2025年8月号
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小谷実由による3年ぶりのエッセイ集『集めずにはいられない』がループ舎から刊行。モデル・ラジオ DJ・エッセイストとして活躍する著者の習性は「集めること」。そうして集まったTシャツ、ぬいぐるみ、猫の髭、ミンティアなど愛するものとの日々を綴った書き下ろしの24篇。
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初谷むいの第3歌集『笑っちゃうほど遠くって、光っちゃうほど近かった』がナナロク社より刊行。9話の連作短歌で月から地球へやってきた女の子の一年間を描く「物語歌集」。すべての感情がやさしく溶け合う魔法のような短歌211首を収録。
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映画『ユニバーサル・ランゲージ』が8/29公開。舞台はペルシャ語とフランス語が公用語となり、イラン文化が反映された架空のカナダ・ウィニペグ。言語や文化、自分と他人との境界も曖昧になって混沌とするウィニペグで、それでも相手と関わりあおうとする人々を描く。
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特集上映「Girls, Girls, Girls 映画のなかの女の子たち」が8/8より京都シネマで開催。異なる年代のガールズ映画『ローラーガールズ・ダイアリー』『パーティーガール 4Kレストア』『スムース・トーク』『恋のミニスカ ウエポン』を上映。グッチーズ・フリースクールが共催。
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濵本奏が写真集『ー・・』を自身が立ち上げた真珠出版から出版。横浜市民ギャラリーでは8/11まで個展開催中。横須賀で撮影した写真の他、伏龍特攻隊に関する記録、制作期間の日記を収録。付録はフィールドレコーディングによる7インチレコード。マスタリングは君島大空。
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いいへんじ『われわれなりのロマンティック』が8/29〜9/7に三鷹市芸術文化センターで上演。フェミニズムサークルで出会った、クワロマンティックの茉莉と蒼は、恋人とも友人とも名付け難い、親密な関係を築く。やがて二人の「好き」の形は、少しずつ問い直されていき……。
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映画『マルティネス』が8/22公開。メキシコで暮らすチリ人のマルティネスは偏屈で人間嫌いな60歳の男性。孤独死した隣人女性、アマリアの私物に自分への贈り物が残されていたことを知った彼は、遺された日記や手紙、写真を通して、アマリアへの思いを募らせていき……。
© 2023 Lorena Padilla Bañuelos
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在日コリアン2世のパク・スナム監督と娘パク・マイ共同監督によるドキュメンタリー『よみがえる声』が8/2公開。広島の朝鮮人被爆者、軍艦島に連行された徴用工、沖縄戦に連行された元「軍属」、日本軍慰安婦といった人々の声を記録した16ミリフィルムを復元し、まとめた。
©『よみがえる声』上映委員会
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山下敦弘監督作『リンダ リンダ リンダ 4K』が8/22から公開。⽂化祭直前に突如バンドを組んだ⼥⼦⾼⽣たち。コピーするのはブルーハーツ。ボーカルは韓国からの留学⽣!本番まであと3⽇、4⼈の猛練習が始まる。出演は、ペ・ドゥナ、前田亜季、香椎由宇、関根史織。
© 「リンダ リンダ リンダ」パートナーズ
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