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2022年2月号

カルチャートピックス

2月、如月、February! まだまだ寒い日がつづきますね。今月チェックしたい映画・ドラマ・本・音楽・展覧会・イベントなどをme and you編集部が選んでお届けします。随時更新! このコーナーにリリース情報や展示情報などを送りたい場合は、こちらからどうぞ。

『クラム』

アメリカのアンダーグラウンド・コミックを代表する一人である漫画家/イラストレーター、ロバート・クラムのドキュメンタリー『クラム』が2月18日公開。監督は、クラムとバンド「チープ・スーツ・セレネーダーズ」で活動し、『ゴーストワールド』を撮ったテリー・ツワイゴフ。

『ひと夏のときめき、ジェンダーのゆらめき』

早稲田松竹で『ひと夏のときめき、ジェンダーのゆらめき』特集と題して『トムボーイ』(セリーヌ・シアマ監督)『Summer of 85』(フランソワ・オゾン監督)『ジュ・テーム・モワ・ノン・プリュ 4K完全無修正版』(セルジュ・ゲンズブール監督)の3作品が2月26日〜3月4日上映。

『人種差別をしない・させないための20のレッスン アンチレイシストになろう!』

ティファニー・ジュエル『人種差別をしない・させないための20のレッスン』(DU BOOKS)が発売。なぜ人種差別(レイシズム)は存在するの?なくすにはどうしたらいい?レイシズムを一から理解するためのビジュアルブック。日本版解説は安田菜津紀さん、翻訳はきくちゆみこさん。

Animal Collective『Time Skiffs』

Animal Collectiveの2016年以来の最新作『Time Skiffs』がリリース。「アルバムに収録された9曲は、ラブレターであり、遭難信号でもあり、空中観察であり、リラックスした楽曲群でもあり、人間関係や子育てなど、大人の悩みを抱えるようになった4人が集めたメッセージでもある」

『ハム・オン・ライ』

小さな町の閉塞感と10代の焦燥感、戸惑いと躊躇い、不安と抵抗。ハル・ハートリーも大絶賛したというタイラー・タオルミーナ監督『ハム・オン・ライ』が2月11日・20日の2日限定で大阪シネ・ヌーヴォにて上映。上映後、11日は監督が、20日には山崎まどかさんによるトークも。

Big Thief『Dragon New Warm Mountain I Believe in You』

「バンドとして私たちを結びつけているものの1つは、純粋な魔法」(Adrianne Lenker)。グラミーにもノミネートされたバンドBig Thiefが2枚組最新アルバム『Dragon New Warm Mountain I Believe in You』をリリース。異なる4カ所で行われたレコーディングから20曲を収録。

『わたしはラップをやることに決めた フィメールラッパー批評原論』

つやちゃんによる『わたしはラップをやることに決めた フィメールラッパー批評原論』(DU BOOKS)が発売。顧みられる機会が少なかった女性ラッパーの功績を明らかにし、ヒップホップ界のジェンダーバランスにも言及。COMA-CHI、valkneeへのインタビューも。

SINA SUIEN『刺繍百花子』

SINA SUIENが2021年12月に行った、舞城王太郎さんによる物語、佐内正史さんが即興撮影を行う新作発表会『刺繍百花子』。その際に発表されたすべての衣装の展示・オーダーメイド特別受注会を2月9日~20日に開催。13日には小林エリカさんとデザイナー有本ゆみこさんのトークも。

『青と緑 ヴァージニア・ウルフ短篇集』

ウルフ短篇小説の珠玉のコレクション『ブックスならんですわる 01 青と緑 ヴァージニア・ウルフ短篇集』(亜紀書房)が発売。編・訳は西崎憲さん。「青と緑」「キュー植物園」「外から見たある女子学寮」などが収録。

『そしてキアロスタミはつづく デジタル・リマスター版特集上映』

『友だちのうちはどこ?』にはじまるジグザグ道三部作や、カンヌでパルムドールを受賞した『桜桃の味』などで知られる、イランの監督アッバス・キアロスタミ。下高井戸シネマで『そしてキアロスタミはつづく デジタル・リマスター版特集上映』が2月19日から3月4日まで開催。

ハンカチ文集『here and there bis 2022』

林央子さんによる個人雑誌『here and there』のスピンオフ企画として生まれた、アマリア・ウルマンの映画『エル プラネタ』を題材にしたハンカチ文集『here and there bis 2022』。参加アーティストは磯谷博史さん、田幡浩一さん、haru.さん、デザインは小池アイ子さん。「twililight」などで発売中。※限定販売のため売切の可能性もございます。

Homecomings「アルペジオ」

Homecomingsの「アルペジオ」がリリース。誰かとの関係性、未来、恋などの悩みに今すぐ答えを見つけなくていいのかもしれない、勘違いとも本当のものとも決めてしまわなくていいのかも、という考えを歌にしたとのこと。広瀬アリスさん主演ドラマ『失恋めし』の主題歌にも。

トークシリーズ『つくる理由』vol.1 林央子+保里尚美

『つくる理由』の著者、林央子さんがいま気になるお相手と開かれた対話を行うトークシリーズ『つくる理由』。vol.1は「ファッションは暮らしからはじまる」という部分で共通点がある『働くセーター』の保里尚美さんをお迎えして2月13日にオンラインで開催。企画はtwililight。

日坂奈央『lukewarm water』

服飾作家・日坂奈央さんのポップアップ 『lukewarm water』がラフォーレ原宿の「SHEEP」で2月1日から18日まで開催。38℃くらいのニットやパンツ、ワンピース、ヘアピン、ポシェットなどが並ぶそう。小池アイ子さんがデザインした読める布団 『愛まみれ』も展示。

『第14回恵比寿映像祭「スペクタクル後」』

『第14回恵比寿映像祭「スペクタクル後」』が東京都写真美術館で2月4日から20日まで開催。石原海さん、小田香さん、アマリア・ウルマン、アノーチャ・スウィチャーゴーンポン等による上映のほか、映像作家・遠藤麻衣子さんによるオンライン映画プロジェクトも。

『ひかり探して』

パク・チワン監督長編デビュー作『ひかり探して』が公開中。遺書を残して絶壁から消えた少女、人生の淵に立ちながら事件を追跡する刑事、少女に関わる目撃者。逆境や絶望の淵に立つ彼女たちの選択を描いた連帯の物語。『第57回百想芸術大賞 映画部門 最優秀脚本賞』受賞ほか。

『フレンチ・ディスパッチ ザ・リバティ、カンザス・イヴニング・サン別冊』

ウェス・アンダーソン監督『フレンチ・ディスパッチ ザ・リバティ、カンザス・イヴニング・サン別冊』が1月28日より公開中。物語の舞台は20世紀フランスの架空の街にある編集部。編集長をビル・マーレイが演じるほか、レア・セドゥ、ティモシー・シャラメなどキャストも豪華!

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