2022年11月号
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母娘の一筋縄ではいかない関係性を描いたドキュメンタリー『グレイ・ガーデンズ』が11月26日より公開。ボロボロの屋敷で喧嘩もしながら個性的なファッションを楽しむ二人の様子は多くのクリエイターを魅了する。
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「私は今も踊り場に立っているのだ。幼い自分を受け止めて、彼女が生きる世界を変えるために。」(「痛みという踊り場で」)詩人・文月悠光の第4詩集『パラレルワールドのようなもの』が思潮社より刊行。装幀は川名潤、カバー写真は小山泰介。帯文は小池昌代、夏木マリ。
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佐久間裕美子が主宰する「Sakumag Collective」が『We Act! #3 男性特権について話そう』を出版。「男性特権」をめぐる座談会やエッセイ、アンケートを掲載。「私たちがコレクティブの中で交わした会話や一緒に考えたことを共有することで、対話の糸口を作ることができたら」
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『シスター 夏のわかれ道』が11/25に公開。揺れ動く中国社会の一人っ子政策と家父長制の影に切り込み、本国ではSNSで「#SISTERをどう評価するか」「#個人の価値は家族の価値より大切なのだろうか?」と全土で社会現象に。迷いながらも現代を生きる私たちに勇気をくれる物語。
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ritsuko karita 23SS collectionの展示受注会が開催。テーマは“Another self looking at me”、「もうひとりの自分が自分をみている」。トラン・アン・ユン監督「青いパパイヤの香り」・中国とフランスの画家 「SANYU 常玉」の作品を眺めながら生まれたコレクション。
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街であがいてる人たちのための開かれたプラットフォーム『水平都市(FLATLINE CITY)』が11/11〜13に北千住BUoY、元映画館で開催。映画上映、ラウンドテーブル、パフォーマンスを含む領域横断的なアートフェスティバルを通じて複合的に都市/身体/文化/政治を思考することを試みる。
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米山ミサのソロユニット、浮(ぶい)のアルバム『あかるいくらい』がリリース。アレンジは藤巻鉄郎(ドラムス)、服部将典(コントラバス)との「浮と港」によるアンサンブル。録音・マスタリングは宇波拓。パッケージデザインは横山雄。投げかけられた光と影、消えない余韻。
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石田真澄と夏帆による写真展「otototoi」が10/20〜11/22に開催。夏帆の「“日常のなかの揺らぎときらめき”をとらえた写真集を作りたい」という思いから30歳になるまでの2年間を石田が追い続けた。共同作業によって生まれたふたりの時間「もうひとつのおとととい」。
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永原真夏の4年ぶりのフルアルバム『imagination』が完成。制作期間がコロナ禍の2年間だったこともあり、「これがなくては本当に日々が荒んでいってしまう」と改めて思ったことの全てが詰まった11曲を収録。11月~12月には東名阪含む全国8カ所を回るリリースツアーを開催。
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アニエス・ヴァルダによる劇映画の最高傑作とも呼ばれている『冬の旅』。放浪の末に凍死した18歳の女性を、道中に出会った人の語りによって辿っていく。歳月を経て劇場公開に至った「漂流する女性」映画の金字塔。
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劇作家で演出家の宮崎玲奈による演劇団体・ムニの新作舞台『ことばにない 前編』が東京で11/3〜13、京都で11/26〜28に上演。「日本語で、レズビアンの女性が主人公の物語を書きたい」という思いのもと、約3年間執筆し続けている戯曲の前編を4時間かけて上演。
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