2022年5月号
🎬
エリック・ロメール監督特集上映”四季の物語”(デジタルリマスター版)がヒューマントラストシネマ渋谷で開催中。移ろう四つの季節を舞台を変えながら美しい景色と共に描いた、『春のソナタ』『夏物語』『恋の秋』『冬物語』を上映。
📚
山崎まどかの『真似のできない女たち ─21人の最低で最高の人生』が刊行。燃えるように生き抜いた女性たちの姿を紹介。グレイ・ガーデンズの囚われ人、イディ・ブーヴィエ・ビールや、路上で死んだフォーク・シンガー、カレン・ダルトンなど。
♫
Sharon Van Ettenのニューアルバム『We’ve Been Going About This All Wrong』がリリース。母性、愛、恐怖、コントロールできること/できないこと、多くのトラウマに悩まされる世界で人間であることの意味。「このアルバムは、初めから終わりまで、エモーショナルな旅」
💘
川崎に産後ケアリゾート「HOTEL CAFUNE」がオープン。産後ケアリゾートとは、出産後の母親の心身をケアして回復へ導いたり、家族が安心して育児に取り組めるようにサポートするための宿泊施設のこと。龍崎翔子が代表を務めるL&Gグローバルビジネスがプロデュース。
🖼
『END展 死から問うあなたの人生の物語』がiTSCOM STUDIO & HALL 二子玉川ライズで開催。死や人生に関する問いを軸に、テーマと関連する「名作マンガの1シーン」をセットで展示。出展作家は五十嵐大介、dividual inc.(ドミニク・チェン+遠藤拓己)、しりあがり寿など。
💘
過去と向き合い未来を志向するためのムーブメントD2021と、福島で酒造りを行うhaccobaのコラボライブイベント『D-composition』が5/22に神田で開催。Gotch、Miru Shinoda、永井玲衣、SubtleControlのパフォーマンス、小林うてなや本田ゆかのライブ、古川日出男の朗読など。
📚
劇作家・根本宗子が23歳のとき、劇団公演のために演劇作として書き下ろした『今、出来る、精一杯。』。自身にとって、「どんなに劇作を続けて技術が上がっても常に自分のライバルはこの作品」だったという特別な作品に、10年の時を経て新たな言葉を吹き込み、小説化。
📚
清水晶子『フェミニズムってなんですか?』が文春新書から刊行。エッセンシャルワーカーとケア、オリンピックとセクシズム、インターセクショナリティ、Black Lives Matter、性と身体、中絶と性暴力、LGBTQ∔、#MeToo。身近なニュースやドラマからフェミニズムを学ぶ一冊。
💘
編み目の数だけ、歩みの分だけ、誰かを想って生まれるニットという存在。YUKI FUJISAWA冬の代表作、アランニット小物の予約を5/15まで受付中。一つひとつ職人の手で編み上げ、オーダーの数だけ制作。地層のようにきらめきを重ね、あらゆる境界を超えていくようなプロダクト。
📚
音楽家・宮沢和史が沖縄戦の生存者から聞いた話に衝撃を受け、迷いながらも制作・発表した“島唄”から30年。『沖縄のことを聞かせてください』が双葉社から刊行。沖縄と関わってきた思いを綴るエッセイと、20代~90代まで、それぞれの場所で「沖縄」を生きる10人との対談を収録。
🖼
KEN NAKAHASHI にてヨーガン・アクセルバルの個展『Looking Up』が5/13〜6/12に開催。パンデミックや癌の闘病の最中において制作を続けた新たな連作。「移動の自由、知らない国や文化の探索、遠く離れた友人や家族に会う可能性などに想いを馳せながら、進み続けていくために」
♫
やくしまるえつこメトロオーケストラ新作“僕の存在証明”が配信スタート。同曲は『輪るピングドラム 劇場版 RE:cycle of the PENGUINDRUM』の後編主題歌。
「祭壇はなく、断罪だけがある。幸いはなく、弾丸だけがある。それでも僕らは、生存戦略する」(やくしまるえつこ)
🎭
山田由梨が作・演出した演劇公演『わかろうとはおもっているけど』が国際交流基金YouTubeにて無料配信中。「女性」と「男性」の「わかりあえなさ」を「わかりあおうと」した先にあるものを問いかける。英語、フランス語、ロシア語、中国語、スペイン語、日本語の字幕付き。
🎬
🎬女性たちの生き方を真摯に見つめ多くの映画監督に影響を与えてきたシャンタル・アケルマンの映画祭が開催。主婦の反復する日常を描いた『ジャンヌ・ディエルマン ブリュッセル1080、コメルス河畔通り23番地』ほか 『私、あなた、彼、彼女』『アンナの出会い』など5作品を上映。
🎬
🎬映画監督・空音央と映画キュレーター・増渕愛子がキュレーションする短編映画の遊び場『GINZAZA(ギンザザ)』が5/3〜16に開催。井戸沼紀美が編集、真崎嶺がデザインするフリーマガジン「ZineZaZa」も配布するほか、濱口竜介と上映作品を掘り下げるトーク映像も公開中。
newsletter
me and youの竹中万季と野村由芽が、日々の対話や記録と記憶、課題に思っていること、新しい場所の構想などをみなさまと共有していくお便り「me and youからのmessage in a bottle」を隔週金曜日に配信しています。
me and you shop
me and youが発行している小さな本や、トートバッグやステッカーなどの小物を販売しています。
売上の一部は、パレスチナと能登半島地震の被災地に寄付します。
※寄付先は予告なく変更になる可能性がございますので、ご了承ください。