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2023年7月号

カルチャートピックス

7月、文月、July! 夏のはじまり、今月チェックしたい映画・ドラマ・本・音楽・展覧会・イベントなどをme and you編集部が選んでお届けします。随時更新! このコーナーにリリース情報や展示情報などを送りたい場合は、こちらからどうぞ。

『サントメール ある被告』

『サントメール ある被告』が全国絶賛公開中。実際の裁判記録をそのままセリフに使用した法廷劇。女性作家のラマは、幼い娘を殺害した罪に問われる女性の裁判を傍聴する。ドキュメンタリー作品で高く評価されてきたセネガル系フランス人女性監督アリス・ディオップ監督作。

© SRAB FILMS – ARTE FRANCE CINÉMA – 2022

果てとチーク『くらいところからくるばけものはあかるくてみえない』

果てとチークの新作公演『くらいところからくるばけものはあかるくてみえない』が8/18〜27にアトリエ春風舎で上演。作・演出は升味加耀。宗教団体における男女の役割の不均衡、ミソジニー・ミサンドリーをテーマに、現代社会に蔓延る“格差”や“見えない暴力”に切り込む。

『第31回レインボー・リール東京 〜東京国際レズビアン&ゲイ映画祭〜』

『第31回レインボー・リール東京 〜東京国際レズビアン&ゲイ映画祭〜』が開催中。7/21~7/23はユーロライブにて、劇場公開される機会が少ないセクシュアル・マイノリティをテーマとしたさまざまな作品を紹介する。

『それでもパレードは続くよ』

あんにょんパンドによるソウル・クィア・パレード2023の報告記『それでもパレードは続くよ』が7/22にオンライン配信される。ヘイト団体の妨害により別会場での開催を余儀なくされた今回。林夏生、小沼理、on / Bora、潟見陽が今年のソウルのクィアシーンを報告する。

『裸足になって』

映画『裸足になって』が7/21公開。ある日当然、階段から突き落とされ、踊ることも声を出すことも奪われてしまったバレエダンサー・フーリア。彼女はリハビリ施設で出会ったそれぞれ心に傷を抱えるろう者の女性たちにダンスを教えることで、生きる情熱を取り戻していく。

『アイスクリームフィーバー』

映画『アイスクリームフィーバー』が7/14公開。川上未映子の短編小説「アイスクリーム熱」を原案に、世代の異なる4人の女性の思いが交錯する姿をつづったラブストーリー。出演は吉岡里帆、モトーラ世理奈、詩羽、松本まりかほか。監督は千原徹也。主題歌は吉澤嘉代子。

『ことば と え の 4 人|穂村弘 × 坂巻弓華 / 伊藤紺 × 脇田あすか』

『ことば と え の 4 人|穂村弘 × 坂巻弓華 / 伊藤紺 × 脇田あすか』がOFS GALLERYにて7/30まで開催。「言葉」と「絵」というそれぞれのアプローチで対話を重ねた二組による、ちょっと懐かしかったりどこか重なる自分が見えたり思いがけない気持ちになったりする展示。

『CLOSE/クロース』

『Girl/ガール』のルーカス・ドン監督による映画『CLOSE/クロース』が7/14公開。13歳のレオとレミは大親友。しかし中学校に入学した初日、その親密さをクラスメイトにからかわれ、レオはレミを避けるようになる。そして2人の別れが突然訪れ……。「永遠を壊したのは、僕。」

『大いなる自由』

セバスティアン・マイゼ監督『大いなる自由』が7/7公開。ドイツで1994年まで実際にあった男性同性愛を禁ずる刑法175条。性的指向を理由に繰り返し投獄されるハンスと、長期服役囚のヴィクトールとの関係を描く。あまりに不条理な迫害の歴史の中で、愛と自由を見つめた作品。

『シモーヌ フランスに最も愛された政治家』

オリヴィエ・ダアン監督『シモーヌ フランスに最も愛された政治家』が7/28より公開。男性ばかりのフランス国会でヴェイユ法と呼ばれる中絶法を勝ち取り、女性初の欧州議会議長にも選出されたシモーヌ・ヴェイユ。社会的弱者のために闘うまでに至る壮絶な体験を描く。

明日少女隊個展『We can do it!』

日本や東アジアのフェミニズムをアートを通して発信する明日少女隊の個展『We can do it!』が7/22から北千住BUoYにて開催。日本初となる個展では、刑法性犯罪改正、広辞苑のフェミニズムの定義、「慰安婦」やトランスジェンダーの権利の問題など多岐にわたる作品を展示する。

FESTIVAL FRUEZINHO 2023

7/8より、FESTIVAL FRUEZINHO 2023が開催。東京、福岡、大阪の3都市をまわる。立川ステージガーデンでは青葉市子やイ・ラン、大阪ユニバースでは角銅真実&古川麦などが出演する。イ・ランは3年半ぶりの来日。

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