2025年4月号
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ソフィア・コッポラ監督作品を35mmフィルムで上映するイベント「Sofia Coppola in 35mm Films」が4/25~5/8にBunkamuraル・シネマ 渋谷宮下にて開催。上映作品は『ロスト・イン・トランスレーション』(03)、『マリー・アントワネット』(06)、『SOMEWHERE』(10)。
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「Kelly Reichardt: Six Films/ケリー・ライカート Blu-ray Collection」が7/9に発売。『リバー・オブ・グラス』『オールド・ジョイ』『ライフ・ゴーズ・オン 彼女たちの選択』『ファースト・カウ』など6作品を収録。ブックレットには大川景子、三宅唱、小森はるからが寄稿。
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すずえり(鈴木 英倫子) 展が資生堂ギャラリーにて5/18まで開催中。通信技術の礎を開発した発明家でハリウッド女優のヘディ・ラマーの生涯に焦点を当て、ピアノや電球を通信機器と接続したインスタレーションなどを展開し、通信と社会の関わりについて考える。
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「きみ」の偏愛と憧れを肯定するために活動するクリエイティブユニットwitchi tai to による『witchi tai to magazine issue#2 “Admire”』の刊行を記念した展示が、銀座・森岡書店にて4/27まで開催。料理家、デザイナー、茶人などが寄稿した「憧れ」について。
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野村由芽による編み物プロジェクトgrandma’s gangの個展『偶然の浜辺を遊覧する』が4/28までtwililightで開催。流されてしまいそうな速度のなかで、飲み込まれないよう、日記のようにこつこつ残してきたふたりの編み地と言葉。4/26には編み会も(キャンセル待ち受付中)。
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「アメリカ黒人映画傑作選」が4/18から開催。固定観念やステレオタイプへ反発し、人権の向上のために闘い続けてきたアフリカ系アメリカ人の映画監督にフィーチャーし、『ここではないどこかで』『小さな心に祝福を』『海から来た娘たち』の3作品を上映。
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ルーマニア出身の文化人類学者イリナ・グリゴレ、最新作『みえないもの』が4/10に柏書房から刊行。娘たちと過ごす青森の日々。ふとよみがえる故郷ルーマニアの記憶。そして、語られてこなかった女たちの物語。『優しい地獄』の著者が新たな地平を切り開く渾身のエッセイ。
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北村紗衣『女の子が死にたくなる前に見ておくべきサバイバルのためのガールズ洋画100選』の発売を記念して、デイジー・フォン・シャーラー・メイヤー『パーティーガール 4Kレストア』が4/25~5/1に限定上映。Bunkamuraル・シネマ 渋谷宮下にて、約30年ぶりの貴重な劇場公開。
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おんぼろのスポーツカーでオランダからポーランドを目指す母娘の逃避行を、1960~70年代の名曲の数々に乗せて描いたロードムービー『KIDDO キドー』が4/18公開。児童養護施設で暮らす11歳の少女ルーのもとに、自称ハリウッドスターの母親・カリーナから突然連絡が入り……。
©2023 STUDIO RUBA
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映画『サブスタンス』が5/16公開。デミ・ムーア演じる元トップ人気女優エリザベスは、50歳を超え、容姿の衰えとそれによる仕事の減少から、ある新しい再生医療<サブスタンス>に手を出し……。エリザベスの上位互換・スーを演じるのはマーガレット・クアリー 。
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SINA SUIENの新作発表会「星」が4/20まで開催。〈3 to 8vintage apartment store〉の2周年記念イベントとして、SINA SUIENが古着をリメイクするシリーズ「ガールガイドvol.2 星」やアーカイブコレクションの展示販売、佐内正史による撮り下ろし写真の展示などが行われる。
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グヌス・フォン・ホーン監督作『ガール・ウィズ・ニードル』が5/16公開。第1次世界大戦直後のデンマークで実際にあった事件を題材に、貧困から抜け出そうと生きる女性の姿を鮮烈なモノクローム映像で描いた。 出演は、ヴィク・カルメン・ソンネ、トリーヌ・ディルホム、他。
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私たちはなぜこんなにも動物に惹かれ、憧れる?『PART OF THE ANIMAL 動物と人間のあいだ』が4/20まで生活工房で開催中。アーティストが制作した絵画やインスタレーション作品、研究者たちが調査地で採集した資料や映像などを展示し、まじわりの様相や可能性を体感する。
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保井啓志『権利の名のもとに』が東京大学出版会より4/12に刊行。イスラエルで20世紀末から興隆した性的少数の権利と動物の権利が、いかにしてイスラエルのナショナリズムや排外主義に結びついてきたのか。政治から紐解く、中東研究の新たな視点。
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ヤスダ彩個展『Le Déclic Magique』がtwililightで4/30-5/5に開催。「シャッターを押すたび、なにか大切なものを消してしまったような気がする。不在をもう一度だけ想像してみてください。あらゆる可能性を、もう何段階か外側に押し広げてみて。これは想像の練習です」
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エドワード・ヤン監督が現代社会が行きつく悲劇と希望を描いた『カップルズ』 4Kレストア版が4/18公開。急激な経済成長を遂げ多国籍の街となった、90年代半ばの台北。”アジト”に集う4人組はお金も自由も愛も、思うがままに手に入ると信じているが……。
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尾山直子の写真展『耳をすます』が4/12〜5/11にGOOD NATURE STATION 4F GALLERYで開催。訪問看護師でもある尾山が「最期に聞きたい音はなにか」と20代から100代の60名に問いかけながら撮影した、同じかたちは存在しない耳の写真を展示。写真文集『耳をすます』の販売も。
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90年代のニュー・クィア・シネマを牽引したグレッグ・アラキによる青春映画『ミステリアス・スキン』が4/25から公開。性被害を受けたことで心に傷を負った少年たちを描いた小説を映画化。自身の実体験を元にした著者も「これ以上の映画化はない」と語る。
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