あなたが一番大切にしていることをことばにして、それをいつでも取り出せる場所に抱えたら、あとはどの方向でもいいので、勇気をもって進むことだけだと思います。そこから先は、進んでみないとわからないオープンワールドです。進んでいるうちに、ここでは自分が大切にしていることを大切にできない、と思ったら、ちゃんとそのギャップをことばにして、考え尽くして、あとはエイッと決めて、いつでも方向転換する。そしてまた勇気をもって進む。そうやって自分で決めて歩いていれば、少なくとも生きている実感は持ち続けやすいんじゃないかな、と思います。

Q. やってみたい、なってみたい職業が多すぎます
A. ひらいめぐみさん『転職ばっかりうまくなる』や、鶴崎いづみさんの『私のアルバイト放浪記』を読んでみると面白いかも

Q. やってみたい・なってみたい職業が多すぎます。ある程度ひと通り自分ひとりで仕事を回せるようになると、全く別の職業に憧れを持ったり、自分がその仕事で働く姿を想像してしまい結果的に短期離職=転職回数が増えていくばかりとなっています。

今の時代、転職は当たり前とも言われている一方で転職活動中に一個一個の職歴の短さについて問われることに少し恐怖心を感じてしまいます。
(女性・20代・会社員・埼玉県)

A. まずは一度、なぜ自分がすぐに次に憧れてしまうのか、やってみたくなってしまうのか、その理由をじっくり考えて、ことばにしていってみるといいと思います。そのうえで、そのように職業を変え続けて生きることを心から望んでいるのだと思えたら、それは自分が大切にしていることであり、ご自身の人生なんですから、ぜひ臆せず、どんどん転職するのが良いと思います。

もちろん心配されているように、履歴書を見て懸念を抱く人はいるでしょう。けれど問われることをそれほど恐怖に感じる必要はないというか、問う人の中にあるのは単に「なるべく長く働いてほしい」という思いだけです。そう思っている人が履歴書を見たら、雇ってもこの人はすぐに辞めてしまうのではないかと感じて、採用を躊躇してしまうのは、仕方ないかなとは思います。けれど一方で、職業Aの経験者が100人に1人、Bが100人に1人、Cが100人に1人いるとすると、AとBとCの3つとも経験している人は100万人に1人しかいません。もちろん希少だからといって必ずしも価値があるとは限らないのですが、とはいえ、この人はすぐに退職してしまうかもしれないと思っても、それ以上にその多様な経験のほうを魅力的に感じる、ということは全然あり得ると思います。

雇う側は、必ずしも単に総合力の高い人や、ある分野で突出した能力を持っている人ではなく、そのときその場所に欠けている要素を埋めてくれるかもしれない人や、そこにいる誰も持っていない魅力によって全体の価値を上げてくれる人を採用したいものです。いまの時代、多様な経験をしてきたことの価値は相対的に高まっていると感じますし、そもそも職業を変え続けることを大切にしているのであれば、その経験を大切にしてくれるところで働くことが、おそらく、ご自身の幸せに近いはずですよね。もちろん転職先を見つける難易度は、少しずつは上がっていくでしょう。けれど個人的には、ぜひその道を突き進んでほしいし、応援したいなと思います。もちろん、途中ですごく居心地の良い場所をみつけて気が変わったら、ずっとそこにいると決めてもよいわけですしね。

なお余談ですが、転職を繰り返している人の話ということでいうと、ひらいめぐみさんの『転職ばっかりうまくなる』(発行:百万年書房 / 2023年)や、鶴崎いづみさんの『私のアルバイト放浪記』(発行:観察と編集、発売:土曜社 / 2023年)といった本を読んでみると面白いかもしれません。どちらもタイトルの通り、職を転々とする人の話なのですが、転々としてしまう理由がそれぞれ、質問者さんとはきっと微妙に違うのではないかという気がしています。何が違うのかをよく考えてみることで、より自分自身への理解が深まる読書になるんじゃないかな、と勝手ながら思っています。

Q. 編集者になる仕事を諦めたくはありません
A. 編集の基礎力みたいなものを鍛える機会はいろんな場所にある

Q. こんにちは。私は大学4年生で、今年の春から社会人です。
私の夢は、編集者です。色々な人と面白いものを作り、伝え、皆んなで幸せになりたい! と思っているからです(編集者という仕事は、人と関われるチャンスに満ちた職業だと考えています)。
しかし、志望していた会社には、新卒試験で落ちてしまい、入社が叶いませんでした。
そこで、全く違う領域の会社に総合職で入社します。
ここで大きく分けて2つの悩みがあります。
1つ目は、夢を追い続けられるかです。私は、編集者になる仕事を諦めたくはありません。なので、自分なりに発信を続けたり、創作活動をしていきたいと思っています。しかし、新社会人になり忙しくなっても、そのモチベーションを保ち続けられるか不安です。
2つ目は、夢を追うことと家族の思いの差です。
私の友人で、デザインの仕事がやりたいから正社員にならずに、アルバイトから始めるという子がいます。自分の夢に突き進んでいく姿はかっこよく、夢を掴み取るんだろうなと思います。
私も、いいなと思う会社がインターンやアルバイトを募集していたりしたので、そこに応募することもできました。しかし、収入面や両親をがっかりさせたくないという理由で、その選択肢を取ることができませんでした。
私は、夢に対する思いが弱いのかと思ったりもします。また、まだ若いから何でもできる! と言ってもらうことも多いですが、3年は会社に勤めるという風潮に従うと、その時には25歳です。
長々と申し訳ありません。ご自身で“伝える”ということを生業としていらっしゃる皆さまの考えをお聞きしてみたいです。
寒い日が続いているようですね。わたしは、今、ロンドンに留学中のため、リアルなお天気模様は分かりませんが、どうかご自愛ください。
(暖(はる)・女性・20代・学生・東京都)

A. 編集はたのしいですよね。でも、実はひとくちに編集者といっても、何を編集するかによって、職業的な専門性はかなり違うものです。もし目の前にいらっしゃったら、まずは暖さんがイメージしている編集者がどんな編集者なのかは知りたいところなのですが、ここではいったん保留させていただくとして……そのうえで、編集という営み自体は、実はいわゆる編集者以外の職種のなかにもたくさんあります。上司に送るメールも、取引先に行うプレゼンテーションも、経費精算をするためのスプレッドシートさえも、すべて編集的な技術がとても大切です。あらゆる仕事は、ここにあるものを、どのように編み、伝えるかということの連続なので、どのような仕事も編集に通じているといえるし、意識すれば、編集の基礎力みたいなものを鍛える機会はいろんな場所にあるのではないかなと思います。

また、たとえばパンフレットや社内報の制作、社史の編纂、オウンドメディアの運営、SNSの運用など、いわゆる編集の仕事やそれに近そうな仕事は、あらゆる会社の社内に多少なりとも存在するでしょう。そういうものに取り組む機会を狙い続けていくのは、ひとつの方向性としてありだと思いました。もうひとつの方向は、社内で探すのはやめて、平日の夜や休みの日などを利用して、個人的なプロジェクトとして立ち上げることです。書籍でも雑誌でもウェブメディアでも、いまは個人でいくらでもつくることができます。インディーであってもちゃんとよいものをつくれば、名のある人にインタビューすることもできます。むしろ会社に入って編集を職業にしてしまうよりもよっぽど、自分の好きなものを、自分のやりたいように編集できます。本当に編集したいものがある人はどんどん自分でやるものなので、暖さんが本気なら言われなくともきっと勝手にはじめてしまうだろうとも思います。

そういう意味で、編集というのは本質的には職業というより、あり方、ふるまい方、姿勢、みたいなものに近いと思います。いつでもどこでも、何を対象にしてでも編集はできる。ピンとこないようでしたら、少し古い本ですが、後藤繁雄さんの『僕たちは編集しながら生きている』(発行:旧版……マーブルトロン / 2004年、増補新版……三交社 / 2010年)や、菅付雅信さんの『はじめての編集』(発行:アルテスパブリッシング / 2012年)などを手に取ってみてもらうと、少しわかってもらえるかもしれません。あらためて暖さんにとっての編集とは何なのか、なぜそれがやりたいことなのかを、より深く考えてみてもらえたらいいなと思います。

Q. 「自分を大切にする」ことと、「しんどいけれど魅力の感じることをやる」ことのギャップの差にどう折り合いをつけていくか
A. しんどいと感じない範囲でのかかわり方で、専門性を生かしていける距離感を探るというのも、いいんじゃないか

Q. 現在大学3年生です。心理カウンセラーの国家資格を取得するために、心理学を専門的に学べる大学に入りました。心理学に興味を持ったのは、2020年コロナ禍の春(当時高校三年生)です。漠然とした将来への不安や、学校に行けないストレスで絶望しかない状態でした。そんなときに当時話題だったカウンセリングのエッセイに出会い、言葉に出せないモヤモヤや行き場のない孤独感をどうにかほぐそうとすることができるものがあるんじゃないかと感じ、心理学を学びたいと決断しました。
ただ、3年生の今では実習や授業などで専門的な心理学を学ぶことで、自分の気持ちが辛くなることがあり、でもカウンセラーになりたいという気持ちもなぜか消えずにあって、悩みながらも進んでいるような状態です。
資格だけとりあえず取って、全然違う職種につくのもアリだな〜と妄想的な考えはあるのですが、どちらかといえば真面目な性格なのでそんな選択を許せないような気もしています。
大人に相談すると、「若いうちはなんでもできる」とよく言われますが、なかなか実感が持てず焦ってしまいます。友達ともセンシティブな話題で気まずさのようなものもあって打ち明けづらいです。
長くなってしまいましたが、結論としては「自分を大切にする」ことと、「しんどいけれど魅力の感じることをやる」ことのギャップの差にどう折り合いをつけていくか、ぐるぐる悩み中です。
(すもも・女性・20代・学生・奈良県)

A. 自分は心理学を専門的に学んだことがないので、学ぶことで辛くなる、とおっしゃっていることのどのくらいを想像できているかは自信がないのですが……過去の自分の感情についてあらためて理解ができてしまうことである種のトラウマ的なものが再浮上したり、学ぶ過程でケーススタディとして出てくる様々なものに対して感情移入してしまったり、といったことでしょうか。そうしたものの受け取りやすさにはおそらく個人差があるという前提に立つと、すももさんがカウンセラーという職業を選ぶことは、自分を大切にしたいという視点から見ると、結構、苦しいものがあるかもしれません。いくら魅力を感じてしまうとしても、しんどいものはしんどいものであり続けるとすれば、ある期間は高揚感で乗り切れるとしても、長く続けるとしたらどう感じそうか、あらためて想像してみてもらえるとよいのではないかと思いました。

一方、直接カウンセリングを行う以外にも、専門家として資格を持っていることが、間接的であれ生かせる仕事はたくさんあるのではないかとも思います。およそほとんどの仕事は人とのかかわりの中でできていますし、いまはあらゆる業種のあらゆる会社が、従業員をいまよりちゃんと大切にしたいと考えるようになってきていると感じます。そうした中で、人のこころについて一定の専門知識を持っている人というのは、求められる機会が多いはずです。そうした意味で、すももさんが健やかに仕事をしていくために、しんどいと感じない範囲でのかかわり方で、専門性を生かしていける距離感を探るというのも、いいんじゃないかなと思いました。

きっとたくさん専門書を読まれていると思うので、釈迦に説法かもしれませんが、ビジネスの現場では、組織内でのコミュニケーションは常に大きな課題です。最近だと、マーシャル・B・ローゼンバーグ『「わかりあえない」を越える』(発行:海士の風 / 2021年)などNVC(Nonviolent Communication)関連や、アーノルド・ミンデル『対立の炎にとどまる——自他のあらゆる側面と向き合い、未来を共に変えるエルダーシップ』(発行:英治出版 / 2022年)など対人関係や内面の探究に用いられるプロセスワーク関連の本の話をすると、乗ってきて話が盛り上がるビジネスマンも多いかもしれません。

内沼晋太郎(ブック・コーディネーター、バリューブックス取締役、NUMABOOKS代表取締役ほか)

1980年生まれ。一橋大学商学部卒。ブック・コーディネーター。株式会社バリューブックス取締役、株式会社NUMABOOK代表取締役。2012年にビールが飲めて毎日イベントを開催する新刊書店「本屋B&B」を、2017年に出版社「NUMABOOKS出版部」を、2020年に日記専門店「日記屋 月日」をそれぞれ開業。また、東京・下北沢「BONUS TRACK」の運営を行う株式会社散歩社の取締役もつとめる。著書に『これからの本屋読本』(NHK出版)『本の未来を探す旅 台北』『本の未来を探す旅 ソウル』(朝日出版社)などがある。現在、東京・下北沢と長野・御代田の二拠点生活。二児の父。

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2.小谷実由さん(モデル)のお答え

Q. “自分を大切にすること”ができる考え方や選択の仕方は?

A. 自分の気持ちにできるだけ曇りがないように日々の営みを続けること

Q. 進路に迷ったときに、“自分を大切にすること”ができる考え方や選択の仕方があれば教えてください。また、その関係性(自分を大切にすることと進路)について思うことがあれば教えてください。

A. 自分を大切にすることは、自分が心地よく生きることができるために労わることでもあり、自分の気持ちにできるだけ曇りがないように日々の営みを続けることでもあると思います。

今の自分は何を大切にしたらいいのか、何が必要なのかを自分の心の声としっかり対話しながら、気持ちを丁寧に紐解いて考えていきたいです。楽になる選択も、ちょっとしんどいけど頑張りたいという選択も、どちらもそこに自分が必要としている理由があれば、それは自分を大切に思っての選択だと思います。友人の選択や人生と比べてしまったり、家族やパートナーにどう思われるか迷惑をかけてしまわないかなど、周りを気にしてしまうこともあると思います。でも、その選択をした道を進むのは自分しかいないから、できれば自信を持ってしっかりとした足取りで歩めたらいいですよね。

もちろん、選択は人生で1度きりのことではなく、これから何度もすることになるもの。ということは、何度でも選択して自分の思うように変化させていくことも可能なんじゃないかとも思います。その時々の自分の声に耳を澄ませて、一番必要なものをいつも手に取りたいですね。

Q. 自分の夢と、(特に出産など)物理的体力的なタイムリミット、世間・周りからの目、どのように折り合いをつけるべきでしょうか
A. 外からの刺激を受けた時に、それを踏まえて自分の気持ちはどうかな? と常々考えてみるのはどうでしょうか

Q. 春から博士課程に進学予定の大学院生(24歳)です。博士課程に進むと言うことは、一般的な就業年数でいっても、27歳まで学生をすることになります。私は今の自分の進路に満足しています。しかし、正月に祖母にあった際、「従兄弟の〇〇ちゃんはこの間彼氏ができて結婚も考えているみたい、よかったわ〜」など、「早く結婚することが良いこと」と考えているんだろうなという発言を耳にしました。私に直接何かを言うことはありませんが、周りの友人も結婚を見据えた同棲などを始めていることもあり、私の進路は、人から見たらあまり歓迎・応援されていないのではないかと、不安になることがあります。実際に私も結婚・出産願望がありますが、働きたい気持ちもあります。自分の夢と、(特に出産など)物理的体力的なタイムリミット、世間・周りからの目、どのように折り合いをつけるべきでしょうか。
(いむらん・女性・20代・学生・長崎県)

A. いむらんさんの明確な目的を持ち歩まれている学生生活、とても素晴らしいなと思います。きっとご家族もそうして突き進んでいくいむらんさんの姿をとても嬉しく感じているはずです。ご自身でも胸を張って今後の進路に進もうとされていますし、もう何も心配することないじゃない! と思ってしまいますが、いくら自分自身の志すものがはっきりしていても、やはり周りで起きていることは気になってしまいますよね。

そのような外からの刺激を受けた時に、それを踏まえて自分の気持ちはどうかな? と常々考えてみるのはどうでしょうか。時間の経過や環境の変化などで毎日のように自分の感じ方も知らぬ間に変わっていくものだと思います。その時々の一番新鮮な自分の声に耳を澄ませる。そうすることで自分の大切に思っていることもきっと深まっていくし、些細な変化を見逃さずに日々を過ごすことは安心や自信に繋がる気がします。そんな思いを持ちながら、自分がその時々で一番やりたいと思うことにトライし続ける。それができたら、たとえ結果がどうなってもきっと思い返した時に後悔することはないはずです。

この先の進路がしばらく決まっていたとしても、そこに沿って歩き続けたり、その道だけを歩くことだけが進路ではありません。道は1つだけじゃないしいくらでも増やすことができます。自分が行きたいなと思う方へいつでも方向転換しながら進んで行ってくださいね!

Q. 過去の嫌な記憶との向き合い方、乗り越え方について相談したい
A. 新しいことがどんどんやってくるので、そこに集中して自分自身を新しくアップデートさせていくことを楽しんでみませんか?

Q. 来月20歳になる大学2年生です。過去の嫌な記憶との向き合い方、乗り越え方について相談したいです。
私は先日の成人式に出席しませんでした。仲の良い友達はいるものの、同級生に会うことが怖かったです。通っていた中学校はスクールカーストが顕著で、私は底辺にいました。いじめは受けなかったのですが、振り返るとかなり苦しい時間で、たったの3年が重くのしかかっています。劣等感や苦手意識が拭いきれません。
何事もぐるぐると反芻して考えてしまうので、困っています。11月まで付き合っていた彼氏のことも度々思い出します。お互い初めてだったこともあり、戸惑い傷付きました。これから先、またフラッシュバックしそうで怖いです。
来年度から就職活動が始まります。過去のことに縛られている場合では無くなります。
過去の辛さや将来の不安とどう向き合っていますか?
(はるか・女性)

A. 過去にあった辛かったことや悲しかったこと、ふとした時に思い出してしまって落ち込むことは私もあります。過ぎ去ったことなはずなのに、現在進行形で続いていることではないのにどうして? となって、さらにそんな自分が嫌になってしまったりもしますよね。でも、はるかさん自身はどんどん時間を重ねていて、きっと楽しいことも夢中になれることもこれからたくさん増えていくはずです。

これから就職活動が始まって、過去のことに縛られている場合ではない、その通り! 新しいことがどんどんやってくるので、そこに集中して自分自身を新しくアップデートさせていくことを楽しんでみませんか? 過去のことは残念ながら覆すことができません。でも、塗り替えることはできる。すぐに全てを入れ替えることは簡単じゃないけど、1つ何か嬉しいなと思う経験ができたら、そこから派生して嬉しいことを広げることができる自分にもどんどん出会えるかもしれません。

Q. 好きだと感じていたことももしかしたらそれは表層を捉えただけの安易なものだったのではないかと落ち込んでしまいました
A. たとえ好きなものでも全てを受け入れなくていいし、自分が好きだと感じるところをしっかりと大事にしてくだけでもいい

Q. 小さい頃から本を読むことと文章を書くことが大好きです。高校生の頃、所属していた文芸部の顧問に憧れて高校の国語教師になりたいと考えるようになりました。現在、教育学部で学ぶ大学2年生です。
しかし、最近、自分の進路について悩むようになりました。どうも自分は国語を学ぶことには向いていないようなのです。教育学に関する授業や教え方に関する授業はとても楽しく受けており、教えることに対する魅力は感じています。ですが、文学研究に関する授業では、自分が興味のないジャンルの文芸作品について研究したり、苦手意識のある古典に触れることがやや苦痛なのです。私自身がこれまで読書を楽しんできたことも、国語が好きだと感じていたことももしかしたらそれは表層を捉えただけの安易なものだったのではないか、と落ち込んでしまいました。これまで国語は得意だと自負していた節もあり、なおさらがっくりしています。
このまま高校の国語の先生になっていいのか不安です。アドバイスがあればお聞かせ願いたいです。
(るる・女性)

A. まず、るるさんが今まで好きだと感じていたことも楽しんでいたことも、決して安易な気持ちでは絶対にないということだけは伝えさせてください。たとえ好きなものでも全てを受け入れなくていいし、自分が好きだと感じるところをしっかりと大事にしてくだけでもいいと思います。るるさんが色々なことを学んでいくうちに苦手意識があるものに出会ったりすることは、深くそれらと向き合えているからだなと感じます。

好きなことを仕事にするということは、100%楽しいことだけということではありません。その中でも、得意ではなかったり、この向き合い方は自分に合わないなと思うことはあります。趣味の範囲であれば、苦手なことを避けることもできますが、仕事となると避けられないこともある。でも、楽しさを感じながら仕事ができる瞬間も多くあると思います。

あと、今るるさんがとても魅力を感じている“教える”という行為を通して、苦手だなと思う分野に関わっていったら少しずつ苦手の意識が薄れることもあるかもしれません。今の関わり方だけがそれらの魅力を知る方法ではないかもしれないですよね。

小谷実由(モデル)

1991年東京生まれ。14歳からモデルとして活動を始める。自分の好きなものを発信することが誰かの日々の小さなきっかけになることを願いながら、エッセイの執筆、ブランドとのコラボレーションなどにも取り組む。 猫と純喫茶が好き。通 称・おみゆ。
著書に『隙間時間』(ループ舎)。J-WAVE Podcast番組「おみゆの好き蒐集倶楽部」ナビゲーター。

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3.haru.さん(クリエイティブディレクター)のお答え

Q. “自分を大切にすること”ができる考え方や選択の仕方は?

A. 過去の自分に何か言葉をかけてあげるとしたら、「1人で抱え込むな」です

Q. 進路に迷ったときに、“自分を大切にすること”ができる考え方や選択の仕方があれば教えてください。また、その関係性(自分を大切にすることと進路)について思うことがあれば教えてください。

A. 気づいた頃には就活の時期も終わっていて、大学卒業後すぐに、勢いで起業しました(笑)。経営のことは相変わらず宇宙だし、自分は社会人としての常識がなってないんじゃないか、これからも続けていけるのか、とか不安はずっとあります。5年続けてやっと、少しずつですが自分たちのやり方が見えてきたところです。

それも世界が変わればひっくり返ることもありますよね(起業して割とすぐにコロナ禍に突入しました)。目の前のことにがむしゃらだったここ数年ですが、やっと自分たちが主軸のプロジェクトを新たにスタートさせられそうな今、過去の自分に何か言葉をかけてあげるとしたら、「1人で抱え込むな」です。たいていの仕事は私だけでは何もはじまらないチーム戦で、適材適所で信頼のもとプロジェクトを進められることのありがたさが身に染みる日々。時間をかけながら、尊重し合える仲間をつくる。支え合っているし、困ったらお互いが進むべき方向の道しるべとなる。別にたくさんいなくたっていいんです。一緒にいる仲間の存在が、私を強くしてくれているんだなと感じることが年々増えています。

Q. やりたいことと襲ってくる現実の狭間にいて、何も考えられなくなっています
A. すでに歩んできたさまざまな道での体験や出会った人々との時間は何も無駄にならないし、むしろ全部活かしてやろうという気持ちで、今いる場所からできることに向き合う

Q. 自分のやりたいことに少しでも近い仕事をと思い、3年間働いた会社を辞め、ファッション系の専門学校に通っていて今年卒業します。
正直やりたいことと襲ってくる現実の狭間にいて、何も考えられなくなっています。
いつかはファッション系でプロデュース業やアートディレクターのようなお仕事ができればいいなと考えています。
しかし、最近親のお金まわりなどのトラブルもあり、少しでもお金の稼げる職を選んだ方がいいのか、自分のやりたいことを優先した方がいいのかで悩んでいる毎日です。
その結果、アパレル業界ではあるし、少しはお金を稼げるが、それは果たして夢に近づいてる職種なのか? みたいな中途半端な選択肢を自分が選んでしまっているような気がしてモヤモヤしています。
色んな人にやりたいことを優先した方がいいと言われるのですが、どうしても振り切れない自分がいます。
みなさんはどうやって夢を追いかけつつ、今まで生き抜いてこれたのか聞いてみたいです。
(ぞらゾラ・男性・20代・学生・神奈川県)

A. 3年間会社員をした後に、また勉強したいことをするという選択と行動力がすごい……卒業おめでとうございます✴︎

ぞらゾラさんの思い描くプロデューサーやアートディレクター像がどんなものか、お便りには書いていなかったので私の想像でしかないですが、この肩書きに含まれるのは大きな会社に所属していたり、個人事務所で師匠のもと修行をしたひと、別の職業からの転身や並行しているひと(デザイナーやフォトグラファー、編集者など。私がこれに近いと思います)、などかなりいろんなバックグラウンドと働き方があると思います。

なので、まずはぞらゾラさんがいいなと思ったプロジェクトのクレジットを毎回確認して、一体どんな人が理想のプロデューサーorアートディレクターなのかを明確にしていく作業をおすすめします。どちらもいろんなことを同時に考え、見て、チームとの適切なコミュニケーションを図り、柔軟かつ大胆な決断をすることが必要な職業ですよね。なので、ぞらゾラさんがすでに歩んできたさまざまな道での体験や出会った人々との時間は何も無駄にならないし、むしろ全部活かしてやろうという気持ちで、今いる場所からできることに向き合うのもいいのではないかなと思います。あとは専門学校で出会った仲間と、今できる規模の小さなプロジェクトを企画する、とか。シューティングでもZINEの制作でも、ぞらゾラさんのディレクションで。どんなに小さくてもわくわくする瞬間をあきらめないのは大事です……! 仲間がいればなおよしです。

私も本当にやりたい仕事を楽しんでいる瞬間があるな、と心から感じたのはここ数年の話です。私が制作を始めてからおおよそ10年が経とうとしていますが、やっぱり時間がかかるものですね。

お互い健康に気をつけて頑張りましょう〜!

Q. 私は私の仕事を見つけたいです。自分の仕事を見つけるためにしたこと、していることはなんですか?
A. たとえ仕事内容が自分のやりたいことと少し違ったとしても、尊敬できる大人の先輩が1人でもいることは、世界が広がるきっかけになります

Q. 私は文系大学生です。もうすぐ2年生になります。大学生になって高校生のときよりも将来のことについて考えるようになりました。今まで「将来どんな仕事に就くの?」という質問には「会社員かな」と答えてきました。ごく普通に自然と。しかし、その会社員という答えは自分の中から導き出されたものではなくて、世間一般の中から導き出された答えのような気がして、本当の自分の答えではないと思い始めました。会社員が悪いというわけではなくて、なんとなくで将来を選んでいるということが問題で、真剣に会社員になる決意があれば私は将来会社員になる選択をします。小中高大学と順調に進学してきてその次が就職。今までだったら次のステージが明確だったけれど、就職ってわからなくて、道に迷ったみたいにとてもとても不安です。そんな中で自分の道を見つけて、自分の仕事を持っていて「私はこんな仕事をしています」って人に話せる大人たちに憧れを抱きました(haru.さんも憧れの1人です)。私はこの世界にある仕事のうちのどれだけを知っているんだろうか。私は少ない選択肢の中で仕事を選んでしまうのだろうか。私は私の仕事を見つけたいです。ここで質問です。自分の仕事を見つけるためにしたこと、していることはなんですか?
(やきそばちゃん・女性・10代・学生)

A. やきそばちゃんさんの「私は私の仕事を見つけたい」という気持ち、とっても素敵です。

私はとにかく雑誌づくりに夢中な学生時代を過ごし、気がついた頃には就活の時期も終わっていたし、大学院を受験するも落ち、この際一緒にものづくりをしてきた仲間とご飯が食べていけるようにしたい、ということで勢いで起業したのでまるで計画性などなく……でも好きなことに夢中でいれた学生時代があってこその今だな、と思っています。まだ大学2年生のやきそばちゃんさんには、好きなことを探すことも、深掘りすることも、とりあえずやってみることも、失敗することも全部全力でできる体力があるのではないかと思うと羨ましいです(笑)。

今だからそう感じるというのもありますが、たとえ仕事内容が自分のやりたいことと少し違ったとしても、尊敬できる大人の先輩が1人でもいることは、世界が広がるきっかけになります。自分だけがオリジナルなんてことはなくて、何事にも先駆者がいて、切り拓いてきた道があるので、自分は誰から何を受け取り、そして残していきたいかを考えると、少し視界がクリアになってくるかと思います。

残りの学生生活、どうか楽しんでください〜!!

Q. 私は私の心が大切です。だけど、大切にしていると「甘え」や「弱い」と思われてしまいます
A. 私がいなくてもまわっていくし、いるほうがちょっといい感じだよね、くらいの気楽な自分も持ち合わせていたい

Q. こんにちは。私は三重県に住む23歳のblueです。👼🏻🐬💙💌
進路について、悩みが尽きないため今回応募させていただきます。
就職活動をせずに大学を卒業し、その後 面接を受けただいすきなお花屋さんに内定をいただきました。花が好きな私にとって、毎日花に囲まれ働くことが出来たのはすごく嬉しく、まるい気持ちになれました。ですが、3ヶ月で退職しました。毎朝 機嫌を伺ったり、ミスをした時に小声で嫌味を言われたり……自分がだめになっているのに気付いたのは、お昼休憩で初めて過呼吸になってからでした。 朝起きて、仕事に行かなきゃいけないのに、分かっているのに動けない。支度しないといけないのに、できない。そんなことから身の危険を感じ、退職しました。
その後は友人に紹介していただいたところでアルバイトをし、正社員になれたものの、急に求められるようになって、圧力を感じ、また精神的に不安定になってしまったので長く続きませんでした。なので今は無職です。
私は私の心が大切です。だけど、大切にしていると「甘え」や「弱い」と思われてしまいます。まともに働くことができない私に、母が「クズ」だと言いました。「まともに働けない」とも言われました。親を安心させたい気持ちと、私が大切にしているものとのバランスが上手く取れないです。
自分が何をしたいのか、その為にどう動けばいいのか 社会のしくみを知らない 誰も教えちゃくれないよという気持ちで日々、生きています。心を大切に生きたいけれど、そうすると人に迷惑をかけて、信頼関係が築けない気がしています。自分の心を大切にしながら働けたらうれしい。そして、やりたいことを見つけられたらいいな。
長く読みづらい文章ですが、ご回答いただけたら幸いです。冬はひかりが強くて好きです✴︎
(blue・20代・三重県)

A. いろんなものごとのバランスをとるのはなんて難しいんでしょうか……blueさんの自分の心を大切にしたら人に迷惑をかけてしまうのでないかという気持ち、とてもわかります。

今までもずっと仲間を頼りまくりな私ですが、起業してすぐにいろんなものを勝手に背負いすぎてしまい、身体を壊しました。1ヶ月ほど仕事もストップし、クライアントにもチームにも負担をかけてしまいました。でもそのときに思ったのは、それでも世界は当たり前に動いていて、どうにでもなっているってことです。良くも悪くも。だからこそ、自分の心身の健康は自分で守ってあげたいし、1番の味方でいてあげないと。これから先、私とずっとつきあっていかないといけないのは私だから。
責任を感じる瞬間や、ここぞというときはもちろんあったほうがいい。でも、私がいなくてもまわっていくし、いるほうがちょっといい感じだよね、くらいの気楽な自分も持ち合わせていたいなと思っています。

冬のひかりを借りて、blueさんの道も照らしましょう ~꙳☄︎

haru.(クリエイティブディレクター)

1995年生まれ。東京藝術大学在学中に、同世代のアーティスト達とインディペンデント雑誌HIGH(er) magazineを編集長として創刊。多様なブランドとのタイアップコンテンツ制作を行ったのち、2019年6月に株式会社HUGを設立。代表取締役としてコンテンツプロデュースやクリエイティブディレクションの事業を展開し、新しい価値を届けるというミッションに取り組む。

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4.ひうち棚さん(漫画家)のお答え

Q. “自分を大切にすること”ができる考え方や選択の仕方は?

A. 迷った時、自分の気持ちを優先させることも重要ですが、せっかくなので自分の身近な大切な人に喜んでもらえるような選択をするのも、自分を大切にする1つの方法

Q. 進路に迷ったときに、“自分を大切にすること”ができる考え方や選択の仕方があれば教えてください。また、その関係性(自分を大切にすることと進路)について思うことがあれば教えてください。

A. 漫画を描き始めた20代前半の頃、自分はどんな内容の漫画をこれから描いていこうかと迷っていた時期がありました。
どこかから注文を受けて仕事として描いていたわけではないので(友人と2人で作っている同人誌に載せるための漫画を描こうとしていました)何を自由に描いても良いのですが、その自由さを難しく感じて悩んでいました

そこで、まず誰に自分の漫画を読んでもらいたいか、想定読者を決めることにしました。
自分が読者と決めた相手は、一緒に同人誌を作ってくれている友人と、自分の両親。その3人に向けて、その3人が楽しんで安心して読んでくれるような漫画。描く内容は、自分の生活の中で起こった些細な出来事、3人に向けて描く私信のようなものが中心になってきました。
3人に、描いた漫画を読んでもらうと、3人とも喜んで読んでくれて、そして褒めてくれました。自分はそのことがとても嬉しかったので、それが漫画を描き続ける動機になりました。

細々と漫画を描き始めて20年になります。その間に両親は亡くなりましたが、今でも漫画を描く時の想定読者は、まずその3人です。
現在は自分の妻も子も、漫画の大切な想定読者になってくれています。
あれもやりたい、これもやりたいという自分の思いはあっても、限られた時間の中で実現できることはとても少ないです。迷った時、自分の気持ちを優先させることも重要ですが、せっかくなので自分の身近な大切な人に喜んでもらえるような選択をするのも、自分を大切にする1つの方法ではないかと思います。

Q. 一緒に住んでいるパートナーの夢の実現のため、今住んでいる場所から遠くに引っ越す予定です
A. 引っ越し先でも素敵な新しい出会いがあると思いますが、長年温めて来たご友人との関係を引き続き大切になさってください

Q. 一緒に住んでいるパートナーの夢の実現のため、今住んでいる場所から遠くに引っ越す予定です。
もちろん私自身もそれに賛成していますが、リミットが近づくにつれ自分の「友達」について考えます。
今私は、生活の中ですぐ会える友達に本当に助けられていて、心の平穏に欠かせない存在です。
シンプルにそんな友達と離れるのがこわくなってきました。
「新しいところに行ってもすぐに友達ができるよ!」と周りの人は励ましてくれますが、新しくできればそれでいいのかなあと考える日々です。
ポンと解決する話ではないですが、お話を聞かせてもらえたら嬉しいです。
(うめ・女性・30代・アルバイト/パート・長野県)

A. 住み慣れた場所から新しい土地に引っ越して生活を始めるのは、期待もありつつその分不安も大きいですよね。
自分も30歳頃に、学生だった18歳からずっと住んでいた大阪府から出身地の愛媛県に引っ越す機会がありました。
自分にも学生の頃に出会って、学校を卒業しても、毎週末のように喫茶店等で会って、話を聞いてもらったり、聞いたりして、精神的な面で支えてもらえていた友人と呼べる人が1人いました。

うめさんと同じように、いざ引っ越しする際、その人と物理的な距離が開いてしまうことにとても不安でしたが、それから10年以上経った今(その間に結婚して子どもが産まれて、四国から現在住んでる愛知県に引っ越しました)も、一年に数回会ってお互いの近況を報告し合うという関係がその友人とは続いています。近くに住んでた時とはまた違った関係性になりましたが、自分にとっては心地良く感じています

うめさんにとって、ご友人は欠かせない存在であるように、ご友人にとってもきっと、うめさんは欠かせない存在だと思います。引っ越し先でも素敵な新しい出会いがあると思いますが、長年温めて来たご友人との関係を引き続き大切になさってください
パートナーの夢の実現のために、うめさんが引っ越す決意をされたのですから、パートナーの方にも時々は協力してもらって、離れた場所に住むご友人と会う機会を作るのも手ですね。

Q. いわゆるフリーターである私に対するマイナスなことばや、将来が見えない不安な気持ちに打ち勝つ力、やり抜く力の付け方、社会との関わり方へのアドバイスを
A. 社会の中で、制作すること、労働することは、相反することや天秤にかけるようなことではなくて、実は同じような側面も持っているものではないか

Q. 社会人とは何か?
大学卒業後、アルバイトをしながら自身で制作をしておりますが、「社会人ですか?」「仕事は何をしているの?」と聞かれると私は何者なのだろう、社会にとって何の役にも立てていない、と萎縮してしまいます。
コロナ禍を経て、当たり前にやってくるわけではない今日を後悔しないように過ごしたいと思い、今まで外れないように必死に辿ってきたレールから外れ、自分のしたいことを、見たい景色を経験できるように目の前の日々だけを見て生きてきました。しかし、いざ進んでみると自分のために選んだはずが、自分自身を苦しめていて、社会に従い、周りと足並み揃えて生きていく方がこの世の中では生きやすいのではないかと思いました。しかし、同時にその生きやすさは社会における自分にとってであり、自分が自分らしく生きていくこととは異なると感じました。その生きやすさは環境や社会、制度にそう思わされているだけではないかと思いました。制度や社会を変えることは難しいですが、自分自身における、無視できない友人や周りの人々からの肩書きのない、いわゆるフリーターである私に対するマイナスなことばや、将来が見えない不安な気持ちに打ち勝つ力、やり抜く力の付け方、社会との関わり方へのアドバイスをお伺いしたいです。また、結局何がしたいのか見失ってしまったり、どこに向かって、何のために生きていけばいいのかわからなくなったりした時、自分の自信の付け方や自分を幸せにしてあげる方法を知りたいです。
よろしくお願いします。
(wo・20代)

A. 自分も20代の頃、woさんと同じ悩みを抱えていました。
日々忙しく、生活するための労働に従事していると「自分はこんなことをしてる場合ではない、本当にやりたいことをやる自由な時間をもっと持ちたい!」という思いがふつふつと沸いてきて、居ても立っても居られない気持ちになることもあります。この思いは40歳を過ぎた現在でも、会社員をしながら漫画を描いてる自分にとってはジレンマとしてあります。

しかし現在、自分が漫画を描くことを続けていられるのは、会社員として勤めていることで、ある程度の生活の安定が保たれているからです。
好きでやっていることを続けるために、何かを犠牲にしてるように見えるかもしれませんが、やはり生活環境と心の安定がなくては、じっくり落ち着いて自分の作りたいものをつくるのは困難です。

woさんが大学卒業後もアルバイトをしながら制作を続けている、ということは本当に素晴らしくて気合いが入っていることだと思います。恐らくwoさんの周りの人たちの中には、様々な理由で制作するのを止めてしまった方も多くいるのではないでしょうか。そんな中、悩みながらも制作を続けているwoさんは、それだけで立派だし、かっこ良いし、自信を持って良いと思います。

社会に出て、例えば会社員として働くことは実際しんどいですが、同じ場所でまず1年、それから3年、5年も働いてると、徐々に仕事も覚えて慣れてきて、社内での自分の居場所やペースというものを確立できます。そうなってしまえば、時には自分の都合の良いように会社と向き合うこともできます。毎月ある程度決まった額の給料も振り込まれることで、心の安定を保つことができます。
1人で絵を描いたり、何か作ったりする行為も、やはり最終的には、誰か自分以外の他人がいてくれるから成立するものだと思います。

自分が最近絵を描いていて思うのは「自分らしさ」というのは実は自分の中には存在していないのではないかということです。それはあくまで、作品を見てくれた誰かが感じ取ってくれるものです。それも1つの立派な社会参加だと思います。でも、それだけやってるだけでは、生活は成り立たないから、多くの人は労働しています。

社会の中で、制作すること、労働することは、相反することや天秤にかけるようなことではなくて、実は同じような側面も持っているものではないかという気がしています。

かくいう私も、何とか両方バランス良くやっていけないものかと日々悩みながら精進しております。
お互い悩みながら制作しているもの同士、頑張って生活していきましょう!
いつか、woさんの作品を観たいです。

Q. 自分の中で諦めても大丈夫なことと、手放してはいけないことの区別がつかず、就職先を決めることが怖いです
A. 今現在1つでも明確な目的があるという状態は強みだと思うので、その目的を手放さずに、日々生活を送ってください

Q. 東京で就職がしたいフリーターです。
名古屋で一度は就職したのですが、すぐにやめてしまいました。自分の中で諦めても大丈夫なことと、手放してはいけないことの区別がつかず、就職先を決めることが怖いです。
(sekicham・女性・20代・アルバイト/パート・愛知県)

A. 就職して働くということは、やはり何らかの目的があるからできるのだと思います。
生活費を稼ぐため、というのが最も多い理由だと思いますが、人によっては自分が幼いころから憧れていた職業を目指して、実現することができたという人もいると思います。
労働というのはやはりしんどいものなのですが、働いている自分の目的をしっかり把握しておけば何とか続けていくことができるのではないでしょうか。

sekichamさんは「東京で就職がしたい」という具体的で前向きな目的があるので素晴らしいです。その目的を叶えるために、今やっているアルバイトを続けて、または地元で就職して、ある程度のお金を貯めて上京資金を作る、お金が貯まったら最初の目的のために動き出す。こういう順番で間違いないと思います。

目的のためとは言え、労働を続けるのがしんどいと感じた時は、現実的に引っ越し費用はいくらかかるとか、東京に住むならどの街に住むのか、家賃はどれくらいかかるのかとか、将来の自分の具体的な生活設計を立ててみるのも楽しいと思います。
とにかく、今現在1つでも明確な目的があるという状態はsekichamさんの強みだと思うので、その目的を手放さずに、日々生活を送ってください。

ひうち棚(漫画家)

1980年愛媛県生まれ、愛知県在住。
2008年頃から、友人の大西真人と2人で漫画同人誌『山坂』を作り始める。
2020年『夏休み』(月刊コミックビーム)でデビュー。
著書に『急がなくてもよいことを』(KADOKAWA)などがある。

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5.横澤琴葉さん(kotohayokozawaデザイナー)のお答え

Q. “自分を大切にすること”ができる考え方や選択の仕方は?

A. 他の誰とも違う自分自身に必要だと思うことを見極めていくことが大切

Q. 進路に迷ったときに、“自分を大切にすること”ができる考え方や選択の仕方があれば教えてください。また、その関係性(自分を大切にすることと進路)について思うことがあれば教えてください。

A. もちろん、自分がやってみたい! と思ったことに進んでいくことこそ人生だとは思います。でもそのやりたいことがどうしてやってみたいのか、という理由は自分にとって素直なものでありたいですよね。理想や憧れを抱くこともありますが、誰かになろうとせず、他の誰とも違う自分自身に必要だと思うことを見極めていくことが大切だと思います。

Q. 子育て、家事、仕事(扶養内)のやりくりが下手で、やりたいことに挑戦してみたい気持ちもあるけれど、家の中が回らなくなるのはいや
A.週に一回、月に数回だけでも、1人で好きなことをとことんできる時間をお互いに作ってみるのはいかがでしょうか

Q. 今は自分が「できる」仕事をしていて、面白くはないけれど、とりあえず続けようと思っています。子育て、家事、仕事(扶養内)のやりくりが下手で、やりたいことに挑戦してみたい気持ちもあるけれど、家の中が回らなくなるのはいやで。私は本当に不器用で、ストレスも溜まりやすくて。
本当は今の仕事は長く続けたくないな、とは思っていますが、30代後半、既婚子持ちで、いろいろ考えてしまい蓋を閉めてしまいます。
(たんぽぽ※・女性・30代・アルバイト/パート・愛知県)

A. まずは、今日も本当にお疲れ様でした。1日があっという間に過ぎますよね。ご家庭によって役割分担は様々だと思いますが、我が家は夫と話し合った結果、家事と育児を完全シフト制にしました。

自分のシフトではない日は家にいなくても良いし、何をしても良い、家にいる時でも家事や育児は当番の方が主体で行う、と決めたらすごく時間の使い方のメリハリが出ました。ご自身やパートナーの方のお仕事やライフスタイルによると思いますので、毎週決めるのはなかなか難しい場合もあると思いますが、週に一回、月に数回だけでも、1人で好きなことをとことんできる時間をお互いに作ってみるのはいかがでしょうか。

その時間に好きなことに挑戦したり、資格の勉強をしたり、何にもしないでぼーっとしたり、そういう時間があることで余白が生まれて、「まだ今の仕事やれそうかも」と思えたり、「この時間で新しい仕事をちょっと探してみようかな」とか、とにかく時間を自分のためだけに使ってみましょう。またこの時間のために頑張ろうとも思えてきたりするかもしれません。

家族を家に置いてママが一人で遊ぶなんて……と罪悪感を感じてしまうこともたまにあるのですが、私は家にずっといる方がかえって調子やメンタルを崩してしまったりするので、これも大事な時間と割り切って楽しんでいます。

Q. ファッションデザイナーを夢見ていた自分を諦めきれず、ファッションでなくても自身の感性やセンスを表現し、それを仕事にしたいという気持ちが年々強まってきています
A. 会社で普段やってはいけないことや、控えていることを、お休みの日は思いっきり自分の表現にぶつけてみるのはどうでしょうか

Q. 私は現在証券会社に勤めています。幼い頃はファッションデザイナーになりたいと思い、スタイル画を毎日描くような日々を送っていましたが、親からの反対や周囲の環境から私大の文系学部に進学したのち、証券営業に励む日々を送っています。
正直、現在の状況は自分の思い通りにいかない人生の中で1番良い道を探った結果であるので、責任を持って仕事をしていきたいと思っています。しかし、その一方で、ファッションデザイナーを夢見ていた自分を諦めきれず、ファッションでなくても自身の感性やセンスを表現し、それを仕事にしたいという気持ちが年々強まってきています。ただ、周囲に芸術分野で仕事をしている方がおらず、人脈もないため、今の証券営業から新たな道にシフトすることが現実的に考えることが難しい状況です。今後、現実にしていくためには、どういった行動やスキル、生活習慣を身に付けるべきでしょうか?
kotohayokozawaのお洋服が大好きで、展示会では横澤さんからいつも元気をもらっています。これからも応援しております。
(つの・20代・会社員・埼玉県)

A. 展示会などでも少しお話しさせていただいた方ですね! ありがとうございます。
お仕事大変なことも多いかと思いますが、まずはやりたいことや好きなものがなんとなーく定まっているのでしたら、お休みの日や通勤時間など仕事以外の時間は自分の好きなものに好きなだけ浸りましょう

好きな服をとことん見てまわるとか、何か買って着てみるとか、子供の頃に戻って絵を描いてみるとか、会社で普段やってはいけないことや、控えていることをお休みの日は思いっきり自分の表現にぶつけてみるのはどうでしょうか。生活を送るためにお仕事をしているわけですし、とにかく楽しいことに投資したいですよね。

仕事をしながらちゃんと自分の好きなものがある大人は素敵だなと思います。ショップの店員さんと仲良くなったり、週末や夜間のアートやファッションのスクールに通ってみるのもアリです! 同じ境遇のユニークな人たちとたくさん交流することができると思います。

もちろん、今はお仕事とのバランスの兼ね合いは大切です。やり込みすぎたり、偏りすぎると疲れてしまうので、まずは休みながら好きなものをつまみ食いしてみるつもりで始めてみると楽しいかもしれません。

Q.好きな仕事なはずなのに、なぜこんなに常に恥じ、劣等感や絶望に苛まれながら働いてるのだろう
A.本来ならばこうあるべきだよな、という考えは周りと自分を比較することに繋がってしまうので、それは避けたいところ

Q. 美術系の学校を卒業後、都内で舞台の小道具の仕事をしています。少し変わった職種でもあるこの仕事が好きで、やりがいと誇りを感じており、生涯この仕事でも良いかもと思えるのですが、長時間労働・休日出勤に加え賃金がとても安く、周囲の同世代やエリートサラリ​​ーマンの弟とつい比べてはひどく落ち込んでしまいます。相対的貧困層の自分や、気づくと激しく嫉妬をしている自分に対するあまりの恥ずかしさで消えてしまいたくなることもあります。
業界的に今後良くなっていくイメージも湧いてこず、「好きな仕事なはずなのに、なぜこんなに常に恥じ、劣等感や絶望に苛まれながら働いてるのだろう」と、時々苦しくなって眠れません。
そのために「好きな仕事をバッサリと捨てて、転職してしまおうか」と時々考えますが、妥協を選ぼうとしている自分が好きになれず、いつも決断できません。
結婚や出産などの人生設計も他人事のように思え、この先どのように生きていけば良いのかがよく分かりません。
こんな私によろしければアドバイスを下さい。よろしくお願いいたします。
(odayaka・女性・20代・会社員・東京都)

A. 私の兄もodayakaさんにちょっと近い仕事をしています(映像の大道具の制作です)。休みは不定期で直近までわからなかったり、拘束時間も長い大変なお仕事かと思います。でも「やりがいと誇りを感じており」とはっきり言うことができるお仕事をしていること、すごくかっこいいです。それを言えることができる人は実は結構少ないのでは、と思います。

お金のことだけで比べてしまうと、他人のことを羨ましく思ったり、嫉妬してしまう時もありますよね。でも決して恥ずかしいことではありません。自分で考えてたどり着いたのなら、転職を選ぶという選択だって妥協ではないと思います。

なにか選択をしなければいけない時、本来ならばこうあるべきだよな、という考えは周りと自分を比較することに繋がってしまうので、それは避けたいところです。本来はそうかもしれないが、自分はこうしたい! という自分の選択に自信を持ってあげること、信じてあげることもすごく大切です。odayakaさんは自分への言葉が少し厳しすぎるのかもしれません。

まずは自分のことをとてもとても大切に可愛がるとか、とことん甘やかしてみるとか、たまにはふにゃふにゃになってそういうことをしたって良いはずです! 自分は何に幸せや気持ちよさを感じるのかな〜とぼんやり考えてみると、お金や仕事とは全く違うところにたどり着くかもしれません。

本当はご質問いただいた皆さん一人一人と直接ゆっくりとお話ししたくてもどかしいのですが、言葉を使ってハイタッチができたら嬉しいです!

横澤琴葉(kotohayokozawaデザイナー)

ファッション文化科を卒業後エスモード東京校に進学。
その後アパレル企業にてデザイナーとして勤務しつつ、ファッションスクールここのがっこうに通う。
退職後、再びエスモードAMIに通い2015年より自身のレーベルkotohayokozawaをスタート。
2018年度Tokyo新人デザイナーファッション大賞に選出。
2020年に毎日ファッション大賞「新人賞・資生堂奨励賞」を受賞。
現在はここのがっこうのチューターも務めている。

Webサイト
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「せるふらぶな進路相談」にお悩みを送ってくださった方、ここまで読んでくださった方、心よりありがとうございました。すべてのお悩みに答えることはできませんでしたが、自分の経験や感情と重なるお悩みを他の誰かも抱えているのだと知れたり、お悩みに対する5名の言葉に出会ったりすることで、少しでも視界が明るくなる瞬間があることを願っています。

また、誰かに相談することがなかなか難しく、いまひとりで苦しんでいたり、追い詰められていたりする方もいらっしゃるのではないかと思います。そういった場合は、それぞれの領域の専門家がいる相談窓口などを活用することも選択肢に入れていただけたら幸いです。

名古屋パルコ『せるふらぶ倶楽部』
お気に入りの音楽を聴いて、自分の気持ちと重なったり
憧れの服を身にまとって、足取りが軽くなったり
未知のものごとを学んで、いつもの景色が違って見えたり。

“自分を大切にする”ということは、
生活の中のそんなかけがえのない瞬間を感じて、手放さないでいること。
わたしもあなたもそうやって、
それぞれの「こころとからだ」を慈しんでいい、と感じること。

自分の愛し方をお互いにシェアして、
いとおしい場所や時間がいくつもある日々をつくろう。
そんな毎日を望む人はきっと、せるふらぶ倶楽部のメンバー。
わたしはわたしを、あなたはあなたを、どうやって愛したい?

期間:2024年2月9日(金)~3月10日(日)
場所:名古屋PARCO 全館
『せるふらぶ倶楽部』特設サイト

望まない孤独をなくすため、信頼できる人に確実にアクセスできる仕組みを創るため、24時間365日誰でも無料・匿名で利用できるチャット相談窓口。名古屋パルコ『せるふらぶ倶楽部』では、イベント期間中、館内化粧室で「あなたのいばしょ」をご紹介する取り組みを行なっています。

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