💐このページをシェア

2025年6月号

カルチャートピックス

6月、水無月、June! 紫陽花が雨でつやめく季節です。今月チェックしたい映画・ドラマ・本・音楽・展覧会・イベントなどをme and you編集部が選んでお届けします。随時更新! このコーナーにリリース情報や展示情報などを送りたい場合は、こちらからどうぞ。

『Pointilism』

インディペンデントな出版ユニット(TT) pressが9/30までクラウドファンディングを実施中。バンコクのコミックアーティスト・KOONGが、仲良しカップルDanとKraamの「ふつうで特別な日常」を描いた”ボーイ&ボーイ”グラフィックノベル『Pointilism』の日本語出版を目指す。

『くまをまつ』

滝野弘仁監督初の長編映画『くまをまつ』がポレポレ東中野ほかで上映。舞台は滝野の出身地である石川県小松市の古民家と石切場。祖父の遺した日記を題材に新作を執筆する脚本家のややこと、8歳の少年タカシが体験する”土地の記憶と創作”が入り混じったひと夏の不思議な物語。

『わたしを編む つくる力を、手のうちに YUKI FUJISAWA制作日記』

箔や染めの手仕事をおこなうYUKI FUJISAWAのものづくりを言葉と写真で記録した初の書籍『わたしを編む つくる力を、手のうちに YUKI FUJISAWA制作日記』が刊行。発行者は藤澤ゆき、文・編集は野村由芽、写真は石田真澄。7/1〜22には代官山蔦屋書店でポップアップを開催。

『カーテンコールの灯』

『セイント・フランシス』の監督・脚本コンビが贈る映画 『カーテンコールの灯』が6/27公開。仲が良かった妻や思春期の娘とすれ違いの日々を送るダンがある日、アマチュア劇団の「ロミオとジュリエット」に参加することになり……。ダンと妻役と娘役の三人は実際の家族。

©2024, Ghostlight LLC.  

前田エマ『過去の学生』

前田エマによる初のエッセイ集『過去の学生』が6/17にミシマ社から刊行。高校受験、地毛届、九九が言えない、私が億劫、わからないままで…etc.幼い頃の学校生活から30歳での韓国留学まで、「学生」をテーマに綴る。規範の中で、自分の芯をもちつつ、ゆらゆら生きるには?

惣田紗希『わたしの身体はどこにある』

グラフィックデザイナー、イラストレーターの惣田紗希による個展『わたしの身体はどこにある』が6/16まで三軒茶屋・twililightにて開催。「自分で認識する身体と、外から断定される身体の差異の間で線を揺らす」。東京での新作個展は11年ぶり。

『ラブ・イン・ザ・ビッグシティ』

映画『ラブ・イン・ザ・ビッグシティ』が6/13公開。原作はパク・サンヨンによる小説『大都会の愛し方』 より「ジェヒ」。自由奔放に生きるジェヒと、秘密を抱え孤独に生きるフンス。正反対の二人が出会い、同居したことから始まる、「自分らしい生き方」を見つける物語。

ⓒ 2024 PLUS M ENTERTAINMENT AND SHOWBOX CORP. ALL RIGHTS RESERVED.

最果タヒ展『愛を囁くのは世界の方で、私たちはそれを二人で聞いている。ここで、二人で真珠になろう。』

最果タヒ展『愛を囁くのは世界の方で、私たちはそれを二人で聞いている。ここで、二人で真珠になろう。』が6/7から9/21まで前橋文学館で開催。萩原朔太郎賞を受賞した『恋と誤解された夕焼け』や書き下ろしを含む詩のインスタレーション。展示構成・デザインは佐々木俊。

「MOT Plus サウンドウォーク・コレクティヴ & パティ・スミス|コレスポンデンス」

「MOT Plus サウンドウォーク・コレクティヴ & パティ・スミス|コレスポンデンス」が4/26〜6/29に東京都現代美術館にて開催。世界中の「音の記憶」、パティ・スミスが書き下ろした詩、そしてそれらを増幅させる映像が交差するオーディオビジュアル・インスタレーション。

『フォーチュンクッキー』

映画『フォーチュンクッキー』が6/27公開。カリフォルニアのフォーチュンクッキー工場で働くアフガニスタン移民のドニヤは不眠症に悩みながら単調な生活を送っている。ある日、ドニヤは新たな出会いを求めてクッキーのメッセージに自分の電話番号を書き……。

© 2023 Fremont The Movie LLC

『MaXXXine マキシーン』

A24製作の映画『MaXXXine マキシーン』が6/6公開。連続殺人鬼の恐怖に包まれた1985年のハリウッドを舞台に、映画『X エックス』で描かれた猟奇殺人事件から生還した女優志望のマキシーンが、邪魔する者たちに立ち向かいながらハリウッドの頂点を目指す姿を描く。

©︎2024 Starmaker Rights LLC. All Rights Reserved.

『親友かよ』

映画『親友かよ』が6/13公開。高校3年のペーは転校先の学校で人懐っこいジョーと隣の席になるが、ジョーは事故で亡くなってしまう。ペーは大学の映画学科に入学するため彼のエッセイを利用して短編映画を制作するなかでジョーの思いもよらない秘密を知ることになり……。

©2023 GDH 559 AND HOUSETON CO., LTD. ALL RIGHTS RESERVED

『ルノワール』

『PLAN 75』の早川千絵監督作『ルノワール』が6/20公開。1980年代のある夏。豊かな感受性をもつフキは11歳。ときどき垣間見る大人の世界はどこか滑稽で刺激的だが、闘病中の父と仕事に追われる母の間にはいつしか大きな溝が生まれ、フキの日常も否応なしに揺らいでいく――。

© 2025「RENOIR」製作委員会 / International Partners

文芸誌『らんちう』vol.2 特集〈性〉

文芸誌『らんちう』vol.2 特集〈性〉が刊行。編集・発行は平岡花。28人の20代が匿名で書いた、それぞれの〈性〉の現在地点。付録(漫画+絵葉書)付き172ページ。「どこにでもいる」と一括りにされてしまうような個人の、その膨大さを忘れないために。

👀過去のカルチャートピックスを見る

newsletter

me and youの竹中万季と野村由芽が、日々の対話や記録と記憶、課題に思っていること、新しい場所の構想などをみなさまと共有していくお便り「me and youからのmessage in a bottle」を隔週金曜日に配信しています。

me and you shop

me and youが発行している小さな本や、トートバッグやステッカーなどの小物を販売しています。
売上の一部は、パレスチナと能登半島地震の被災地に寄付します。

※寄付先は予告なく変更になる可能性がございますので、ご了承ください。

shopを見る