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誕生日に泣く/考えや思いを言葉にすること

me and youのニュースレター「message in a bottle」vol.70

「me and youからのmessage in a bottle」は、個人と個人の対話を出発点に遠くの誰かにまで想像や語りを広げる活動を行なっていくme and youの竹中万季と野村由芽が、日々の対話や記録と記憶、課題に思っていることなどをみなさまと共有していくお便りです。

2024年9月6日に発行したvol.70では、誕生日に泣いたこと、考えや思いを言葉にすることなどについて日記文通でお届け。「me and you’s eye」では、小説『月ぬ走いや、馬ぬ走い』『みどりいせき』、映画『石がある』『ナミビアの砂漠』、展示『フェミニズムと映像表現』を紹介しました。

💌日記文通 – diary and letter –

me and you のふたりの日記と、お互いの日記から考えたことや感じたことにお手紙をそっとそえた「日記文通」のこころみです。わかりやすい言葉を少し脇に置いておいて、誰に見せるでもない自分のためだけの言葉をまず書いてみること。その言葉を親密な場所ですこしだけオープンにすること。朧げな自分の思考の輪郭を朧げなまま認識し、それを共有することで、個人が個人のままでいながら誰かと生きる未知の豊かさに迷いながら辿り着けるのではないか? という実験の記録です🚶

📗2024.7.19- 野村由芽:誕生日に泣く

祝ってもらっているいまを大切にしたかった。けれどずっと悲しく、過去や未来のことばかり考えてからだを横たえぼたぼた泣いていた。「なにかのために」「誰かのために」がんばらなくちゃと思わなくてもいいはず。なんのためにならなくても、わたしは何歳になってもロープウェイに飛び乗りたい。大きなもののために、生産性とか、有用性とか、効率性とかに個人が利用され、回収されるのはまっぴらだ。

📕2024.9.4- 竹中万季:考えや思いを言葉にすること

10代の頃からずっとブログに文章を書き続けてきたものの、自分の考えや思いを言葉にする、ということに対して、すらすらとできている感覚は未だにない。それでも、時間が経って複雑に絡み合ったなにかが解けて、望んだかたちに結ばれたときのうれしさがあるし、この仕事をしていることへの喜びを感じる。好き・嫌い、得意・不得意、やりたい・やりたくない、はときどき混同されてしまうけれど、それぞれあっていいものだと思う。

🐬me and you’s eye

  • 豊永浩平さん『月ぬ走いや、馬ぬ走い』
  • 大田ステファニー歓人さん『みどりいせき』
  • 小栗康平監督『死の棘』
  • 太田達成監督『石がある』
  • 山中瑶子監督『ナミビアの砂漠』
  • 東京国立近代美術館『フェミニズムと映像表現』
  • 📮me and youの郵便箱

    「日記文通 – diary and letter – 」の感想や、「me and you の『アイスクリームが溶けても』」で取り上げたらおもしろいのでは?というトピック、そのほかme and youに伝えたいことなど、郵便箱にていつでも受け付けています。いただいたメッセージのなかからいくつかこちらのコーナーで返信をしていきますので、お気軽にお便りいただけたらうれしいです💐

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    me and youの竹中万季と野村由芽が、日々の対話や記録と記憶、課題に思っていること、新しい場所の構想などをみなさまと共有していくお便り「me and youからのmessage in a bottle」を隔週金曜日に配信しています。

    me and you shop

    me and youが発行している小さな本や、トートバッグやステッカーなどの小物を販売しています。
    売上の一部は、パレスチナと能登半島地震の被災地に寄付します。

    ※寄付先は予告なく変更になる可能性がございますので、ご了承ください。

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