2022年12月号
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恋愛感情を抱かない蘇畑佳純(そばたかすみ)が周囲と向き合いながら自分自身を見つめる姿を描く、映画「そばかす」が現在公開中。出演は、三浦透子、前田敦子、伊藤万理華ほか。監督は玉田真也。三浦透子が歌う主題歌の作詞作曲は塩塚モエカ(羊文学)が手がける。
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ガラスの作品を発表するアーティスト、和田朋子の個展 『hope』が、東京虎ノ門 CURATOR’S CUBEにて12/10~12/25に開催。作家自身が「部屋」と呼んでいる、これまで数多く作ってきたガラスの箱状の作品をメインに、高さ15cm〜30cmほどの作品十数点を展示・販売。
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ウェンデリン・ファン・オルデンボルフによるアジア初の個展「柔らかな舞台」が東京都現代美術館にて開催中。女性の文筆家たちによる女性の社会的地位や性愛、戦争などの問題に切り込んだテキストを取りあげた新作を含む6点の映像作品が展示される。
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『XD MAGAZINE』VOL.6のテーマは「贈る」。のん(女優・創作あーちすと)巻頭インタビュー(聞き手・文:me and you 野村由芽)の他、「35人の贈り物」の企画には、植本一子、林央子、haru.、藤澤ゆき、藤原麻里菜、文月悠光、和田彩花、脇田あすかなどが参加。
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性暴力や性的同意に関する情報を配信するNPO法人 mimosasの新グッズが発売開始。「NO MEANS HELL NO」「YES MEANS HELL YES」という刺繍があしらわれた2種類のキャップ。性的同意の重要性を広めていく一歩に。
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レズビアン女性の恋愛を描いた『作りたい女と食べたい女』によるチャリティプロジェクトが開始。物語の中だけでなく、誰もが結婚を選択できる世界を目指してキャラクターグッズを販売。売り上げは公益社団法人 Marriage For All Japan へと寄付されます。
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『きみの鳥はうたえる』などで知られる三宅唱監督最新作『ケイコ 目を澄ませて』が12/16公開。岸井ゆきの演じるケイコが、様々な感情の間で揺れ動きながら目を澄ませて闘う姿を16mmフィルムで描く。聴覚障害のある元プロボクサー・小笠原恵子の自伝が原案。
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アニー・エルノーの実体験に基づく短編小説をオードレイ・ディヴァン監督が映画化した『あのこと』が12/2公開。1960年代、中絶が違法だったフランスで、大学生アンヌは予期せぬ妊娠に狼狽するも夢と学位のために独りたたかう。サイトでは野村由芽もコメントを寄せている。
© 2021 RECTANGLE PRODUCTIONS – FRANCE 3 CINÉMA – WILD BUNCH – SRAB FILMS
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米国在住ライター竹田ダニエルの著書『世界と私のAtoZ』が講談社より刊行。ジェンダー問題、人種差別、政治的分断……。地球規模での環境の変化を前に特に切実な危機を感じているZ世代を当事者として考察し、どんな思いで世界を見つめているか綴ったエッセイ。
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チーム・チープロのダンス作品『京都イマジナリー・ワルツ』を横浜で再演。緊急事態宣言発令後に誰もいない街中で一人で想像上の誰かとワルツを踊り、それを記録するという試みからうまれた作品。京都の街、女性の身体への眼差し、踊りを生み出す「重さ」に批評的に迫る。
写真:岡はるか 提供:KYOTO EXPERIMENT
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韓国人の母とアメリカ人の父を持つJapanese Breakfastのミシェル・ザウナーによる回顧録『Hマートで泣きながら』。「Hマート」はアジアの食材を専門に扱うアメリカのスーパーマーケット。母を亡くした彼女を癒したのは韓国料理だった。
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反トランス差別ZINE「われらはすでに共にある」が刊行。トランス差別が蔓延する現在において、抵抗のための言説や当事者の証言、映画・ブックガイドなど多岐にわたる内容でトランスのリアルに触れる。現在進行形の加害を食い止めるための実践。
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アメリカン・ドキュメンタリーの金字塔とも呼ばれるメイズルス兄弟の『セールスマン』が11月26日より劇場公開。60年代後半のアメリカで低所得層に向けて豪華版聖書を売るセールスマンを通して物質主義的社会の矛盾を描く。
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me and youの竹中万季と野村由芽が、日々の対話や記録と記憶、課題に思っていること、新しい場所の構想などをみなさまと共有していくお便り「me and youからのmessage in a bottle」を隔週金曜日に配信しています。
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