2023年10月号
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映画『シック・オブ・マイセルフ』が10/13公開。少なからず誰もが持つ承認欲求を切り口に、何者にもなれない主人公が嘘や誇張を重ね、人に注目されるための「自分らしさ」を追い求めるあまりに自身を見失っていく様を描く。『わたしは最悪。』制作陣の新作。
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『シック・オブ・マイセルフ』
絶賛公開中
配給:クロックワークス
© Oslo Pictures / Garagefilm / Film I Vast 2022
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チェコ60年代ヌーベルヴァーグの傑作と言われる映画『ひなぎく』が10/14〜イメージフォーラムにて上映。実験的な効果音や光学処理、唐突な場面展開などさまざまな手法で、姉妹と偽るマリエ1とマリエ2の物語を描く。
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『ひなぎく』
監督:ヴェラ・ヒティロヴァー
配給:チェスキー・ケー
©:State Cinematography Fund
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ルーシー・デラップ著、幾島幸子訳『フェミニズムズ』が明石書店より10/31刊行。フェミニズムは長らくジェンダー正義を追求してきたが、そこにはしばしば対立も伴った。普遍的な定義に依拠しないフェミニズムズの探求へと誘う、グローバル・ヒストリーの新たな挑戦。
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「2000年代韓国文学における最も美しい小説」と呼ばれる『百の影』(ファン・ジョンウン著、オ・ヨンア訳)が亜紀書房より10/25に刊行。強大な力によってかけがえのない日常を奪われながらも、ひたむきに生きる2人のあたたかで切ない恋物語。
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日記や散歩からクリエイションを行うパフォーマンスコレクティブ、バストリオの『一匹のモンタージュ リクリエーション』がこまばアゴラ劇場で上演。「一匹たち」がたくさんの時間の中で見落としたこと、覚えていること。21日のアフタートークにはme and you竹中が登壇。
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クィア・トリップ #0「クィアとして生き延びるための実践としてのトリップ」が10/13に北千住BUoYで開催。クィアな視点から見た文化芸術や、世界各地のクィアなスポット、コミュニティ探訪について話すシリーズ。今回は鈴木みのりがNYでの経験について話す。聞き手は野村由芽。
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デニムにまつわるアート作品を展示する『SETO INLAND LINK』が10/7~10/9に岡山県倉敷市美観地区で開催。倉敷市の児童発達支援・放課後等デイサービスに通う子どもたちと作品をつくった津野青嵐と、“現代の襤褸” を制作した八木華によるデニム素材を軸とした初の合同展が実現。
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