me and you’s eyeでは、me and youスタッフのそれぞれの生活を支える視点をだいたい毎週お届け。
個人的なことから社会や世界のことまで、自分の速度で感じ、考え、生きていくために。好きなものを好きでいる自分を忘れることなく、深刻さも喜びもどちらも受けとめながらやっていけるように。
ある土地に主体的に関わろうとしたそのときに(野村由芽)
2026/3/20
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個人的なことから社会や世界のことまで、自分の速度で感じ、考え、生きていくために。好きなものを好きでいる自分を忘れることなく、深刻さも喜びもどちらも受けとめながらやっていけるように。
記憶を保存する主体
ノンフィクション作家の川内有緒さんが、「みんな、なに食べて、どう生きてるんだろ?」という問いを携えて、福島第一原発事故から14年経った国道六号線(ロッコク)を旅して綴った『ロッコク・キッチン』がとてもよかったです。食を通して、福島で生きる一人ひとりの現在をそっと差しだす言葉と写真。不特定多数の人の視線を気にすることよりも、確かに出会った顔が見える人をこちらからまなざしているからこその、血の通った温かな覚悟や想像力のようなもの。それを一冊から受け取る感覚がありました。
本のなかに、野外に骨組みだけでしつらえた本屋を営む方が登場します。その本屋が建っているのは、震災で更地になった祖母の家があった場所。「懐かしめるはずのものが懐かしめない」「この場所が更地であること、その背景を無視しない」とその人は話します。ある土地に主体的に関わろうとしたそのときに、人は初めて「ない」ことも含めて記憶を保存する主体になることができるのかもしれないとぼんやり考えています。『ロッコク・キッチン』のドキュメンタリー映画も2026年2月より公開。観るのが楽しみです。(野村由芽)
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