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2024年8月号

カルチャートピックス

8月、葉月、August! 夏の盛りにチェックしたい映画・ドラマ・本・音楽・展覧会・イベントなどをme and you編集部が選んでお届けします。随時更新! このコーナーにリリース情報や展示情報などを送りたい場合は、こちらからどうぞ。

『モノコン2024』

YOASOBIを生んだmonogataryによる『モノコン2024』が開催中。オーダーメイド結婚指輪工房のithとアーティストyamaがコラボする賞では、「結婚も恋愛も一つとして同じ形がない中で人は指輪に何に想うのか」をテーマに動画をもとに物語を募集。大賞作はyamaの新しい楽曲の原作に。

Living Room by Tabula Press

3人の建築家・作家による出版プロジェクトTabula Press。8/30までYAU CENTERにてイベントを開催。「Living Room(生きることの範疇)」をテーマに、イベントを行い、編集し、一冊のジャーナルを作成することをめざす。イベントをしていない時も来場可。お昼寝や休憩もOK。

『SUMMER READING ZINE 2024』

ナインストリーズによる『SUMMER READING ZINE 2024』が今年も刊行。書き手は毎回参加しているikm、かとうさおり、多屋澄礼、富沢櫻子、福富優樹に加え、山崎まどかやOH!MY BOOKSの福永紋那が加わる。デザインは多屋澄礼、イラストはThe Wisely Brothersの真館晴子。

HOTEL SHE, KYOTO「詩のホテル」

最果タヒと佐々木俊による「詩のホテル」が4年ぶりにHOTEL SHE, KYOTOで復活。「詩に泊まる」というアイデアを具現化した言葉の宿泊体験。チェリオとコラボしたカフェメニューや書店との連動企画も。また、ホテルを飛び出して京都市南区の周辺地域に「詩の広告」も展示する。

小指『偶偶放浪記』

小指の漫画・エッセイ『偶偶放浪記』が白水社から刊行。宿も食事も想定外、なぜか巻き込まれる奇怪なアクシデントの数々、時代に取り残され失われつつある光景、交錯する自らの記憶……寄居、石岡、城ヶ島など、有名な観光地でも“映え“スポットでもない場所をたまたま訪れる。

『Love Positive 30-1994年の国際エイズ会議とアート』

ノーマルスクリーンによるイベント『Love Positive 30-1994年の国際エイズ会議とアート』が8/31に開催。1994年8月、横浜での国際エイズ会議の外で行われた市民によるパーティーと写真や文字の投影を、貴重な資料や記録映像、参加していたアーティストの話を通して見つめる。

『平熱のまま、この世界に熱狂したい 増補新版』

宮崎智之の文章集『平熱のまま、この世界に熱狂したい 増補新版』が筑摩書房から刊行。アルコール依存症、離婚を経て、断酒に取り組んだ著者が感じた、自分の弱さを無視して「何者か」になろうとするより、すでにあるものを感じ取るほうが人生を豊かにできるという確信。

『ポライト・ソサエティ』

ニダ・マンズール監督の長編デビュー作『ポライト・ソサエティ』が8/23公開。パキスタン系イギリス人のムスリム家庭に生まれ、スタントウーマンを目指してカンフーの修行に高校生のリアが、シスターフッドを胸に家父長制、ルッキズム、スクールカーストに立ち向かう物語。

8月23日(金)新宿ピカデリー、グランドシネマサンシャイン 池袋、ヒューマントラストシネマ渋谷 ほかロードショー

『オキナワより愛をこめて』

1975年に米軍向けのバーで働きながら米兵とバーで働く女性たちを撮り始めた写真家・石川真生のドキュメンタリー『オキナワより愛をこめて』が8/31公開。作品の背景となった歴史、政治、人種差別、それらを乗り越えるパワーを、石川の写真とともに映し出していく。

early elephant film + 3E Ider © 2023

bundle『30歳のまなざし』

久保泉と大坪メイによるbundleが、40名の30歳による問いと答えで”今”を残した記録集『30歳のまなざし』を刊行。撮影は小林真梨子。枝優花、苅⽥梨都⼦、⼩財美⾹⼦、もも(チャラン・ポ・ランタン)、⼭本奈⾐瑠、るうこらが参加。星野文月のエッセイも掲載。先行予約受付中。

『夏の終わりに願うこと』

メキシコの新鋭として注目を集めているリラ・アビレス監督『夏の終わりに願うこと』が上映中。最愛の父の誕生日パーティーに7歳の少女が“別れ“を知るまでの、かけがえのない一日を描く作品。儚くきらめくメキシコの太陽に照らされて、大切な記憶をきっと思い出す。

ヒューマントラストシネマ有楽町、新宿武蔵野館ほかにて上映中

『ジェーン B.とアニエス V.〜二人の時間、二人の映画。』

ジェーン・バーキン没後1年を追悼して『ジェーン B.とアニエス V.〜二人の時間、二人の映画。』と題したトリビュート上映が8/23開始。ジェーン・バーキンが主演を、アニエス・ヴァルダが脚本・監督を務めた『アニエス V.によるジェーン B.』と『カンフーマスター!』を上映。

『デビルクイーン』

1973年製作の映画『デビルクイーン』が8/10から日本初公開。軍事独裁政権下のブラジルで製作され、ギャング、同性愛者、ドラァグクイーン、娼婦ら社会から疎外された人々の姿を描いたクィア・ギャング映画。リオデジャネイロの裏社会を牛耳る「悪魔/女王」の物語。

『レイクサイドスペシフィック!—夏休みの美術館観察』

市原湖畔美術館による企画展「レイクサイドスペシフィック!—夏休みの美術館観察」が9/23まで開催中。森洋樹、石田真澄、光岡幸一、トモトシ、BIENが出展。湖のほとりにある美術館の謎と戯れながら、その建築空間・周辺環境から着想を得た作品とともに美術館を観察する試み。

クレジット:石田真澄《light practice》2024年 撮影:田村融市郎

『2024 JAGDA 亀倉雄策賞・新人賞展』

「2024 JAGDA 亀倉雄策賞・新人賞展」がギンザ・グラフィック・ギャラリーで7/22〜8/24に開催。受賞者の北川一成、岡﨑真理子、坂本俊太、山口崇多の作品を展示。岡﨑真理子はアートディレクションしたme and you little magazineのポストカードやステッカーも展示予定。

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