2023年11月号
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詩人や批評家としても活躍し今年他界した福間健二監督作『きのう生まれたわけじゃない』が11/11公開。家や学校から自由になりたい中学生と、妻を亡くした77歳の元船乗りの老人の交流を描く。幼い頃から舞台などで活躍しているくるみが主人公を、老人役を福間自身が演じる。
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2023年11月11日(土)よりポレポレ東中野ほか全国順次公開
© 2023 tough mama
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葉山莉子著『ティンダー・レモンケーキ・エフェクト』がタバブックスより刊行。Tinder上で「日記」と名乗り、多い時には 100人あまりと日記を送りあう。恋、狂気、ユーモア、批評、さらに性を真正面から語る、自立した女性の痛快な日記。
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中村佑子『わたしが誰かわからない ヤングケアラーを探す旅』が刊行。ヤングケアラーの取材は困難の果てに中断を余儀なくされた。一体ヤングケアラーとは誰なのか。 取材はいつの間にか、自らの記憶をたぐり寄せる旅に変わり、著者はふたたび祈るように書きはじめた。
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渋谷パルコ50周年を記念した展示、『「パルコを広告する」 1969 – 2023 PARCO広告展』が11/17〜12/4に開催。上野千鶴子&はらだ有彩、椹木野衣&菅付雅信、野宮真貴&千葉雅也、布施琳太郎&野村由芽がゲストキュレーターを務め、4つの年代にわけて作品を展示。入場無料。
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映画『パトリシア・ハイスミスに恋して』が公開中。自身の体験から『キャロル』を書いた作家パトリシア・ハイスミス。「私が小説を書くのは生きられない人生の代わり、許されない人生の代わり」と語り、女性たちとの恋愛を隠す生活を余儀なくされた彼女のドキュメンタリー。
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『パトリシア・ハイスミスに恋して』
© 2022 Ensemble Film / Lichtblick Film
配給:ミモザフィルムズ
11/3(金・祝)より新宿シネマカリテ、Bunkamuraル・シネマ 渋谷宮下、アップリンク吉祥寺ほか全国順次公開
キャッチコピー:彼女が望んだもうひとつの人生は小説の中にあった
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劇作家で演出家の宮崎玲奈による演劇団体・ムニの新作舞台『ことばにない 後編』が11/9〜19にこまばアゴラ劇場で上演。「日本語で、レズビアンの女性が主人公の物語を書きたい」という思いのもと、約3年間執筆し続けている戯曲の後編を4時間かけて上演。前編の映像上映も。
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社会・日常の”選択”を問い直すマガジン『over and over』の「issue02 東アジアとナラティブ」が今秋刊行。今月17日に映画『キムチを売る女』上映会、18日に大久保にてZINEワークショップ、22日にはcity light bookにてトーク&哲学対話を開催。
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たなかみさき作品展『出力』が11/4〜24に銀座蔦屋書店で開催。「私が日常的に出力(output)しているイラストのデータを形に出力(export)していただいた展示です」。複製原画やZINE、ステッカーなどグッズ販売も。
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「この世界に糸と自分だけになったら、どうやって生き延びるか」をテーマにした、力石咲による滞在制作・展示『ファイバー! サバイバー! ここにある術』が、東京都渋谷公園通りギャラリー交流スペースにて11/11から開催。「残糸」を用いて作品を制作し、その展示を行う。
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《力石咲のワイルドライフ》2020年 「MIND TRAIL 奥大和 心のなかの美術館」展示風景 撮影:忽那光一郎
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果てとチーク『グーグス・ダーダ』が12/14〜北千住BUoYで開催。遠い昔の隕石落下で生じた土壌汚染により、大きく厚い壁と、広大な砂漠に隔てられた、『私たちの国』の”ソト”と”ナカ”。一見平穏な日常の裏にある、諦めと憎しみが充満した社会で、懸命に生きる人々を描く群像劇。
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『即興 ホンマタカシ』が東京都写真美術館にて開催中。約10年ぶりの国内美術館での個展となる本展では、建築物の一室をピンホールカメラに仕立て、世界各地の都市を撮影した〈THE NARCISSISTIC CITY〉など、写真・映像表現にラディカルな問いを投げかける作家の今に迫る。
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ホンマタカシ《New York》、〈THE NARCISSISTIC CITY〉より 2013年 ©Takashi Homma Courtesy of TARO NASU
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岩井俊二監督『キリエのうた』が10/13公開。歌うことでしか“声”を出せない住所不定の路上ミュージシャン・キリエら、苦難に翻弄されながら出逢いと別れを繰り返す4人を描く。主演はアイナ・ジ・エンド。石巻、大阪、帯広、東京を舞台に、13年に及ぶ魂の救済を見つめた物語。
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『キリエのうた』
原作・脚本・監督 岩井俊二
企画・プロデュース 紀伊宗之(『孤狼の血』シリーズ『シン・仮面ライダー』『リボルバー・リリー』他)
出演者:アイナ・ジ・エンド 松村北斗 黑木華 / 広瀬すず
公開表記:2023年 10月13 日(金)全国公開
制作:ロックウェルアイズ
配給:東映
©︎2023 Kyrie Film Band
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テリー・ツワイゴフ『ゴーストワールド』が11/23からBunkamuraル・シネマ 渋谷宮下ほか全国で22年ぶりのロードショー。ダニエル・クロウズのカルトコミックが原作で、ファッションや音楽も含め熱狂的に愛されている本作。世界にうまく馴染めないふたりの少女の分かれ道。
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三軒茶屋の生活工房で『あみきをほどく 家庭用編み機の展覧会』が開催中。各時代の家庭機や編み物、雑誌等を糸口に「暮らし」と「編むこと」の関わりを辿りながら、長らく忘れられてきた家庭用編み機の可能性を再考する。ニットスペース「ほったらかし手編み倶楽部」も関連イベント期間中に併設。
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『ガザ 素顔の日常』が全国の劇場にて緊急上映&再上映が決定。イスラエルが壁で囲み封鎖したため物資は不足し、移動の自由もなく「天井のない監獄」と呼ばれるガザ。その場所で日常を力強く生きようとする人々の姿を描く。「平和が欲しい。ただ普通に暮らしたい。」
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本、映画、音楽から着想を得た作品をつくり続ける山本アマネの個展『スクリーンの中の女たち』を高円寺のAmleteronで開催。観た映画に関することをまとめていたノートから選り抜き1冊にした本『CINEMA NOTE』から「スクリーンの中の女たち」をテーマに原画を展示。11/12まで。
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「自分が住む街の現在・過去・未来へのパスポートに」。三軒茶屋にある書店・twililightから三軒茶屋をテーマにしたポケットブックシリーズ「sanchapbook」が創刊。熊谷充紘『思い出せるなら』に加え、竹中万季『わたしを覚えている街へ』が11月に刊行。
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アーティストと制作したアイテムを通して多様な性愛のかたちを伝えているTENGAのブランド「TXA」が下北沢BONUS TRACKでイベント『アーティストが描く性愛のかたち』が開催。19組のアーティストが性愛をテーマに描き下ろした作品を展示するほか、トークやB&Bでの選書フェアも。
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くぼたのぞみさんと斎藤真理子さんの往復書簡集『曇る眼鏡を拭きながら』が集英社より発行。翻訳家どうしが交わす、知性と想像力にみちたやりとり。息もたえだえの子育て期、藤本和子との出会い、出版界の女性たちの連帯……丹念に紡がれた、記憶と記録のパッチワーク。
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11/3~11/6に、丸の内・銀座・渋谷で『TOKYO FASHION CROSSING』が開催。アニメ、マンガ、ゲームなど、日本独特のカルチャーから影響を受け、ファッションと融合させるブランドや古着屋、メディアコレクティブによる展示&販売エリア「NEO TOKYO CULTURE POP-UP」なども。
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