💐このページをシェア

2024年1月号

カルチャートピックス

1月、睦月、January! 新しい一年が始まりました。今月チェックしたい映画・ドラマ・本・音楽・展覧会・イベントなどをme and you編集部が選んでお届けします。随時更新! このコーナーにリリース情報や展示情報などを送りたい場合は、こちらからどうぞ。

『哀れなるものたち』

ヨルゴス・ランティモス監督最新作、映画『哀れなるものたち』が1/26公開。主演、プロデュースはエマ・ストーン。不幸な若い女性ベラは自ら命を絶つが、風変わりな天才外科医によって蘇生する。時代の偏見から解放され、平等や自由を知ったベラは驚くべき成長を遂げていく。


『哀れなるものたち』
配給:ウォルト・ディズニー・ジャパン
©2023 20th Century Studios. All Rights Reserved.

『ミツバチと私』

エスティバリス・ウレソラ・ソラグレン監督『ミツバチと私』が公開中。自身の性をめぐって周囲からの扱いに困惑し、悩み心を閉ざしていた主人公。母、祖母ら3世代の視点を交えて、接し方に葛藤する家族との関係性を描く。「生まれ変わったら、女の子になれるかな?」


2024.1.5(金)新宿武蔵野館、ヒューマントラストシネマ渋谷ほか全国順次公開
© 2023 GARIZA FILMS INICIA FILMS SIRIMIRI FILMS ESPECIES DE ABEJAS AIE

『僕らの世界が交わるまで』

A24製作の映画『僕らの世界が交わるまで』が1/19公開。DV被害に遭った人々のためのシェルターを運営する母・エヴリンと、ネット配信で人気の高校生ジギー。すれ違う親子がたどり着くお互いへの想いとは。俳優のジェシー・アイゼンバーグ初監督・脚本。


© 2022 SAVING THE WORLD LLC. All Rights Reserved.

『ガザ・サーフ・クラブ』

フィリップ・グナート、ミッキー・ヤミネ監督『ガザ・サーフ・クラブ』が1/13より緊急公開。世界最大の「天井のない監獄」に閉じ込められたガザの若者たちに人気だったのは、他のどのスポーツよりも自由や積極性を体現するサーフィンだった。


2024年1月13日(土)シアター・イメージフォーラムほか全国順次ロードショー
© Niclas Reed, Middleton Little Bridge Pictures

『彼方のうた』

『春原さんのうた』の杉田協士監督最新作『彼方のうた』が1/5公開。書店員の春は駅前のベンチに座っていた雪子に道を尋ねるふりをして声をかける。春は雪子の顔に見える悲しみを見過ごせずにいた。一方で春は剛の後をつけながら、その様子を確かめる日々を過ごしていた。

『○月○日、区長になる女。』

杉並区在住の劇作家・演出家のペヤンヌマキが監督を務め、2022年の杉並区長選挙を記録したドキュメンタリー『映画 ◯月◯日、区長になる女。』がポレポレ東中野にて1/2公開。僅差で当時の現職を破り区長となった岸本聡子と、彼女を支えた住民たちに密着した。

『コロカラBOOK』クラウドファンディング

全国の中学生に包括的性教育の教材『コロカラBOOK』を届けるプロジェクトが、1/15(月)までクラウドファンディングを実施中。教材ではからだの変化や生殖のしくみだけでなく、からだの権利・ジェンダー・性の多様性・コミュニケーション・性暴力など幅広い分野の知識を扱う。

瀬尾夏美『声の地層 災禍と痛みを語ること』

瀬尾夏美『声の地層 災禍と痛みを語ること』が刊行。震災、パンデミック、戦争、自然災害。旅先や日常生活で聞いた語りから生まれた「物語」と、語りの場を振り返るエッセイ「あとがたり」。痛みの記憶を語る人と聞く人の間に生まれた「無名の私たち」の記録。絵画多数掲載。

『Call If You Need Me: feminism, sexuality, care』

惠愛由(BROTHER SUN SISTER MOON)・井上花月(Laura day romance)のPodcast『Call If You Need Me』から生まれたZINEが発売。フェミニズム・セクシュアリティ・ケアの3つのテーマで話されたトークが収録されるほか、交換日記、会話の中に登場した作品・書籍のリストも。

👀過去のカルチャートピックスを見る

newsletter

me and youの竹中万季と野村由芽が、日々の対話や記録と記憶、課題に思っていること、新しい場所の構想などをみなさまと共有していくお便り「me and youからのmessage in a bottle」を隔週金曜日に配信しています。

support us

me and youは、共鳴を寄せてくださるみなさまからのサポートをとりいれた形で運営し、その一部は寄付にあてることを検討中です。社会と関わりながら、場所を続けていくことをめざします。 coming soon!