プレッシャーから脱する鍵は、“今”を感じること。大切な人に感謝を伝えること
2025/4/7
個性とは? 自分らしさとは? さまざまな発信や表現方法がある中で、他者と比べて自信を失ったり、葛藤を抱えたりしている人もいるかもしれません。
15歳で長野から東京に上京し、踊ることで自分を表現しているアオイヤマダさん。ダンスパフォーマンスに限らず、映像作品や舞台でのお芝居、振り付け、楽曲制作、パフォーマンスユニットなどさまざまな場面で思いを表現されています。その表現は、強く独創性がありながらも、アオイさん自身の繊細さや視野の広さが共存しているのが魅力です。
個性的というイメージを抱かれがちなアオイさんですが、新たなチャレンジを始める新社会人や学生に向けて応援メッセージを届けるFRISKのプロジェクト「#あの頃のジブンに届けたいコトバ」で書いた手紙には、「プレッシャーや社会との関わり方で悩んで、迷って、虚無にたどり着いた」と葛藤を抱えていた時期もあったと綴られています。自分を見失いかけていた状態から脱する手がかりとなったのは、“今”を見つめること、大切な人たちに感謝すること。もがきながらも前進してきたその道のりについて、話を聞きました。
─手紙をなかなか書き進められなかったと、撮影の合間におっしゃっていましたよね。
アオイ:うまく言葉がまとまらなくて、手が止まってしまって。でも、地元の長野に帰る特急のなかで急に言葉が降りてきて、一気に書けました。
─不思議な現象ですね……そういう経験はこれまでもありましたか?
アオイ:東京で行き詰まっていて、モヤモヤした気持ちのまま長野に戻ると、理由はわからないけれどパーッと道が拓けるみたいなことはよくあります。以前も、この先どうしようかと悩んでいたときにお母さんから「教習所で免許をとったら?」とアドバイスをもらって、特急のなかで教習所に電話を入れたんです。そしたら、そこで今の夫と出会って、新たな日々が始まって。不思議なんですけど、東京と長野の電車のなかでいろんなきっかけが生まれています。
─「あの頃のジブンに届けたいコトバ」というテーマで手紙を書くにあたって、どのようなことを思い浮かべましたか?
アオイ:最近、自分に対する接し方を変えているんです。これまで、できないことがあると「できるようにならなきゃいけない」って自分を責めるところがあったんですけど、そういう思考だと未来に対して期待よりも不安のほうが大きくなってしまって。過去に縛られて身動きが取れなくなっている自分に悩んでいました。
ある時、本を読んでいたら「自分自身を親友だと思うことが大事」と書かれていたのが、すごく腑に落ちて。自分のことを「親友」だと思って接するように心がけていて、そんな気持ちで書きました。
─自分自身を「親友」だと思うようになったことで、どんな変化がありましたか?
アオイ:やさしくなりました。成長したいっていう気持ちが大きいから、できないことも全部できるようになりたいと思っていたけれどうまくいかない。自分を親友だと思うようになってからは、できないことがあっても「こうしてみたらどうかな? こっちの方が向いているかも?」と前向きな提案を自分にできるようになりました。
─自分に対する声かけがガラッと変わったんですね。
アオイ:思ったのは、人それぞれ得意不得意があって、自分にはできないことも多いということをわかっていなかったんだと思います。でも、できないことも個性だって思えるようになりました。私がずっと支えられているのが、「大丈夫じゃなくても大丈夫」という言葉。ダンスの相方の高村月からもらった言葉です。みんな人生はじめましてだし、選択に答えはないだろうから、大丈夫じゃなくても大丈夫って自分に言ってあげることが今の私に大事なんだと思います。
─「全部できなくちゃいけない」というプレッシャーは、どこから来ていたのでしょうか?
アオイ:私の場合は、ドラマに出させていただいたことで自分を知ってくれる人が増えて、SNSのフォロワー数も明らかに変わり、インタビューを受ける機会も増えました。ありがたい反面、自分の発言によって誰かを傷つけてしまうんじゃないか、自分勝手な考えじゃないか、と考えすぎるようになってしまって。それで、完璧な自分であろうとしすぎたんだと思います。
─踊っているときに、そういう不安定な状態になることはありましたか?
アオイ:それが、踊りではならないんです。踊るときは魂のみが爆発して、自分自身が解放されます。なので、喋るときも「人にどう見られたいのか」という視線を意識しないようにしたら、少しずつ改善されていきました。緊張と恥ずかしさが混ざると、厄介だなと思います。緊張はいいものだけれど、恥ずかしさは周りの視線や求められていることを気にしすぎている状態。何を言いたいのか、何を表現したいのか、踊るときのように「自分」を優先すると自然と自分らしさが出てきて、結果的に誰かに響くのかもしれないです。
─アオイさんの表現は「私を見て」という強さだけでなく、踊る姿が映し鏡となって「自分は何を感じていて、何が大切で、誰を大事にしたいのか……」と、見ている側が自分自身に向き合いたくなるやさしさを感じます。自分を表現することについて、踊っているときはどんなことを考えているのでしょうか?
アオイ:私は、パフォーマンスをしているときが人生で一番幸せ。なんだろう……名前も性別もお金も全部忘れて“無”になれるんです。もちろん、ステージによってストーリーやコンセプトは考えていきますが、踊っているときは「こう見られたい」という欲がなく、ただ周りの粒子に押されて自分が変形していくような、そんな感覚があります。温度や色など、目には見えないけれど絶対にそこにあるものに自分が巻き込まれて、そのときにしか表現できない自分が生まれる。それを感じるのが、すごく楽しいです。
─ダンスを専門的に学ぶために長野から上京されたのが、15歳のころ。その頃から、ダンスに対して解放される感覚を掴んでいたのでしょうか?
アオイ:掴んでいたかどうかはわからないですが、ダンスをものすごく楽しんでいました。15歳のときって、考えているようで何も考えていなくて(笑)、その瞬間に起きることの刺激で生きていた。でも、それ以上に楽しいことってないんです。上京してしばらく経ってから、周りの視線を意識するあまり、できないことに縛られて、楽しむ感覚を忘れちゃっていました。考えすぎて未来が不安になり、過去が嫌で、踊れなくなりそうになったことも。
─それが、手紙に書かれていた「プレッシャーや社会との関わり方で悩んで、迷って、虚無にたどり着いた」二十歳くらいの頃の話でしょうか。
お元気ですか。笑って泣いて踊ってますか。
二十歳になったばかりの、あの日の私に書いています。
その日は、朝起きて、ベッドから起き上がれなかった。
プレッシャーや、社会との関わり方で悩んで、迷って、虚無に辿り着いた。誰とも会いたくなかったあの日。
その時って、とっても辛いよね。
大丈夫? ってきかれても、大丈夫じゃないよね。
アオイヤマダさんがFRISK「#あの頃のジブンに届けたいコトバ」に寄せた手紙。直筆の手紙全文は4月10日(木)から下北沢BONUS TRACKで開催されるFRISK『あの頃のジブンに届けたいコトバ展』で展示される(詳細はこちら)
アオイ:舞台で初主演を務めさせてもらったときのことを思い出して書きました。プレッシャーや緊張から漠然とした不安にのまれて、できないことへの怒りと焦りに押しつぶされ、朝起きたらベッドから起き上がれなくなってしまったんです。いろんな人に話しながら、少しずつ回復していったんですけど、すごく怖かったですね。ふだん踊っているときはずっと光が見えていて前向きだけれど、その当時は真っ暗な中を踊っていました。
─「苦しいことから学べるものがある」とは、必ずしも言えないところもあると思うのですが、振り返ってみて「あの頃があったから今がある」みたいな感覚はあったりしますか?
アオイ:全部がよかったとは言い切れないですが、私がよかったと思うのは大切な人が増えたこと。当時、支えてくれた人たちがいなかったら私は結構きつかったので、あらためて身の回りの大切な存在に気づくことができました。
─手紙にもいろいろな人からもらった言葉が引用されているところからも、出会いがアオイさんを強くしているんだろうなというのは感じます。
アオイ:そうなんですよ。実は私は、自分から生まれた強い言葉ってあまりないと思っていて、みんなからもらった言葉ばかり。それを大事に記憶して、自分を通して繰り返し伝えているだけなんです。それくらい、人から受け取るものから影響を受けていると思います。だから、自分から新しいものを生み出さなきゃと焦っている人がいるのなら、「そんなことしなくても大丈夫」って伝えたいです。
よく、InstagramのDMで「自分らしさがわかりません」という相談が届きます。でも、私も自分らしさとは何か、よくわかっていなくて。考えていくうちに、周りから影響を受けて取り入れたものが、結果的に自分らしさに変わるんじゃないかという考えにたどり着きました。産まれたばかりの頃は自分らしさなんてないように、きっと大人になっても、周囲の人や音楽、映画、すべてから影響を受けながら自分を作っていくんだと思います。
─受け取ったものが自分らしさにつながっていくというのは、たしかにそうですよね。自分だけで個性を生み出そうとすると苦しいけれど、感受できる自分であることで自分らしさが見つかっていく。そのとき、周囲の声を受け止めながら、自分に潜っていくバランスが難しいとも思います。
アオイ:周囲の意見を大切にしすぎるとバランスが崩れて、自分がわからなくなっていきますよね。私もまだバランスを探っているところですが、そのひとつの方法として、さきほどお話しした自分を親友だと思うことでバランスの取り方がうまくなってきた気がします。
─アオイさんも「新しいものを生み出さなきゃ」という焦りを感じていたときはありましたか?
アオイ:新しいものを生み出したい気持ちはあるけれど、自分が初めて生み出せるものなんてないんじゃないかっていうことも同時に思っています。なので、すでにあるものをかけ合わせてみたら新しく見える、ということが多いです。自分の足元を見てみると意外な発見がありますよね。
─自分の足元にある、周りの人や物事に目を向けるようにされているんですね。
アオイ:私に何かを差し出してくれた人に対して、恩返しをしたいっていう気持ちが強いんです。パフォーマンスでも、インタビューでも、遠くの人まで届けたいって思うとなかなか難しくて、できないジレンマに苦しめられます。でも、舞台を見に来てくれたり記事を読んでくれたり、目の前の人をよろこばせたいという心持ちに変わってからパフォーマンスも生活もすごく変わりました。
─まさに、野菜ダンス(昭和の歌謡曲をバックミュージックに野菜と一緒に踊るダンス)はエールを送り続けてくれる祖父母へ向けた“恩返し”だったんですよね。
アオイ:そうですね。野菜ダンスは、コロナ禍、私のことを心配してくれるおばあちゃんとおじいちゃんに向けて「野菜を食べて元気にしています」というメッセージを送りたくて始めたもの。二人は毎日夢に出てくるくらい大切な存在なので、すごくよろこんでくれてうれしかったです。「神田川でやってくれ」と曲のリクエストもくれました。
─かぐや姫さんの“神田川”で野菜ダンスは難しそうですね……!
アオイ:どうしようかなと思って冷蔵庫を開けたら、切りかけのきゅうりが「あなたは、もう、忘れたかしら……」と語りかけてきてくれてピンときました(笑)。個人的なやりとりから始まったのですが思わぬ広がりがあって。目の前の人に思いを伝えようとすれば、自然と思いがつながっていくのかもしれないと考えるようになったきっかけです。
─手紙のなかにあった、歳を取ることに対する言葉も素敵でした。この方は、アオイさんにとってどのような存在ですか?
アオイ:私の大好きな人生の先輩で、88歳くらいのお姉さんから聞いた言葉です。すごくワクワクしながらおっしゃったんですよ、「歳を取るといいわよ」って。それまでは周りの人たちがどちらかというと年齢を重ねることに対してネガティブだったから、その方の話しぶりも含めてパッと明るい気持ちになりました。文通をしているくらい大切な方です。
「あのね、歳をとることは、良いことよ。歳をとると、花も、水も、火の声も聞こえるの。」
ある人生の先輩がそう教えてくれました。
「また会いにおいでね。」
祖母が涙ぐみながら言いました。
「愛してる。」
夫が手を握ってくれました。
「お誕生日、おめでとう」
父が慣れない字で手紙をくれました。
アオイヤマダさんがFRISK「#あの頃のジブンに届けたいコトバ」に寄せた手紙の抜粋
─以前、me and youでお仕事をご一緒した際に、インタビュー当日の心境を素直に伝えながら、同時に周囲への感謝を述べていらしたことに非常に胸を打たれました。今日のお話や手紙でも、感謝する気持ちをアオイさんは大事にされているんだなと感じたのですがいかがでしょうか?
アオイ:私のおじいちゃんが、常に「周りに感謝しなさい」と言う人だったので、その影響が大きいと思います。
でも、悩んでいるときって周りへの感謝を忘れがちですよね。私だけなのかな、世界がどんなに大変な状況であろうと、頭の中が自分の悩みでいっぱいになって感謝の気持ちを忘れてしまう。そういうときこそ、外を散歩しています。木を眺めて、周りに耳を傾けていると胸がだんだんと開いてきて、風、音、匂い、一瞬しか訪れない目の前の景色に「生きてるって今なんだな」って思える。あたり前のことなんだけど、そのあたり前に気がつけないくらい閉じちゃってるんですよね。
─手紙にも、今を感じることの大切さを書かれていました。
何も持たずに、ちょっと散歩してみて。
木をぼーっと見てみて。風に吹かれる様子を。
同じ揺れ方は二度と訪れないし、同じ音は二度と聞けない。過去のことと未来のことに縛られ過ぎて、今を忘れてしまっているから、もう一度、『今』を感じてみてね。
太陽があったかいよね。
アオイヤマダさんがFRISK「#あの頃のジブンに届けたいコトバ」に寄せた手紙の抜粋
アオイ:私の場合は、悩んでいるときっておなかが空かないんです。食べても美味しくないですし。でも、歩いているとだんだんおなかが空いてきて、野菜を買う。作っている人や私の手元に来るまでの道のりを想像して、料理をすると、だんだんと日常の解像度があがって今を感じられるんです。
─日々忙しく自分の悩みでいっぱいになると、周囲や自然にあまり関心を払えなくなったり、目の前の野菜がどうやって作られているかまで興味を持てなくなったり。世界を見る視野が狭くなる感じがするので、今を豊かに感じることで日常の解像度を上げる、というのは取り入れたいです。
アオイ:でも、私もずっとできているわけじゃないです。仕事や私生活に追われていると視野を広げるって難しいじゃないですか。私も気になることが多いと、料理を作るときに時短しようとしちゃうんですけど、ある日気がついたんです。「待って、この野菜を切る時間をもっと楽しむ方法があるはずだ」って。それで思い立って、先日包丁のワークショップに参加してきました。包丁の歴史、製作工程、職人さんの話などさまざまなレイヤーから包丁をまなざしたら、野菜を切る時間が意味のある時間に変わったんです。
─忙しいなかですごい行動力ですよね。少し話は変わりますが、アオイさんはフットワークが軽い方ですか?
アオイ:そんなに軽くないと思っていて……。というのも、私の母親がすごくフットワークが軽いんです。子どものころ、母が「海を見ながらごはんを食べたいから行こう」って、夜中に長野を出発して福井の海まで車で5時間かけて行き、朝日と海を見ながらご飯を食べました。最近、畑を始めたり山に登ってスノーボードで降りてきたり、私が「やってみたいな」と考えている間にお母さんは全部実行にうつすんです。そういう人を前にすると、自分はフットワークが重いなって思っちゃいます。
─比較する対象の次元が違いますね(笑)。
アオイ:めちゃくちゃ行動力がありますよね(笑)。
周りの目を気にしないのは難しくても、自分の人生を縛らない加減を見つけてほしい
─やりたいことがあっても、自分を外向きに表現することがプレッシャーにつながってしまうこともあるのではないかと感じます。SNSのプラットフォームが浸透しているため、「SNSで自分を発信しないと」という感覚にじわじわ焦らされるような風潮もあるように思い、アオイさんはどう思われますか?
アオイ:SNSが、新しいことを始めたり、好きなことを続けたりする動機になるならいいですよね。でも、それが苦しくなってくるなら別問題で……。私の母がよく言っているのは「たくさんのことを経験すると、いろんな人と共通点を作れるのがすごく楽しい」と。趣味を次々と作ることで、新しい人と出会ったり次にやりたいことが見つかったりする。お母さんは悩まないんですよ。悩んでいる時間があったら、新しいことをしたいって(笑)。つまりSNSもそうですが、使っているうちに周りの目を気にしすぎると苦しくなるのかもしれないですね。気にするなっていうのは簡単ですが……自分の人生を縛らない加減を見つけてほしいです。
─自分の人生を縛らない加減を見つける、というのは大事ですよね。アオイさんは同調圧力のようなものに自分が縛られる状況になったときに、環境や状況を変えたら良くなった経験はありますか?
アオイ:中学生の頃、制服を着ることに少し抵抗感があったんです。同じものを着て、同じものを穿くことが枠におさまるようで。なので、小さなことですけど縛られたなかでの“遊び”みたいなものを、じりじり見つけていくことは好きでした。たとえば、制服の着こなしを崩せないなら小物で好きなものを身に着けようと思って、当時好きだった大きな「蓮の花」をリュックにつけて。あとは、男子がツーブロック禁止だったので、女子ならどうだろうと思って刈り上げて。
─おっしゃるようにじりじり実験しながら、枠から踏み出されてきたんですね。
アオイ:「ファーストペンギン」の話がすごく好きなんです。崖で群れている中から、魚を求めて天敵がいるかもしれない海へ最初の一羽が飛び込まないと次が続かない、という話を聞いたときに「私も最初の一羽になりたい」と思って。
地元を出たのも、大好きな場所だったけれど見た目に対する縛りが大きくて、思いきって環境を変えてみようと思ったからです。
あとは、一度自分に耳を傾けることもよくしています。長期的な療養が必要なこともあれば、意外と音楽を聴いたり散歩をしたりするだけで乗り越えられるかもしれない。私の場合はそういうときこそ人に会うようにしていて、前はつらい気持ちを話せなかったんですけど、話すと自分以上に周りのほうが私をわかってくれていてヒントをもらえるので、助けを求めるようになりました。
─アオイさんはたびたび「踊ることでどう役に立てるか」という話をされています。その問いに対して今はどんな風に考えて、今後どんなパフォーマンスを届けていきたいと考えられていますか?
アオイ:社会のために何ができるんだろうっていうことは、ずっと考えています。それについて深く悩んでいた時期に、ある知り合いのお医者さんが「僕たちはマイナスを0にできるけれど、君たちのようなアートやパフォーマンスは0を1にも1以上にもできる」と言われて、ハッとさせられました。自分がダンスで社会にどう関わるのかはまだ考え中でもあるけれど、目の前の人をよろこばせながら、0を1や2にしていくことができるんだと最近は思えるようになりました。
私が所属する生き様パフォーマンス集団・東京QQQでのクリエイションは、それぞれの生き様から事柄を見つめるので、気がつかなかったもの、学びがたくさんあります。そうやって、誰かと一緒にいるからこそ視点を増やしていけることは、生きるために必要なことだと彼からも学んでいます。これからも、モノの見方や視点が少し変わるような作品を届けていきたいです。
ありがとう。
私は、目の前の何気ない日々と景色に、もっと感謝を伝えたい。
あなたへ、今を生きてくれて、ありがとう。
だから、今、こうしてあなたに手紙を書くことができています。
アオイヤマダ
ダンサー/俳優
東京2020オリンピック閉会式ソロパフォーマンス、Netflix『First Love 初恋』や映画『PERFECT DAYS』出演。
踊り語りユニット『アオイツキ』、パフォーマンス集団『東京QQQ』としても活動中。
所属するクリエイティブチーム“海老坐禅”の作品集『EBIZAZEN』が刊行された。©️Akikoisobe
プロフィール
「#あの頃のジブンに届けたいコトバ」supported by FRISK
新たな一歩やチャレンジを前向きに踏み出すことを応援するFRISK「#あの頃のジブンに届けたいコトバ」では、11組のアーティストやタレント、クリエイターが「あの頃」のジブンに宛てた手紙を執筆。手紙の内容について、CINRA、J-WAVE、me and you、ナタリー、NiEW、QJWebでインタビューやトークをお届け。直筆の手紙全文は4月11日(木)から下北沢BONUS TRACKで開催されるFRISK『#あの頃のジブンに届けたいコトバ展』で展示される。
FRISK「#あの頃のジブンに届けたいコトバ」
アオイヤマダさんのインタビューショート動画│#あの頃のジブンに届けたいコトバ
「#あの頃のジブンに届けたいコトバ展」トークショー supported by FRISK
展示に加え、本プロジェクトにメッセージを寄せていただいたアオイヤマダさんに登壇いただき、ご自身が何者でもないフレッシャーだった頃を振り返りながら、新生活における悩みや迷いとの向き合い方、気持ちを前向きにする方法などについてコトバを贈るトークショーを開催します。
会場:BONUS TRACK LOUNGE
日時:
アオイヤマダさんトークショー
4月12日(土)14:00~15:00(13:30開場)
※開催日時は変更になる場合がございます。
※応募方法詳細はスペシャルサイトをご確認ください。
お知らせ
newsletter
me and youの竹中万季と野村由芽が、日々の対話や記録と記憶、課題に思っていること、新しい場所の構想などをみなさまと共有していくお便り「me and youからのmessage in a bottle」を隔週金曜日に配信しています。
me and you shop
me and youが発行している小さな本や、トートバッグやステッカーなどの小物を販売しています。
売上の一部は、パレスチナと能登半島地震の被災地に寄付します。
※寄付先は予告なく変更になる可能性がございますので、ご了承ください。