2025年10月号
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YUKI FUJISAWAの個展『本とニット』が京都koenで開催。書籍『わたしを編む』やアランニットコレクションが形づくられるまでの記憶や言葉をインスタレーション形式で展示。一点物の手編みのアランニットセーター、箔押しTシャツやトートバッグも販売。文は野村由芽が担当。
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東京都写真美術館で総合開館30周年記念『遠い窓へ 日本の新進作家 vol. 22』が開催。人と時代の流れ、場所、風習といった物事との結びつきから生まれる小さな物語に焦点をあてた新進作家。寺田健人、スクリプカリウ落合安奈、甫木元空、岡ともみ、呉夏枝の5名が展示。
スクリプカリウ落合安奈《ひ か り の う つ わ》2025年 作家蔵 ©Ana Scripcariu-Ochiai
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山本アマネによる絵とコラージュと文章の個展『Unknown Letters』が11/3まで高円寺・Amleteronで開催。1800年代のアメリカを生きたエミリ・ディキンスンの詩集『Envelope Poems』から着想を得た作品展。生活と文学、反戦について思いを巡らせ制作した小さな本の販売も。
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「KYOTO EXPERIMENT 2025」が10/4より開催。ジャンルを横断した実験的な舞台芸術を通して違和感やノイズを肯定的に捉える。キューバ出身のマルタ・ルイサ・エルナンデス・カデナスによるジェンダーの連帯と抵抗のシンボルとしてのユニコーンをモチーフにした演劇作品など。
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プラネタリウム天空にて、詩人・最果タヒの言葉が夜空に瞬く「詩のプラネタリウム」が11/3まで開催中。星座や宇宙にまつわる詩を多く生み出してきた最果タヒによる、書き下ろしを含む8篇の詩。詩の断片が星の間を駆け巡ったり、星座線の上で弾んだり。
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森栄喜の個展『Moonbow Flags』がKEN NAKAHASHIにて10/10から開催。白い図形とポートレートを組み合わせた新しい写真シリーズは、国家や権力の象徴としての「旗」と、キッチンのタイル模様や壁紙の幾何学模様とを組み合わせ、固定されたシンボルの意味を再解釈する試み。
Eiki Mori “Untitled” from Moonbow Flags series, C Print, 2025, 21 x 32 cm
© Eiki Mori / courtesy of the artist and KEN NAKAHASHI
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アーティゾン美術館にて、「ジャム・セッション 石橋財団コレクション×山城知佳子×志賀理江子 漂着」が10/11から開催。沖縄と東北という異なる土地から歴史や記憶に向き合ってきた山城知佳子と志賀理江子を迎え、「中心と周縁」「土地と記憶」というテーマを見つめ直す。
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大和田慧と安達茉莉子によるPodcast番組「もちよりRadio」と、日本大通り・LOCAL BOOK STORE kita.が共催するマルシェ『MOCHIYORI LIFE MARKET』が10/18に横浜・日本大通りで開催。飲食や本、ZINE、器、小物、アクセサリーなどのお店が出店。トークイベントやミニライブも。
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YeYeがアルバム『Horse County』を10/15にリリース。作詞作曲、演奏はもちろん、ミックスも自身で手がけた、親密で最もパーソナルな作品。BIM、ハマ・オカモト、Ginger Root、mabanua、小西遼といったアーティストが参加した「はみ出て!」以来3年ぶりのニューアルバム。
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チャーリー・ポーター著/清水玲奈訳『アーティストが服を着る理由』がフィルムアート社より刊行。アーティストにとって自分を表現するための、そして体制に反抗するための手段となる服。70人超のアーティストの日々の装いと制作から考える、わたしたちと衣服の関係。
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「YSN ゆっくり・しっかり・のこす 着物を考えるための調べもの 『うごく かさなる “きもの”になる』編」が10/12まで京都・Gallery SUGATAで開催。服部和子きもの学院、小形道正、岡本太玖斗、BASSDRUMほかが参加。創業305年目の呉服メーカー問屋・矢代仁による。
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映画『ひとつの机、ふたつの制服』が10/31公開。1990年代の台北。受験に失敗し、母の押し付けで夜間部に通うことになったシャオアイが机を共有することになったのは、全日制に通う優秀な生徒・ミンミン。二人は仲良くなるが、同じ男子校生を想っていることに気づき……。
Renaissance Films Limited ©️2024 All Rights Reserved.
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団塚唯我監督初の長編作品『見はらし世代』が10/10公開。第78回カンヌ国際映画祭の監督週間に日本人史上最年少26歳で選出された作品。再開発が進む渋谷で胡蝶蘭の配送をする青年・蓮は、ランドスケープデザイナーの父と数年ぶりに再会し、家族の距離を測り直そうとする。
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第77回カンヌ国際映画祭監督賞受賞作『グランドツアー』が10/10公開。1918年、モリーは大英帝国の公務員エドワードと結婚するためビルマを訪れるが彼は姿を消してしまう。過去と現代、現実と幻想、カラーとモノクロが混ざり合う、逃げる男と追う女のロマンティックな大旅行。
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ポッドキャスト×本のイベント『選書イズラブ(with Podcasters)』が10/4〜10にplatform3で開催。主催者の「心の砂地#」「ぜったい大丈夫だよラジオ」やme and youの竹中・野村による「アイスクリームが溶けても」 など全10番組が参加。初日イベントには竹中がトークで登壇。
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ドキュメンタリー映画『女性の休日』が10/25公開。1975年、アイスランドの全女性90%が仕事も家事も一斉に休み、女性がいないと社会がまわらないことを証明した1日。当事者たちによる愉しげな証言と貴重なアーカイブ映像で「女性の休日」がどう成し遂げられたのかを描く。
© 2024 Other Noises and Krumma Films.
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藤原印刷と写真家・池田晶紀による株式会社ゆかいが主催する「クラフトプレス展 at 神田ポート」が10/6〜13まで開催。藤原印刷が提唱する、個性とこだわりに溢れた出版『クラフトプレス』が100種類以上展示・販売される。
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下北沢に店舗を構える日記屋 月日が日記専門誌『季刊日記』を12/8に創刊。創刊号の特集は「日記のたのしみ/日記とホラー」。25人の多様な執筆者による同じ1週間の日記、対談やインタビュー、エッセイを掲載。me and you野村・竹中は日記のたのしみにまつわるレビューを執筆。
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