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燈里

あかり

1992年茨城県出身、在住。会社員の産業翻訳者、ライター。体と言語、政治の接点を探りエッセイや取材記事を書く。コミュニティオーガナイザーとして、本とDJとトークを交えたクィアパーティ「こどくにおどるクィアの集い」を都内で定期開催中。

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Q. あなたが「生きている心地がする」と感じる瞬間を教えて。
病気を持ちながら日々を過ごしていて、ベットに横たわっている今この瞬間、次の瞬間、生きている心地がする。病気になると他人から手で直接触られる。それは私を検査し、痛みや毒を取り除き、治癒する手だ。Andy StottのNumbというダブテクノの曲が流れる。6分半女性が囁き続ける”touch”という声にあの手を感じる。中盤から重いブレイクビートが入り、平均よりもずっと早く大きく鳴る私の心臓音が響き合う。明日もきっと体調が悪い、それは私が生きているから。病気になって感覚は深みを増した気がする。

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