2022年10月号
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📚『ポリティカル・コレクトネスからどこへ』が発売中。SNS普及以降たびたび耳にする「ポリティカル・コレクトネス」というキーワードをもとに、包括的な差別禁止法がないことなど、研究者の立場から現代の諸問題を考える。
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岩川ありさ『物語とトラウマ-クィア・フェミニズム批評の可能性-』が刊行。トラウマという語ることがむずかしい経験を語るために物語があるのだということを、そして何より新たな対話の可能性を信じるすべての人におくる、気鋭の研究者による画期的な文学論。
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KEN NAKAHASHIで松下真理子企画の二人展『生命』 を開催(9/23〜10/23)。我々の生きるこの時代への危機意識、フェミニズムやポスト植民地主義への松下の問いを発端に、日本では初展示となるアマポーラ・プラダの映像作品を数多く紹介。新宿デカメロンとの二ヶ所同時開催。
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アマポーラ・プラダ《Direction: North》(2006年)パフォーマンス、ビデオ(4分37秒、Collage by Omar Lavalle)© Amapola Prada
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クィアについて語り合うことで変革の力やコミュニティの結びつきを強くすることを目的にスタートした「イソップ クィアライブラリー」が日本初開催(Aesop新宿店は10月12〜16日、心斎橋店は20〜24日)。クィアたちの声を取り上げる「読書サロン」の主宰である安田葵が選書。
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アート、ファッション、エンターテインメント、テクノロジーなど、多様なカルチャーが混ざり合うクリエイターの祭典〈P.O.N.D.〉が渋谷PARCOで10/17まで開催。川谷光平やHana Yamamotoなどの展示、肌蹴る光線による「マタンギ / マヤ / M.I.A.」上映会、CREATOR‘S MARKETなど。
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Voice Up Japan ICUが、「ヒップホップとジェンダー」のオンラインイベントを10/14に開催。ラッパーでフェミニストのあっこゴリラを迎えて、ミソジニックな側面やホモフォビックな側面もあるヒップホップカルチャーをフェミニズムの視点から捉える。
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映画『マイ・ブロークン・マリコ』が上映中。物語は、ある日シイノが親友・マリコの転落死を知るところから始まる。平庫ワカによる原作をタナダユキ監督が実写化。発売中の漫画『マイ・ブロークン・マリコ』は、重版分の売り上げの一部を自殺防止支援団体に寄付する。
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ベルリンと東京でジュエリーを用いた制作活動を行う小川直子の個展 『Reflection』が、ギャラリードゥポワソンで10/7〜開催。「ここ数年の社会情勢と、それに対する人々の行動」を着想のきっかけに、「自己肯定/自己認識」にまつわるプロジェクトを3つの異なる方法で展示。
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normal screenとloneliness booksによる韓国クィアカルチャーのイベント・道をつくるが、10/9,10に開催。日本末公開の映画上映やジェンダー/セクシュアリティに関するトークのほか、韓国と日本のクィアコミュニティに作品を残したジョン・ナファンのポスター展示なども。
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🎬クロード・ミレール映画祭が開催中。繊細でありながらエネルギッシュに生きる若者の心情や、人間の心に潜む複雑な感情を好んで撮ったミレール生誕80周年を記念し、全国順次公開。『なまいきシャルロット』『勾留』『伴奏者』『ある秘密』の4作品をHDリマスター版で一挙公開。
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伊藤紺の歌集『肌に流れる透明な気持ち』(2019年)、『満ちる腕』(2020年)の新装版が短歌研究社より発売中。『肌に流れる透明な気持ち』には「ひさしぶりに会うたびきみは生きていて新鮮さに泣きそうになる」など60首を収録。ブックデザインは脇田あすか。
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スポーツバーを舞台に、日常の生活に蔓延する女性蔑視や人種差別、労働問題に友情と信念で立ち向かう女性たちを描いた映画『サポート・ザ・ガールズ』が10/7より公開。配収の一部はJapanese Film Projectへ寄付も。10/10の上映終了後はme and you野村・竹中がトークに登壇。
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映画雑誌『ムービーマヨネーズ3』が刊行。特集は「映画とお仕事 映画をとりまく仕事・労働・ハラスメント」。『アザー・ミュージック』『サポート・ザ・ガールズ』の公式パンフレットも兼ね、岡田育、佐久間裕美子、田中東子、長谷川町蔵の映画評やコラム、論考などを掲載。
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me and youの竹中万季と野村由芽が、日々の対話や記録と記憶、課題に思っていること、新しい場所の構想などをみなさまと共有していくお便り「me and youからのmessage in a bottle」を隔週金曜日に配信しています。
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