2023年3月号
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ダリア・セレンコ著『女の子たちと公的機関 ロシアのフェミニストが目覚めるとき』(高柳聡子訳)が2/24にエトセトラブックスより刊行。93年生まれ、ロシアの作家でフェミニストかつ反戦活動家である著者が描くプーチン政権下の「公的機関」で働く女の子たちの物語。
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あっこゴリラがニューシングル『POWER SPOT』をリリース。4月には独立3周年を記念して東京と大阪でワンマンライブも開催。「ライブハウスやクラブでネガティヴなニュースを見る度に〈私たちのsave place 〉を作る意思を改めて形にしたいなと思った」とコメントしている。
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東京大学駒場キャンパスSafer
Spaceにて学術イベント『「レズビアン」の歴史――知、出会い、排斥』が3/21に開催される。女同士の恋愛/性愛/親密な関係とそれを実践する女たちを指す言葉に焦点を当て、包括的な言葉で見落とされがちな欲望や関係に光を当てる。
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アンジェラ・マクロビー著『クリエイティブであれ 新しい文化産業とジェンダー』が2/25に刊行。「自由」や「自己実現」と結びついて若者を魅了するクリエイティブな世界をフェミニズムの視座から批判的に考える。
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長島有里枝『こんな大人になりました』が刊行。ティーンエージャーの息子、生活を共にするようになった恋人。自分だけのために作るナポリタン、国会中継へのやるせない憤り、20年ぶりにこじ開けた鼻ピアス。39歳から49歳までの10年間を記録したレジスタンス・エッセイ。
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映画『飯舘村 べこやの母ちゃん』がポレポレ東中野ほか全国で順次公開。ブランド牛の生産地だった飯舘村は福島第一原発事故後に全村避難が決定。生業を続けた人、やめた人。飯舘村を離れた人、戻った人。古居みずえ監督がそれぞれの選択を描く3時間に及ぶドキュメンタリー。
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ドイツでの高い評価を得た岡田利規作『掃除機』が、KAAT神奈川芸術劇場にて日本”語”初演。本谷有希子が演出を務める。引きこもりの50代娘、無職の40代息子、80代の父親が暮らす家の情景を「掃除機」の目線から描く。音楽は環ROY、出演は家納ジュンコ、栗原類、山中崇ほか。
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Phoebe Bridgers、Julien Baker、Lucy Dacusによる「boygenius」が初のフルアルバム『the record』を3/31にリリース。3人で「世界ヤバくね?」とメールを交換し合ってたときに生まれた曲「Emily I’m Sorry」や彼女たちの絆の強さを物語る「We’re in Love」など全12曲を収録。
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私(わたくし)の記録と記憶のアーカイブプロジェクト・AHA!から『わたしは思い出す』が刊行。大地震後の11年を生きた、ひとりの女性の育児日記。その再読から始まる30万字超の追憶の記録。〈震災〉ではなく〈わたし〉を主語にする、想起と忘却の生活史。現在、刊行イベントや読書会を実施中。
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beabadoobeeが昨年に発表したセカンド・アルバム『Beatopia』以来の新曲「Glue Song」をリリース。アジアとオーストラリアでのツアー中に車の後部座席や旅先で書いたラブソング。ミュージックビデオは故郷であるフィリピンのイロイロ市で撮影。
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中谷いずみ『時間に抗う物語 文学・記憶・フェミニズム』が2/27に刊行。文学や戦前のフェミニズムなどを読み解くことで忘却に抗い、痛みの経験や暴力の痕跡を分かち持つための想像力を呼び起こす文学研究。
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『ジェンダーで学ぶメディア論』が3/20に刊行。業界自体の不平等な構造により男性の側から見た世界観があたかも全体像として発展してきたメディア研究において、ジェンダーの視点から基礎を学ぶ新しい入門書。
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セックスの政治と倫理について考える、アミア・スリニヴァサン『セックスする権利』が2/2に刊行。人種、階級、障害、国籍、カーストなどとの複雑な関係を受け止め、これまでのフェミニストの語りを元に21世紀のフェミニズムをリメイクする。
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マリンバ奏者/アーティストの野木青依による『Cut the Ribbon リボンちょき』が3/15にせんだいメディアテークで開催。野木青依が街で行った”セレモニー”の記録映像を常時上映し「安心の感覚は、自らの身体のみで立ち上がらせる事は可能か?」という問いの実践と共有を行う。
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フィンランドの新鋭ユホ・クオスマネン監督による映画『コンパートメント No.6』が公開中。同国の作家ロサ・リクソムの小説を基に、恋人にドタキャンされ世界最北端の駅へ向かう寝台列車に一人で乗り込んだ学生ラウラを描く。カンヌ国際映画祭グランプリ受賞。
© 2021 – AAMU FILM COMPANY, ACHTUNG PANDA!, AMRION PRODUCTION, CTB FILM
PRODUCTION
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映画『エゴイスト』が公開中。高山真の自伝的小説を松永大司監督が映画化。田舎町でゲイである自分を押し殺して思春期を過ごし、現在は東京で編集者として働く浩輔と、母を支えながら暮らすパーソナルトレーナーの龍太。惹かれ合う2人を描く。出演は鈴木亮平、宮沢氷魚。
© 2023 高山真・小学館/「エゴイスト」製作委員会
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ファッションブランド「HOUGA」が様々な方とのコラボレーションでつくっていく『HOUGA COMMUNE』のイベント第一弾が3/8〜14に伊勢丹新宿店本館2F TOKYO CLOSETにて開催。今回はフラワーアーティストGenki Tanakaとme and youがコラボ。新作のをはじめ多様なアイテムを展開。
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短編映画の遊び場『GINZAZA』のEdition 2:コントロールがSony Park Miniで3/1〜15に開催。10本の短編映画から身の回りに溢れる「コントロール」を探求する。フリーマガジン『ZineZaZa』の配布やGINZAZAメンバーによるオリジナル映像「スイカ割り映画プロジェクト」も。
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「産む」にまつわる物語を問いなおす展覧会『産まみ(む)めも』が3/18から23まで開催。産まない・産みたい・産む・産めない・産もうか…といった複雑な「産む」の向き合い方について、多様な当事者と対話を行い、その協働デザインのプロセスと5組の作家による作品を展示。
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ビジュアルアーティストの姉・Hanaと、シンガー/プロデューサーの妹・Hikamによるオーディオビジュアルユニットtamanaramenの最新EP「はじまり」がリリース、EP収録楽曲「ゆりかご」のMVが公開。「いままでのじぶんの殻を破って、外の世界へと向かっていく、はじまりの物語」
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me and youの竹中万季と野村由芽が、日々の対話や記録と記憶、課題に思っていること、新しい場所の構想などをみなさまと共有していくお便り「me and youからのmessage in a bottle」を隔週金曜日に配信しています。
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