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にしかわあゆさんと話した「すこやかさについて」

動画でお喋り「アイスクリームが溶けても」

me and youが隔週金曜日にお送りしているニュースレター「me and youからのmessage in a bottle」。個人と個人の対話を出発点に遠くの誰かにまで想像や語りを広げる活動を行なっていく拠点として立ち上がったme and youの竹中万季と野村由芽が、日々の対話や記録と記憶、課題に思っていることなどをみなさまと共有していくお便りです。

そこで連載中の動画企画「アイスクリームが溶けても」は、me and youのふたりが、答えが出ていない日々の気づきや違和感、課題感、共有したい発見など、いつもの温度感で、迷いも興奮も寄り道もそのままにお喋りしたり、時には議論したりする私的空間。me and you little magazine & clubでは、このメディア・コミュニティを一緒につくっていく「and you」の方々をゲストにお迎えしてお喋りした回の様子を記事にしてお届けします。

今回のゲストは、あったりなかったりするようなまぼろしのようなできごとを言葉で書きとめるにしかわあゆさん。「すこやかさについて」をテーマにお話ししました。

me and youの「アイスクリームが溶けても」ゲスト:にしかわあゆさん

今回のテーマ

  • 「すこやかにするための場所にどれだけいってる?」
  • 多面体である自分(そして他者)について
  • 小さく満ち足りるということについて

寄り道したこと

  • 公園で太陽を浴びる気持ちよさは言語が異なっても共通
  • 「長所」や「短所」を自分で決めつけてしまうことについて
  • 自分で「うまく話せていない」と思っても相手が想像して補ってくれることがある
  • 「本当の自分」は一つではない
  • 欲求がある状態は幸福だな、と思う
  • 「(自分は)多面体である」というポストイットを貼っておきたい

話を終えての感想

にしかわあゆ

お二人とのおしゃべりのなかで、具体と抽象を行き来しながら、まだみとめていなかった気持ちが立ちあがり、
すでにあった気持ちがゆっくり膨らみひろがっていく様子が目に見えてしまいそうな瞬間がなんどもありました。
すこやかさの答えそのものをただ知りたいのではなく、それぞれのそこに至るまでの、揺れている状態での言葉を知りたかったのだと再認識しました。
なみなみのうれしさと安心を湛えたゆたかな時間をありがとうございました。(……まだまだ話し足りません!)

野村由芽

あゆさんから「すこやかさ」や「多面体」について話をしたいとテーマをいただいたとき、その話を今できることはとてもうれしいな、と思いました。わたしは自分の内側に負の方面にどんどん潜っていったり、自分を掘り下げすぎたりするときに調子が崩れやすいのですが、その時々の状態で小さく満ち足りているものの存在に気づき、外の世界のささやかなできごとを味わうことで、すこやかさへの扉がひらけるのではないかという話や、外部に興味が向いている時点ですでにすこやかな状態に足を踏み入れているのではないかという言葉、そもそも両者は「にわとりたまご」なのではないか……? などなど、一人の人間のなかで常に揺れ動く心地よさのバランスと、チューニングの仕方にまつわる話を、三人で森のなかを探検するように話すことができてとても幸福な時間でした。

竹中万季

あゆさんとはこれまでメールでやり取りしていて、お話するのははじめてだったのですが、このままずっと終わりのないおしゃべりが続いていくような、まさにアイスクリームが溶けてもずっと続いていくようなおしゃべりでしたね。はじめに「すこやかさ」と「多面体であること」ということについて話せたらというアイディアをあゆさんにいただき、そこからその二つはつながっているんじゃないかという仮説のもと話していきましたが、その周辺にあったけれどまだ言葉にしていなかった思いに輪郭がもたらされるような時間でした。

アイスクリームが溶けても、お喋りを!

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にしかわあゆ

あったりなかったりするようなできごと・まぼろしさ・それらとあそぶ言葉たち・古いものとあたらしいもの・空間と気配のこと

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