2023年2月号
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フランソワ・オゾン監督『すべてうまくいきますように』が公開中。人生を謳歌していた85歳のアンドレは脳卒中で倒れて体が不自由になり安楽死を望む。順調に回復するも人生を終わらせようとするアンドレの決断と、葛藤しながら向き合おうとする娘を描く。
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SWAQがFashion Swap Partyを2/23にSchmatz中目黒6Fで開催。 家に眠っている服や小物を持参しそのものについてのストーリーやメッセージを添えて提供すると、持ってきた点数分ほかの参加者が提供したものを持ち帰れる、物々交換のパーティ。DJやプラントベースのフードも。
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大きな主語で語られ、世の中で幅を利かせる「普通の家族」をめぐる言説。その違和感を「父ではない」ライターの武田砂鉄が遠巻きに考えてみた一冊『父ではありませんが 第三者として考える』が集英社より刊行。「ではない」立場から見えてきたこととは。
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社会にうまく馴染めない10人がアクティング・クラスに通いはじめる、ニック・ドルナソ著・藤井光訳『アクティング・クラス』。ポップで不穏な絵柄とともに、次第に現実と演技の境界が曖昧になっていく様子を描いたグラフィックノベル。
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島田隆一監督によるドキュメンタリー映画『二十歳の息子』が、2/11よりポレポレ東中野ほかで全国順次上映。「父親」になったゲイの男性と、児童養護施設で育った「息子」。「普通」とは違う、二人だけの「家族」のつながりのあり方を手探りで踏み出した日々の記録。
画像:© JyaJya Films
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他者とのコミュニケーションの中で生じる不均衡をテーマとした作品を発表する百瀬文の個展『口を寄せる』が十和田市現代美術館で開催中。新作《声優のためのエチュード》のほか、性別や世代の異なる他者との関係やその背後にある見えない存在や抑圧が映し出された作品を出展。
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国立映画アーカイブで『日本の女性映画人(1)――無声映画期から1960年代まで』が2月7日〜開催。無声映画期から1960年代以前にキャリアを開始した女性の映画人が手がけた作品を対象に、計81作品を上映。これまで見過ごされてきた、日本における女性の映画人の歩みを振り返る。
画像:『お父さんの歌時計』(1937年)
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